よくわかる!伝熱と熱流体の数値解析技術(基礎) と1D-CAE、格子ボルツマン法、この分野への機械学習の応用などの世界の動向【オンデマンド】
開催日 | オンデマンド |
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主催者 | 有限会社 アイトップ |
キーワード | 機械技術一般 CAE/シミュレーション 機械学習・ディープラーニング |
開催エリア | 全国 |
録画時間:約5~6時間 ご視聴開始日から3日間視聴し放題!
<受講料割安のキャンペーン期間:2024年10月15日~11月15日>★キャンペーン価格:お一人様¥38,000
・熱と流体の連成(マルチフィジックス)解析について分かりやすく解説致します。・この分野の比較的新しい技術である格子ボルツマン法などについても解説致します。
・日刊工業新聞社主催の制御の技術セミナーにても長年講師を実施!・YouTubeは玉石混交、断片的な勉強にはいいかもしれませんが、系統的に道筋を立てた理解には向いていません!・この内容のセミナーは日本では当社(アイトップ社)だけです!
セミナー講師
(社)日本騒音制御工学会認定技士 (社)日本音響学会技術開発賞受賞有限会社アイトップ 技術コンサルタント 通訳・翻訳名古屋大学大学院 非常勤講師(英語で応用数学の講義を担当)工学博士 小林 英男 氏
東京電機大学工学部機械工学科卒業後、東京農工大学大学院工学研究科にて特別研究員 大学生時代にESSに所属し、カリフォルニア大学バークレイ校に語学研修、および毎日新聞社後援英語弁論大会で3位入賞。企業からの派遣で東京農工大学大学院工学研究科にて5年間特別研究員(産学協同研究、文部省認定)。東京電機大学第53代ESS部長。英語の勉強にも集中したのは卒業後に世界で活躍できるエンジニアになるため。 大学卒業後、リオン㈱に入社し、騒音・振動の測定・分析・対策、および海外事業部でセールスエンジニアとして従事。 ㈱アマダに勤務し、工場で組立・製造・検査、海外事業部で技術サービスおよび技術コンサルタント、システム事業部で板金加工自動化ライン(FMS)の開発・設計、技術研究所でアマダ製品の低騒音・低振動化および快適音化などの研究開発に携わり大ヒット商品を世に送り出した。上記のように、製造、サービス、設計、開発、研究(製造~研究まで)の一連の実務経験を積んだ。 その後、技術コンサルタントとして独立して25年が経過した。1部上場企業の研究、開発、設計部署を中心に、多くの企業に対し技術指導およびコンサルティングを実施。この間に先進国を中心に25ヶ国以上に出張し、エンジニアとして英語で仕事をするだけでなく、通訳・翻訳なども行う。 セミナーの講師歴は25年間。日刊工業新聞社など主催の多くの技術セミナー・英語セミナー・工業数学セミナー・応用物理数学セミナーの講師を行ってきている。この間に専門学校や大学で非常勤講師も行ってきた。 特に、日刊工業新聞社主催のセミナー講師歴は長く10年以上。機械学習・深層学習・AIを加速化させる技術指導にも力を入れてきた。
また、幾多の難局を乗り越えて技術指導を成功させてきた。本セミナーでは、その時々の実際の実務経験もまじえながら分かりやすく解説致します。
セミナー受講料
お一人様¥42,000(テキスト代など全てを含みます)
※上記キャンペーン期間にお申込みの場合 キャンペーン価格:お一人様¥38,000
<テキストについて>テキストは、PDF化したものをメールに添付して受講者様にお送りさせて頂きます。基本的にお申込み頂いた日にPDFテキストをお送り致します。 テキストは1枚のA4に2スライド印刷なので文字が適度な大きさなので見やすくなっております。 なお、テキストのコピーおよび2次配布などは禁止させて頂いております。
セミナー趣旨
伝熱(熱伝達および熱伝導)および熱・流体のコンピュータシミュレーションのしかたについては、実例を挙げながら具体的に解説していきます。手計算で伝熱計算する方法を解説した後に、練習問題を行うことにより理解を深めます。
また、有限要素法・有限体積法で熱計算をするときの基本になる熱伝導方程式を導出し、次に有限要素法の定式化にて有名な非定常熱伝導解析の理論を順を追って解説していきます。
理論を理解し理論的に考察できるようになるのとが、実務のスピードアップと成果を出すのに必要不可欠です。
受講対象・レベル
1.数学ができないので技術専門書を理解できないというかた2.伝熱・熱流体解析の技術をこれから勉強し始めるかた3.伝熱・熱流体解析の技術を勉強したがよく理解できなかったかた4.伝熱計算が手計算でどの程度できるのかを理解されたいかた5.有限体積法にて伝熱・熱流体解析がどのように行われているかを理解したいかた6.差分法、有限要素法についても理解したいというかた7.熱流体解析解析における1DCAEとはどのようなものかを理解したいかた8.この分野の世界の最新動向である格子ボルツマン法による熱や熱流体解析解析のしかたについて理解したい方9.IoT、機械学習、ディープラーニング、AIによる熱や熱流体機器の故障予知診断のしかたについて知りたいかた10.この分野で使用されている市販のソフトウエアにはどのようなものがあるのかを知りたいかた(各社のソフトを紹介いたします)11.管理職として、伝熱・熱流体解析のしかた、1DCAEの実践の仕方、格子ボルツマン法、機械学習、デジープラーニング、AIの基本的なポイントを理解しておきたいかた
必要な予備知識
・高校卒業程度の物理、数学の基礎知識。・伝熱や流体力学の基礎知識があれば理解がさらに深まりますが、入門知識から分かりやすく解説しますのでご安心ください。
習得できる知識
1.大学工学部で使用する数学に対する苦手意識をなくすことができます。2.下記が理解でき、この分野の仕事に必要な技術を理解した上で効率よく進めることができるようになります。 (1) 伝熱・熱流体解析のための入門技術~実務技術 (2) 従来から使用されている有限差分法、有限要素法、有限体積法 (3) 現在脚光を浴びている新しい技術である格子ボルツマン法(脱ナビエストークス方程式) (4) 1DCAEの内容、1DCAEの実践のしかた (4) IoT、機械学習、ディープラーニング、AIによる熱や熱流体機器の故障予知診断のしかた (5) この分野で使用されている多くの会社の市販のソフトウエアの種類と概要を知ることができます。
セミナープログラム
- 熱伝導と熱伝達
- 温度とは?
