知財戦略の立案・策定方法と実務上の留意点<東京会場セミナー>
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 知的財産マネジメント一般 事業戦略 技術マネジメント総合 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【品川区】きゅりあん |
交通 | 【JR・東急・りんかい線】大井町駅 |
・【知財戦略】まず何を、どのように行うのがよいか?「5段階ステップ」とは? ・「戦略実施の2年前にすべきこと」?「開始1年後にすべきこと」? ・経験の浅い人はこれをベースに!取り組んでいる人はその見直しに!
セミナー講師
渡邉国際知的財産事務所 所長 弁理士 渡邉 秀治 氏
■ご略歴1972年、名古屋大学理学部を卒業し、株式会社三協精機製作所(現ニデックインスツルメン ツ株式会社)に入社。会社時代、特許、実用新案、意匠、商標の各出願、著作権、技術導入契約、共同開発契約、特許情報分析、特許管理、国内外特許紛争(米国、台湾、香港、ドイツなど)、トップへの知財定期報告、米国駐在制度確立などに従事。1994年に退社し、翌年、東京にて事務所設立。25名程の事務所とし、東京の他に長野県茅野市、中国上海に拠点設置。この間に大手企業知財トップと懇親を深める。事務所終盤に、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社非常勤(2013-2020年)。現在は、創立したアイアット国際特許業務法人を退社し、3つの売上数百億円~1500億円の企業(東京2社、長野1社)の顧問と3つの特許事務所の顧問とを6~8年継続中。その他に、一般社団法人国際知財活用促進連盟理事として「知財ビジネス評価書」他の作成等に携わり、全国の知財窓口への派遣専門家を勤め、国内外の企業を支援。また米国、中国の弁護士、弁理士、経営者と常時メール交換し情報入手をしている。外国出張は、米国、中国は各20回前後で、ドイツ、スイス、スペイン、ニュージーランド、カナダ、韓国、台湾、ベトナム、インドネシアは、1~3回。
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 感染拡大防止対策にご協力下さい。
- セミナー会場での現金支払いを休止しております。
- 新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。
- 配布資料は、当日セミナー会場でのお渡しとなります。
- セミナー終了後はもちろん、開始前や休憩時にも名刺交換・質問に応じます。
- 録音・録画行為は固くお断り致します。
- 講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
- 講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。(*PC実習講座を除きます。)
セミナー趣旨
企業知財実務22年(内知財トップ8年)、特許事務所経営22年、コンサル業務8年の中で実施してきた知財戦略、その間に交流した企業の知財戦略、今までに弁理士としてコンサルティングをした企業の経営戦略などを踏まえて、知財戦略のポイントをお話しします。 知財戦略は、米国、中国、欧州など世界の知財の動きを知り、日本の知財経過を踏まえたものでなければならない。また、戦略立案担当者は、5つの重要な点を忘れてはいけない。
受講対象・レベル
・各企業や研究機関の技術者・研究者・知財担当者、グループのリーダー・これから知財戦略を立案・策定する立場の方・より戦略的、効果的に知財を扱っていきたい方、現業の改善・効率化をしたい方 など
習得できる知識
・知財戦略の立案、策定に際しての基礎事項、5つの重要な点・知財戦略立案・策定の具体的な手順・ステップ・知財戦略を検討していく上での実務上のポイント、留意点 など
セミナープログラム
1.知財の守備範囲の拡大 1-1.知財権から知財へ、そして知的資産へ 1-2.知財金融 :導入当初、関係した経験を踏まえ。 1-3.ノウハウ(営業秘密を含む)をどのように保護するか :知財コンサルや私が勤めた会社での経験を踏まえ 1-4.今こそ知財活用が生き残りポイント 1-5.海外の知財動向概要 :過去、米中へ共に20回前後訪問した経験を踏まえ 1-6.オープン・イノベーション 1-7.知財(特許)ポートフォリオから IP ランドスケープへ2.知財活用とブランディング 2-1.目的は会社の状況に合わせ :知財活用の目的は10個ほどあり。会社によって主、サブの目的が異なる。 2-2.ブランディングと商標権 :両者は似て非なるもの。ブランディングは経営戦略そのもの。3.知財戦略の立案と承認 3-1.知財トップの役割 :部下の管理ではない 3-2.ラインとスタッフ :あなたは、どう考えている? 3-3.戦略策定者に必要となる資質 3-4.巻き込む対象の特定 3-5.少なくとも3ステップと代替え案 3-6.調査(特にライバル調査)の重要性 3-7.現状把握と目標 :SWOT分析、クロスSWOT分析の必要性と問題点 :経営デザインシート簡略版の活用 3-8.トップ承認を得る工夫 :ここがキーポイント 3-9.立案、承認受け前の5つの重要な点4.事業戦略や知財戦略の構築に役立つものと構築事例 4-1.事業戦略の構築 :ビジネスモデルキャンパスは :知的資産経営報告書は :経営デザインシートは :その他のものは 4-2.知財戦略の構築 :5段階ステップの例:知財協会のもの :特許庁のもの、その他を紹介 4-3.他社事例 :3~4社の事例を紹介 4-4.パテント(知財)ポートフォリオやIPランドスケープとの関係 4-5.知財戦略のチェック5.戦略実施のスケジュール・各段階での具体策 5-1.実施2年前までにすべきこと 5-2.実施1年前にすべきこと 5-3.実施開始3か月前までにすべきこと 5-4.実施開始時にすべきこと 5-5.開始1年後にすべきこと 5-6.開始3年後にすべきこと 5-7.その後にすべきこと6.戦略実施の際の留意点 6-1.戦略と戦術の違い 6-2.戦術のいろいろ (1)特許:早期審査、分割出願など (2)実用:使う場合の問題点など (3)意匠:特殊な意匠など (4)商標:最近の新商標の利用方法、権利の拡大方法など (5)外国出願:PCT利用の問題他 (6)著作権 (7)不正競争防止法:最後の砦、頼りすぎるな (8)知財ミックス:商標と特許のミックス、ライセンス活用、商標の有効活用 (9)他部門(販売、人事など)を巻き込む方法 (10)その他 知財価値評価、知財棚卸、海外意匠、裁判官の判断傾向、国別事業別など※上記の(6)~(10)は配布資料には含まれていますが、講演時間の関係で解説を割愛する場合もあります。7.知財マネージメント 7-1.何をマネージするか 7-2.データの重要性:ステップアップするためには必須 7-3.質をどう測るか:質を測るKPIを 7-4.その他8.知財貧乏にならないために 8-1.うまく真似するには 8-2.知財流通→国内、海外 8-3.知財の誤解 8-4.知財貧乏にならないための注意点 8-5.その他<質疑応答>
※途中、お昼休みと小休憩を挟みます。
■受講者の声(アンケートより)「すべて興味深かった。すごく集中して講義を拝聴できました」(事業推進)「他では聴けない内容もあり大変有意義だった」(特許・商標担当)「大変良い講義でした。ありがとうございました」(経営)「様々な抜け道のような例も紹介頂き、ありがとうございました」(出願・知財管理)「とても参考になりました。どうもありがとうございました」(特許出願、他社動向調査)