自動車騒音の発生メカニズム, (フェーズ3などの)規制強化の動き,遮音・防音対策

66,000 円(税込)

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開催日 9:50 ~ 17:10 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 機械技術一般   自動車技術   環境規格
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません。

★新車への適用,タイヤノイズ規制値,「UN Regulation No.51 03 Series」の「フェーズ3」への対応 ★電動車特有の中〜高周波騒音の特徴とその対策,薄膜やコーティングなどの新しい防音材料

セミナー講師

【第1部】神奈川大学 工学研究所 客員研究員 白橋 良宏 氏【第2部】(株)セキソー 音研究開発部フェロー 博士(工学) 谷本 隆一 氏 【愛知工業大学 名誉教授】 【第3部】元・クラレクラフレックス(株) 新井田 康朗 氏【第4部】東京工業大学 物質理工学院 材料系 助教 博士(工学)  赤坂 修一 氏【第5部】(株)日立製作所 研究開発グループ グリーンインフライノベーションセンタ       コネクティブドライブ研究部 GID2ユニット 研究員 博士(工学) 原 崇文 氏 

セミナー受講料

1名につき66 ,000円(消費税込み,資料付)〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につ60,500円〕

受講について

■ Live配信セミナーの視聴環境について

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セミナープログラム

【9:50〜11:00】第1部 国内外での最新の自動車騒音規制について 〜フェーズ3を含めて〜 講師 神奈川大学 工学研究所 客員研究員 白橋 良宏 氏

【講座の趣旨】 日本の自動車の車外騒音規制は,2016年に国連規則No.51を採用し, 2024年10月から 新型車に対するフェーズ3適用が始まる。 講演では,R51-03の規制内容の解説と,現在,国連WP29/GRBPで議論されている内容 について解説する。【セミナープログラム】1.道路交通騒音の現況  1.1 日本の状況  1.2 欧州の状況

2.自動車騒音規制  2.1 自動車騒音規制の歴史  2.2 UN規則R51−03の概要  2.3 フェーズ3規制

3.UN WP29/GRBPの審議状況

4.道路交通騒音低減に向けて

5.まとめ【質疑応答】

【11:10〜12:40】第2部 車外騒音規制強化と自動車における制振・遮音・吸音技術の概要および車外騒音対策 ●講師 (株)セキソー 音研究開発部フェロー 博士(工学) 谷本 隆一 氏 【愛知工業大学 名誉教授】

【講座の趣旨】車外騒音規制強化(UNR51ー03)の概要を紹介する。その後,制振・遮音・遮音の基礎理論と車内騒音での活用事例を紹介する。つぎに,車外騒音発生のメカニズムと,タイヤ騒音のボデー対策事例について解説する。 【セミナープログラム】1.車外騒音規制UNR51ー03について  1.1 導入の目的  1.2 規制値(UN R51-03)  1.3 規制スケジュール(UN R51-03)  1.4 測定方法2.制振・遮音・吸音基礎理論  2.1 自動車の性能評価  2.2 制振の概要  2.3 吸音・遮音の概要  2.4 遮音理論の基礎,吸音理論の基礎をわかりやすく紹介3.車外騒音発生メカニズム  3.1 音源(タイヤ騒音,エンジン音,吸気音,排気音,他)  3.2 音の流れ(伝達経路)  3.3 ボデーへの音の流れ4.タイヤ騒音によるボデーでの車外騒音対策事例  4.1 前輪前まわりボデー対策  4.2 前輪後まわりボデー対策  4.3 後輪前まわりボデー対策  4.4 後輪後まわりボデー対策  4.5 床下を超えてくる反対側のタイヤ騒音ボデー対策 

【質疑応答】

【13:20〜14:30】 第3部 不織布系吸音材料の自動車分野での利用について ●講師 元・クラレクラフレックス(株) 新井田 康朗 氏

【講座の趣旨】自動車では騒音低減と音響快適化の両面から様々な部位に音対策が講じられていますが,近年はさらなる高性能化と軽量化等の要求を両立させることが求められています。  本講演では,こうした音対策の中で主に吸音材における不織布の役割と素材構成と個別の要求特性,さらに今後の技術方向について,弊社品を含む具体的な事例を挙げながら解説します。 【セミナープログラム】1.不織布の分類と使用素材・製造方法2.自動車における不織布の用途3.自動車用吸音材における不織布の役割と性能  3.1 音に関する基本事項と評価技術  3.2 不織布の基本特性とその利用技術  3.3 性能要求と具体的事例4.部位による個別事例と要求特性  4.1 各種内装  4.2 エンジン周辺5.自動車用吸音材における不織布の課題と可能性  5.1 次世代の方向と性能向上への課題  5.2 不織布における技術進化の展望【質疑応答】

【14:40〜15:50】 第4部 Locally resonant(LR)型音響メタマテリアルの遮音特性 ●講師  東京工業大学 物質理工学院 材料系 助教 博士(工学)  赤坂 修一 氏

【講座の趣旨】メタマテリアルは,対象とする波動(電磁波,音波など)よりも短い周期で構造体を配列した材料であり,負の物性など特異な物理現象を示す。本講演では,音響メタマテリアルの概要と,その一つであるLocally resonant型音響メタマテリアルの遮音材料への適用について紹介する。 【セミナープログラム】1.振動・騒音対策  1.1 制振  1.2 防振  1.3 吸音  1.4 遮音2.音響メタマテリアルとは  2.1 メタマテリアルとは  2.2 音波の伝播挙動  2.3 音響メタマテリアルの分類と研究動向  2.4 負の有効質量と体積弾性率3.Locally resonant(LR)型音響メタマテリアルの遮音特性  3.1 LR型音響メタマテリアルとは  3.2 LR型音響メタマテリアルの振動抑制・遮音特性【質疑応答】

【16:00〜17:10】 第5部 電動車向けパワートレイン(モータ・インバータ)における振動・騒音の発生要因と改善手法 ●講師 (株)日立製作所 研究開発グループ グリーンインフライノベーションセンタ      コネクティブドライブ研究部 GID2ユニット 研究員 博士(工学) 原 崇文 氏

【講座の趣旨】電動化が進む自動車分野では,電動パワートレイン(モータ・インバータ)が採用され,それらに起因した振動・騒音が課題となっている。 本セミナーでは,各種電磁力の発生メカニズムを述べ,それらに対する改善手法の紹介と,日立での改善事例を解説する。 【セミナープログラム】1. 自動車用モータ駆動システムにおける振動・騒音  1.1 CO2排出量削減に向けて加速する自動車の電動化  1.2 自動車の電動化の加速に伴う振動・騒音の課題  1.3 電動車向けモータ駆動システムの紹介  1.4 電動車向けモータ駆動システムにおける振動・騒音対策の難しさ2.モータ駆動システムの概要(モータ・インバータ・制御)  2.1 モータ構造の紹介と最新トピックス  2.2 インバータによるパルス交流電圧生成方法  2.3 モータ駆動システムにおける制御の役割3.モータ駆動システムの振動・騒音の解析手法4.モータ駆動システムの振動・騒音の代表的な改善事例  4.1 ロータの基本波磁束成分によって発生する径方向電磁力  4.2 空間高調波起因の周方向および径方向電磁力  4.3 インバータのPWM方式起因のキャリア電磁力5.日立における改善事例の紹介(モータ・制御)6.まとめ【質疑応答】