スラリーの挙動と制御技術および評価方法
開催日 | 10:00 ~ 16:00 |
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主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 化学反応・プロセス 応用物理一般 |
開催エリア | 愛知県 |
開催場所 | 【名古屋市中村区】ウインクあいち |
交通 | 【JR・地下鉄・あおなみ線】名古屋駅 【名鉄】名鉄名古屋駅 【近鉄】近鉄名古屋駅 |
★なぜスラリーの挙動は複雑なのか?複雑さを支配している因子は何か? 複雑な挙動をどのように評価し制御するか? ☆講師分担執筆著書「基礎スラリー工学」を配布します。
セミナー講師
こな椿ラボ 主宰 名古屋大学 名誉教授 工学博士 椿 淳一郎 氏【ご専門】微粒子・粉体工学【著書】・粉体工学会編;粉体工学叢書(全8巻)編集長・椿,鈴木,神田;入門粒子・粉体工学,日刊工業新聞社・椿,早川;現場で役立つ 粒子径計測技術,日刊工業新聞社
セミナー受講料
59,400円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合55,000円、 2名同時申込の場合計59,400円(2人目無料:1名あたり29,700円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、 今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。 すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。 メールまたは郵送でのご案内となります。 郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。※講師著書「基礎スラリー工学(丸善出版)」をお持ちの方は割引しますのでお知らせ下さい。
セミナー趣旨
スラリーの挙動の複雑怪奇さは、多くの技術者を悩ませている。しかし、スラリーに関する専門書はレオロジーとろ過・脱水に限られ、無機材料プロセスで役に立つ専門書は皆無と言って良い。本セミナーでは、講師の現場技術との交流をベースに蓄積された学術研究の成果に立って、なぜスラリーの挙動は複雑なのか、複雑さを支配している因子は何か、複雑な挙動をどのように評価し制御するか講義する。
セミナープログラム
0.粉体工学とスラリー工学
1.スラリー工学の現状と課題 1-1.微粒子はなぜスラリーとして扱われるか 1-2.スラリーの挙動はなぜ複雑か 1-3.問題解決の道筋 1-4.材料プロセスで重要な評価項目
2.粒子特性 2-1.粒子径,比表面積,密度 2-1-1.粒子径 2-1-2.比表面積,密度 2-2.粒子径分布,粒子構造
3.粒子と媒液の界面 3-1.粒子と分散媒の親和性 3-1-1.溶媒和(水和) 3-1-2.濡性 3-2.粒子の帯電 3-2-1.帯電機構 3-2-2.電気二重層 3-2-3.ゼータ電位測定 3-3.界面活性剤の吸着 3-3-1.界面活性剤 3-3-2.吸着機構 3-3-3.吸着量の測定 3-3-4.アルミナ粒子とポリカルボン酸アンモニウムの吸脱着挙動
4.粒子間に働く力 4-1.DLVO理論 4-1-1.静電ポテンシャル 4-1-2.ファンデルワールスポテンシャル 4-1-3.全相互作用(DLVO理論) 4-2.疎水性相互作用 4-3.吸着高分子により生じる力 4-4.高分子枯渇作用 4-5.粒子間力測定法 4-5-1.表面間力測定装置(SFA) 4-5-2.原子間力顕微鏡(AFM)
5.粒子の分散・凝集 5-1.親液・疎液性(濡性) 5-2.粒子の接近・衝突 5-2-1.粒子濃度 5-2-2.ブラウン(Brown)凝集 5-2-3.沈降凝集 5-2-4.剪断凝集 5-3.凝集機構と凝集形態 5-3-1.反発力がない場合(急速凝集) 5-3-2.反発力がある場合(緩慢凝集) 5-4.分散・凝集状態の評価 5-4-1.濁度,透過光強度測定 5-4-2.粒子径分布測定 5-4-3.直接観察
6.スラリー流動特性 6-1.流動特性 6-2.流動特性に影響を及ぼす諸因子 6-2-1.粒子濃度 6-2-2.粒子径と粒子帯電の影響 6-2-3.pH,分散剤添加の影響 6-2-4.経時変化 6-3.流動特性評価法 6-3-1.共軸二重円筒形回転粘度計 6-3-2.円すいー平板形回転粘度計 6-3-3.単一円筒形回転粘度計(B型粘度計)と振動粘度計 6-4.流動特性と成形
7.粒子の沈降・堆積挙動 7-1.粒子の沈降挙動 7-1-1.自由沈降 7-1-2.水平方向の運動 7-1-3.遠心場における運動 7-1-4.干渉沈降 7-1-5.成相沈降・集合沈降 7-1-6.回分沈降試験 7-1-7.沈降パターンの観察例 7-2.堆積層の固化
8.粒子の充填特性 8-1.回分沈降試験による評価・解析 8-1-1.目視 8-1-2.沈降静水圧法 8-1-3.充填特性に及ぼす粒子間力の影響 8-2.定圧ろ過法による評価・解析 8-3.流動特性と充填特性
9.スラリー調製 9-1.スラリー化 9-2.均質化 9-3.スラリー特性の最適化
キーワード:スラリー,粒子,粉体,分散,凝集,流動,調整,評価