バイオフィルムの形成要因解明、解析・評価技術と形成防止・除去方法

49,500 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 生物・細胞技術   食品加工   汚染物質排出抑制技術
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したオンライン講座

~バイオフィルムの基礎的知見、最近の研究動向、形成への対策~

バイオフィルム、ヌメリ、微生物の付着とそれらが引き起こす弊害にお困りの方、  あるいはバイオフィルムの有効活用のための研究に携わる方は是非! 一旦生成されると除去が非常に困難、かつ謎の多いバイオフィルムに迫ります バイオフィルムの基礎、種類、最近の研究動向、評価や除去方法を解説!

 

日時

【ライブ配信】 2024年7月31日(水)  13:00~16:30【アーカイブ配信】 2024年8月19日(月)  まで受付(視聴期間:8/19~8/30)  受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ 

セミナー講師

静岡大学 学術院工学領域 化学バイオ工学系列 准教授 博士(農学) 田代 陽介 氏専門生物工学、環境微生物学略歴2008年 日本学術振興会特別研究員(筑波大学)2009年 筑波大学大学院生命環境科学研究科博士課程修了 博士(農学)2010年 北海道大学大学院工学研究院 博士研究員2011年 日本学術振興会特別研究員(北海道大学、ケンブリッジ大学)2013年 静岡大学大学院工学研究科 助教2018年 静岡大学学術院工学領域 講師2019年 (兼)科学技術振興機構さきがけ研究・業務【2009年】 筑波大学大学院生命環境科学研究科  博士(農学)  細菌のバイオフィルム形成・細胞間コミュニケーション機構に関する研究【2010-2012年】 北海道大学大学院工学研究院 博士研究員  水処理膜におけるバイオフィルム形成に関する研究【2012-2013年】 ケンブリッジ大学生化学科 日本学術振興会特別研究員  微生物集団が形成するナノ構造体の機能解析【2013年-現在】 静岡大学 学術院工学領域化学バイオ工学系列  複合微生物系の制御、微生物が形成するナノ構造体の機能解析と応用

セミナー受講料

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49,500円( E-mail案内登録価格46,970円 )E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料2名で 49,500円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額24,750円)

【1名分無料適用条件】※2名様ともE-mail案内登録が必須です。※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)※他の割引は併用できません。

 テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】 1名申込みの場合:受講料( 定価:37,400円/E-mail案内登録価格 35,640円 )※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。※他の割引は併用できません。

受講について

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配布資料

  • 製本資料(開催日の4、5日前に発送予定)※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、 開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。

セミナー趣旨

微生物は個々の細胞として生息しているだけではなく、固体表面に付着して、集団構造であるバイオフィルムを形成しています。水処理・食品分野でバイオフィルムは有効活用されている一方、細菌感染や虫歯、金属腐食、膜の目詰まりなどの弊害を及ぼしています。一旦細菌がバイオフィルムを作り出すとその除去が非常に困難であることから、その除去法ならびに形成制御法が今日求められています。本講演ではバイオフィルムの基礎的知見から最近の研究動向、さらにはその評価や除去の方法までを紹介します。

習得できる知識

・バイオフィルム形成における分子機構や物理化学的要因・バイオフィルムの防止・除去に向けた対策・バイオフィルムの評価・解析方法

セミナープログラム

1.バイオフィルムの基礎 1) バイオフィルムの歴史  微生物の発見とバイオフィルム 2) バイオフィルムの特性  バイオフィルムの種類、浮遊細菌とバイオフィルム細菌の違い 3) バイオフィルムの構成成分  タンパク質、DNA、多糖、膜小胞 4) バイオフィルムの形成機構  固体表面への付着、バイオフィルムの発達 5) バイオフィルムにおける情報伝達機構  クォラムセンシング、遺伝子伝播 6) バイオフィルム内における細菌の薬剤耐性  薬剤耐性遺伝子の発現、代謝の休止2.身の回りのバイオフィルム  ~各種事例と菌種・特性~ 1) バイオフィルムの人体への影響  日和見感染菌、口腔細菌 2) 食品とバイオフィルム  食品発酵、食品に付着する病原菌、食品を腐敗させる細菌 3) 水処理とバイオフィルム  廃水処理、膜分離活性汚泥法、微生物保持担体 4) 金属腐食とバイオフィルム  金属腐食を引き起こす細菌 5) 生活環境とバイオフィルム  浴槽のバイオフィルム細菌3.バイオフィルムの除去と形成防止・対策 1) 物理学的方法  物理的殺菌法・抗菌材料 2) 化学的方法  消毒薬・バイオフィルム阻害剤 3) 生物学的方法  酵素・ファージ4.バイオフィルムの評価・解析と研究アプローチ 1) バイオフィルムの菌種同定法  群集構造解析、分子系統解析、質量分析 2)バイオフィルムの構成成分分析法  細胞外マトリクスの分離 3)バイオフィルムの形成・除去の評価  形成装置、定量法、染色法、観察方法5.バイオフィルム研究の現在と展望□質疑応答