湿気・湿度の基礎と調湿システム技術の現状および新規開発調湿剤の調湿機器への新展開

55,000 円(税込)

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開催日 10:00 ~ 16:00 
主催者 (株)R&D支援センター
キーワード 化学技術一般   応用物理一般   環境マネジメント
開催エリア 全国
開催場所 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 

湿気・湿度に関連する物理・化学・生物現象から調湿機器の最新動向まで

~省エネルギー性や脱炭素化に向けての建築物や自動車・電車用調湿機器の新展開および調湿関連産業機器の高度化に向けて~日程が変更になりました 9/3⇒11/12(火)

【アーカイブ配信:11/13~11/22】での受講もお選びいただけます。希望される方は申込フォームにてご選択ください。

セミナー講師

岡山大学名誉教授、津山高専名誉教授、工学博士 稲葉 英男 氏【略歴】1979年3月 北海道大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)1979年4月 カナダ国アルバ-タ-大学 博士研究員1980年4月 北見工業大学工学部機械工学科 助教授1989年4月 岡山大学工学部機械工学科 教授2004年4月 岡山大学工学部副工学部長2005年6月 岡山大学理事・副学長2005年6月 岡山大学付属図書館長2006年4月 岡山大学研究推進・産学官連携機構長2008年4月(独法)国立高等専門学校機構 津山工業高等専門学校校長2013年4月 就実大学・就実短期大学学長2014年4月 就実学園専務理事(併任)2022年11月 秋の叙勲 瑞宝中綬章 受賞現在 岡山大学名誉教授、津山高専名誉教授【著書・論文】・「伝熱工学」(共著)森北出版・「伝熱科学」(共著)朝倉書店・「低温環境下の伝熱現象とその応用」(共著)養賢堂・「冷凍空調工学」(共著)森北出版「伝熱工学」(共著)森北出版、・「寒冷地におけるソ-ラ-システムの技術解説と実用化資料集」(共著)  第一インタ-ナショナル、その他分担執筆26編・学会関連論文(査読付き、主に日本機械学会論文集、ASMEなど)273編・解説記事など(主に日本機械学会誌、日本冷凍空調学会など)92編

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。  メールまたは郵送でのご案内となります。  郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までに郵送いたします。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

セミナー趣旨

 私どもの健康、快適性そして産業分野の省エネルギーや生産性の向上などに、温度制御と並んで湿度制御の多様化は重要な役割を果たしています。しかしながら、湿り空気を構成する水蒸気(極性物質)の特性や他の物質へ及ぼす影響などの理解は不十分に思われます。 近年の情報機器の普及による冷房・除湿需要や建築物・自動車空間の快適性訴求そして化石燃料利用による環境問題(脱炭素)などを勘案した省エネルギーの立場から、特に調湿技術の新展開に対する期待が大きくなっている現状にあります。例えば、改正建築物省エネルギーの施工に伴い高気密断熱建築物の普及に伴って、相対的に換気負荷の増大に伴い、顕熱潜熱分離空調による調湿技術の新たな展開が期待されています。また、自動車や鉄道車両などにおいても、快適換気、安全性(防曇)や省エネルギー性訴求の観点から、新規調湿機器開発への関心が増しています。さらに、高度な調湿技術を必要とする各種産業において、新たな調湿剤利用システムによる省エネルギー性向上や脱炭素化などが期待されています。一方、農水産物の生産性や品質向上に向けて、新規調湿技術の展開が望まれています。さらに、湿気の有する大きな潜熱(蒸発や凝縮熱)を活用した蓄熱・熱エネルギー輸送技術の開発も始まっています。 本セミナーでは、湿気・湿度の基礎や関係式、湿気・湿度の影響、空気線図の利用法、調湿調温プロセスそして既存調湿技術の基礎から新規開発調湿剤とそのシステム化技術の展開に関して分かり易く解説して、湿り空気・水蒸気の物質マネジメント技術の将来像を明らかにします。

受講対象・レベル

特に、受講者の分野や専門知識の習得度への要望はありません。湿度制御を主体とした省エネルギー空調技術関連に興味がある方に参加いただければと思います。本セミナーでは、湿度の基礎や関係式、各分野における湿度の影響、空気線図の利用法、調湿調温プロセスそして調湿技術の基礎から応用などを分かり易く説明して、湿度関連物質・熱マネジメント技術の将来像を明らかにします。特に、専門知識が無くても、理解できるようにセミナー内容を工夫構成しております。

習得できる知識

・水蒸気と微細水滴と気象現象・湿り空気の熱力学(空気と水蒸気の関係、湿度の定義、露点など)・湿り空気線図と調湿操作・湿度センサー(各種湿度計と標準湿度計など)・湿り空気の物性(水の特性、電気伝導性、音波の透過性、熱伝導性など)・湿り空気に伴う諸現象・空調調和とは(保健衛生と産業分野など)・各種産業分野での湿気・湿度の利活用・既存調湿技術の特徴(冷却除湿、吸収液除湿、吸着剤除湿など)・各種加湿および除湿機器の開発の現状・全熱交換器と調湿(回転型および静置型全熱交換器など)・透湿膜による乾燥技術(空気制御系の乾燥空気製造など)・顕熱潜熱分離空調における調湿技術の新展開・デシカント空調と放射冷暖房技術の新展開・新たな調湿剤の開発と展望

セミナープログラム

1.調湿技術展開に向けての社会的要請  1.1 水分(水蒸気、水、氷)の地球循環による天候および地球温暖化現象  1.2 建築物や自動車・電車そして他産業分野における湿度制御技術に対する社会的要請2.湿り空気・湿度の科学(物理・化学・生化学特性)  2.1 水蒸気と微細水滴と気象現象(水蒸気とガス、雲、雪、氷、霧、靄など気象現象)  2.2 湿り空気の熱力学(空気と水蒸気の関係、湿度の定義、露点など)  2.3 湿り空気線図と調湿操作  2.4 湿度センサー(各種湿度計、標準湿度計、最新センサー技術)3.湿り空気の水蒸気特性とその産業分野での利活用  3.1 湿り空気の物性(水の特性、電気伝導性、音波の透過性、熱伝導性など)  3.2 湿り空気に伴う諸現象の(湿気に関連する物理・化学・生化学現象)  3.3 空調調和とは(保健衛生と産業分野など)  3.4 各種産業分野での湿気・湿度の利活用(各種産業での湿気・湿度の利活用例)4.調湿技術の現状とその特長  4.1 既存調湿技術(冷却除湿、吸収液除湿、吸着剤除湿など)の原理と特徴  4.2 各種加湿および除湿機器の開発の現状  4.3 全熱交換器と調湿(回転型および静置型全熱交換器など)  4.4 透湿膜による乾燥技術(空気制御系の乾燥空気製造など)5.新たな調湿技術の展開と方向性  5.1 顕熱潜熱分離空調における調湿技術の新展開  5.2 デシカント空調と放射冷暖房技術の新展開  5.3 新たな調湿剤の開発と展望  (新規開発高分子収着剤、感温透湿膜、高湿導電性高分子、   調湿用スマートゲル湿度制御分子ダイオード、イオン力による凝縮生成、調湿着色剤など)

 

※昼食の休憩時間12:00~12:45を予定しております。※進行によって、多少前後する可能性がございます。※質問は随時チャット形式で受け付けます。また音声でも可能です。