ぬれ・接触角・表面張力入門
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 化学反応・プロセス 薄膜、表面、界面技術 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 |
~基礎から測定・評価方法、応用まで~
★固体表面の濡れ性を評価する方法と濡れ性の制御について、実際的な問題点と解決法を絡めながら解説します!
【アーカイブ配信:9/17~9/30】での受講もお選びいただけます。希望される方は申込フォームにてご選択ください。
セミナー講師
工学院大学 先進工学部 応用化学科 准教授 博士(理学) 吉田 直哉 氏<ご専門> 表面科学、機能性材料化学、物理有機化学<学協会> 日本化学会、日本セラミックス協会、高分子学会,光化学協会、無機マテリアル学会他<ご略歴> 2002年京都大学大学院理学研究科博士課程修了.同年より東京大学先端科学技術研究センター特任助手、同助教、JSTさきがけ研究員(兼任)などを経て2011年より工学院大学工学部助教、2013年より准教授.
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、 2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、 今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。 すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。 メールまたは郵送でのご案内となります。 郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
ライブ配信とアーカイブ配信(見逃し配信)両方の視聴を希望される場合は、会員価格で1名につき55,000円(税込)、2名同時申込で66,000円(税込)になります。お申し込みフォームのコメント欄に「ライブとアーカイブ両方視聴」とご記入下さい。
受講について
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
- Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
- セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
- 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
- セミナー資料はPDFで開催前日までにお送りいたします。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
セミナー趣旨
固体表面の濡れは身近な現象であり、様々な分野に密接に関係しています。目視でき直感的にイメージしやすい一方で、特に動的な濡れに関しては誤解が多く見受けられます。本セミナーでは、近年重要視されてきている動的濡れ性を含めて、固体表面の濡れ性を評価するために必要な知識と方法や濡れ性の制御について、実際的な問題点と解決法を絡めながら最新の知見を含めて解説します。なお、専門外の方でもわかりやすくなるよう、定義・理論などの説明では最低限の数式にとどめて、特に測定・解釈に関する実践的な解説に重点を置きます。また、特にガラス等の固体表面への自己組織化単分子膜形成による撥水・滑水性の付与・制御、さらに各種固体表面へのゲル,気泡等の付着性について、実例を挙げて詳説します。
受講対象・レベル
・濡れの関わる表面処理等に携わる技術者・研究者・濡れ性に興味をお持ちの方
習得できる知識
1.固体表面の静的・動的濡れ性の理論2.評価方法および設計・制御方法3.濡れ性測定を用いた表面分析
セミナープログラム
1.静的濡れ性 1-1.接触角の定義と解釈 1-1-1.理想的な均質・平滑表面:Youngの式 1-1-2.凹凸のある理想的な均質表面:Wenzelの式 1-1-3.物理的・化学的に不均一な表面:Cassieの式 1-2.接触角測定法 1-2-1.測定条件 1-2-2.解析方法 1-3.接触角測定における注意点 1-3-1.液滴量の影響 1-3-2.解析における誤差 1-3-3.測定値の信頼性 1-3-4.経時変化 1-4.液体の表面張力測定 1-4-1.懸滴法 1-4-2.Wilhelmy法・輪環法 1-5.固体の表面エネルギー測定 1-5-1.臨界表面張力の見積:Zismanプロット 1-5-2.表面エネルギーの成分分けによる評価:Owens-Wendt法 1-6.静的濡れ性のまとめ:静的濡れ性の設計・制御
2.動的濡れ性 2-1.動的濡れ性の定義と解釈 2-1-1.動的濡れ性研究の背景 2-1-2.液滴転落角 2-1-3.接触角ヒステリシス 2-1-4.液滴転落挙動 2-1-5.接触角の経時変化 2-2.動的濡れ性の測定法 2-2-1.滑落法による液滴転落角と接触角ヒステリシスの測定 2-2-1-1.測定条件 2-2-1-2.液滴量依存性 2-2-2.拡張収縮法による接触角ヒステリシスの測定と液滴転落角の推定 2-2-3.液滴転落挙動評価 ・測定条件と測定・解析システム ・液滴転落挙動の解析 ・液滴転落挙動の解釈 2-2-4.3相界面の移動 2-2-4-1.測定方法 2-2-4-2.測定例と解釈 2-3.動的濡れ性測定における注意点 2-4.動的濡れ性のまとめ:設計・制御のヒント
3.いくつかの材料表面での実例 3-1.有機高分子薄膜表面 3-2.自己組織化単分子膜表面 3-3.金属酸化物(薄膜)表面 3-4.ゲル・気泡等の付着性評価