- 熱とは?
- 温度と熱の違いとは?
- 熱移動と温度変化を具体例で考えてみよう!
- 熱力学と伝熱工学はどのように違うのか? また、熱工学とは?
- 熱の伝わり方の3形態とは?
- 熱伝導とは?
- 対流熱伝達とは?
- 輻射(熱放射)とは?
- 3種類の熱流束の計算式を整理
- 計算例題
- 熱伝導率を求める計算例題
- 熱伝導の計算例題
- 対流熱伝達の計算例題
- 表面温度の計算例題
- ふく射伝熱の計算例題(その1)
- ふく射伝熱の計算例題(その2)
- フーリエの法則とは? 実はこれが重要!
- 熱伝導方程式を理解するための技術数学などの基礎
- 常微分方程式の作り方とその解き方の例
- 偏微分について
- 偏微分方程式について
- 偏微分方程式の作り方
- 流速とは?
- 偏微分方程式の解法について考えてみよう!
- 2階の偏微分の表し方
- 偏微分方程式を解くためのコンピュータによる数値解法とは?
- 熱伝導方程式(熱拡散方程式)とは?
- 熱伝導方程式の考え方と導きかた
- 円筒座標系、球座標系における熱伝導方程式の表現
- 直交座標系のラプラシアンから円筒座標系への座標変換
- 直交座標系のラプラシアンから球座標系への座標変換
- 熱伝導方程式における境界条件
- 平板の熱伝導問題
- 平板の熱貫流問題
- ガラーキン法による有限要素法により、非定常熱伝導解析の理論を順を追って解明しよう!
- 有限体積法で1次元熱伝導方程式を差分化する方法
- 1次元コントロールボリューム(CV)の概念と使い方
- 有限体積法で1次元の温度の関する熱伝導方程式を差分化することによりExcelで簡単に計算するための方法
- 熱流体解析をわかりややすく解説
- 熱流体解析とその考え方?
- 温度を求めるための考え方
- 流速と圧力を求めるための考え方
- 熱流体解析のための理論
- 連続の式(質量保存則)
- ナビエ・ストークスの方程式(ニュートンの運動方程式)
- 熱流体のエネルギー式
- 定常解析のフローチャート
- 非定常解析のフローチャート
- 熱流体解析の実例
- 熱および熱流体解析の最新動向
- 1DCAEとは?
- 1DCAE、2D及び3DCAD、各種シミュレーション解析の間の関係
- 1DCAEが行えるソフトとそれらを理解するのにお勧めの文献・書籍の紹介
- 伝熱とIoT関係についての最近の動向
- モータの発熱問題、実はモータの電磁解析と熱解析の連成解析では分からない問題とは?
- 1DCAEの例
- 伝熱における1DCAEの例(SimulationX)
- 格子ボルツマン法(LBM : Lattice Boltzmann Method)とは?
- 従来からのCFDソフトウエアの問題点
- 格子ボルツマン法の理論<参考> 格子ボルツマン法 ( LBM : Lattice Boltzmann Method )をもう少し詳しく解説!
- 格子ボルツマン法の数値解法スキーム
- 格子ボルツマン法で計算できる分野
- 格子ボルツマン法による市販のソフト
- 各種熱機器のIoT化とAIによる故障予知診断のしかた
- 機械学習、ディープラニング(深層学習)、AIとの関係
- 現時点でのAIのための技術を2種類に大別することができる。これが理解できるだけで、現時点でのAIのための技術を俯瞰でき、この技術の枠組み(近道)を理解できる。それはどのようなものか?
- 工業界にて、現在のデータサイエンティストたちが抱える問題点とは?
- アナログ信号のディジタル化とAI
- AIによる簡単な故障予知診断のしかた
- AIビジネスモデル構築のための身近な考え方とは?
- 質疑応答