ガラスの破壊と強度 -板ガラスの破壊現象と強度測定法-

55,000 円(税込)

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開催日 10:00 ~ 17:00 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 無機材料   機械材料   機械加工・生産
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません。

★ 難解なガラスの破壊、強度に関する情報を整理!

セミナー講師

GMS研究所 代表 博士(工学) 荒谷 眞一 氏 (元・セントラル硝子(株)、元・帝京大学)

セミナー受講料

1名につき 55,000円(消費税込、資料付)〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕

セミナー趣旨

ガラスは、透明で、燃えにくく、経年劣化もほとんどない上に任意の形状に切断できるという特徴をもったすばらしい素材です。その組成や構造を変えることにより、希望の特性を得ることも可能です。一方、ガラスは代表的な脆性破壊を示す材料でもあり、安全性を検討する上で強度や破壊現象の把握は極めて重要です。ガラスの破壊は、ガラス組成、強化度の違い、クラック伝播と分岐、破壊モードや負荷の違い等により大きく異なります。このため、多くのガラス強度測定法が提案されていますが、破壊やクラック伝播の状況を的確に把握するのは簡単ではありません。また、板ガラス商品として多くの商品が市場に出ていますが、それぞれの破壊現象も大きく異なります。ガラス商品の特徴を踏まえた強度評価がそれぞれ必要ですが、意外となされていないのが実情です。この原因として、ガラスの破壊や強度に関する情報は明確に整理されているとは言えず、有効な利用がなされていない点が挙げられます。ガラスの破壊や強度に対してどのように考えるべきか、どのような強度測定を行うべきかという観点でお話します。また、ガラスに関わる多くの皆さんが悩んでいるガラス切断についても簡単にお話します。これらの情報を得ることにより、ガラスに携わっている研究者や技術者に加え、品質管理や他の関連部門の方々にも大いに役立つことを願っています。

セミナープログラム

1.ガラスと破壊の基礎 1-1 ガラスの特徴と利用分野 1-2 板ガラスの主な特性 1-3 脆性破壊と延性破壊 1-4 ガラスの破壊と表面欠陥 1-5 応力と歪2.破壊と強度に寄与する因子 2-1 ガラス組成 2-2 破壊モード 2-3 水分 2-4 圧縮応力と引張応力 2-5 主応力と垂直応力則 2-6 応力拡大係数3.板ガラス商品とその破壊現象 3-1 板ガラスとその破壊現象 3-2 フロートガラスの製造とその破壊現象 3-3 網入りガラスの製造とその破壊現象 3-4 合わせガラスの製造とその破壊現象 3-5 熱強化ガラスの製造とその破壊現象 3-6 化学強化ガラスの製造とその破壊現象4.ガラス強度測定方法 4-1 ガラス強度測定の基礎 4-2 Strength レベル (4点曲げ法,3点曲げ法,同心円負荷曲げ法) 4-3 Safety レベル  (ショットバッグ試験、タイヤ試験、ボール試験) 4-4 Security レベル (防犯試験、防弾試験、台風災害試験,衝撃波試験) 4-5 熱的破壊強度(熱割れ試験,水中投下法)5.ガラス強化と強化メカニズム 5-1 ガラス強化の考え方 5-2 熱強化ガラス 5-3 化学強化ガラス6.ガラス切断 6-1 ガラス切断の考え方 6-2 ガラスカッターによる切断 6-3 切断液(雰囲気)の影響【質疑応答】