高分子の分析手法・評価法 ~分子構造等の基礎から熱分析やX線、固体NMR、赤外分光法~

47,300 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 高分子・樹脂材料   分析・環境化学   機械材料
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

高分子の分子構造ついての基礎知識と最新の分析手法による評価法についてお話しします。 

セミナー講師

 龍谷大学 先端理工学部応用化学課程 教授    中沖 隆彦 氏

■ご略歴1992年3月  大阪大学 理学部 高分子学専攻 博士課程(博士(理学))1992年10月  龍谷大学 理工学部 物質化学科 助手        (専任講師、助教授を経て)2005年4月  龍谷大学 理工学部 物質化学科 教授2020年4月  学部改組により先端理工学部応用化学課程 教授■ご専門および得意な分野・ご研究高分子固体構造、高分子分子構造、生分解性高分子■本テーマ関連学協会でのご活動高分子学会関西支部常任幹事(2009-2014)第62回高分子年次大会(京都)運営委員(2013年)高分子学会・高分子若手技術講習会主担当(2010-2012年)高分子学会・高分子の基礎と応用講座「高分子分析」担当(2013年-2018年)プラスチックフィルム研究会(高分子学会)運営委員(2012-)固体NMR材料フォーラム運営委員(1994-2015)ポリマー材料フォーラム運営委員(2014)「高分子赤外・ラマン分光」(KS化学専門書2015年刊)分担執筆「Polypropylene –Properties, Uses and Benefits-」(Nova Science Publishers, Inc. 2016)分担執筆「生分解、バイオマスプラスチックの開発と応用」(技術情報協会、2020)分担執筆

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料は、印刷物を郵送で1部送付致します。お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。お申込みは4営業日前までを推奨します。それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
  • 資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

  高分子材料は工業用途、日常用途として幅広く用いられている。しかし新規材料を開発するとき、あるいは材料の物性改善を行う時には、開発方針を立てる必要があります。そのためには詳細な分子構造解析を行う必要があり、分析手法ばかりでなく高分子構造の知識を修得することが必要不可欠です。本講座では高分子の分子構造ついての基礎知識と最新の分析手法による評価法について述べると同時に高次構造が物性とどのように関係づけられるかを述べます。その結果、材料開発、物性改善に役立つヒントが得られることを期待しています。

受講対象・レベル

本テーマに興味のある初級者から中級者

必要な予備知識

大学で使用する「高分子化学」の教科書レベルの内容

習得できる知識

・高分子の結晶構造と高次構造の知識・立体規則性、分子量、結晶化度、力学物性などの求め方・熱分析、X線回折、振動分光、固体NMR、引張試験などの測定原理

セミナープログラム

1.高分子材料の歴史 1)“高分子”という概念がなかったときの高分子材料開発(セルロイド、加硫ゴムなど) 2)分子量が1万を超える“高分子”という概念の確立 3)戦後の高分子材料の発展2.高分子の結晶と高次構造 1)分子量と分子量分布 2)ポリオレフィンの立体規則性 3)  結晶の高次構造(房状ミセル、ラメラ、球晶) 4)相構造(結晶、非晶、中間相)3.キャラクタリゼーション 1)粘度法による分子量測定の原理と注意点 2)光散乱法による分子量決定 3)SECによる分子量測定4.結晶化度 1)結晶化度と力学物性の関係 2)密度法による結晶化度測定5.熱分析 1)測定装置(DSC) 2)融点、ガラス転移温度、平衡融点 3)結晶化度 4)熱重量測定6.X線による分析 1)X線回折装置と回折の原理 2)X線広角散乱(WAXS)による結晶構造解析と結晶化度 3)X線小角散乱(SAXS)による長周期とラメラ厚7.振動分光~赤外吸収とラマン散乱~ 1)振動分光の基礎 2)赤外吸収におけるランベルト・ベールの法則 3)対称性と因子群解析 4)吸光係数と定量(水素結合、架橋度の解析例など) 5)ラマンスペクトルの応用8.固体高分解能NMR 1)NMRの基礎 2)液体測定と固体測定の違い 3)  固体NMRの応用~結晶、非晶、中間相の評価~9.引張試験 1)応力-ひずみ曲線 2)力学物性を決める要因

■講演中のキーワード高分子構造、分子量、立体規則性、結晶化度、高次構造、材料分析、材料物性