塗料・塗膜のレオロジー特性と付着性 ~塗膜強度とは・内部応力の解析と評価法・欠陥対策~

47,300 円(税込)

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※銀行振込、コンビニ払い

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 塗装・コーティング   応用物理一般   薄膜、表面、界面技術
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

塗膜の物性を左右するレオロジーや内部応力の基礎知識、および欠陥対策に向けた実務対応力を養います。 

セミナー講師

 元 職業能力開発総合大学校 専門基礎学科 准教授 工学博士  坪田 実 氏

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

  コーティング材料(塗料)は流動状態で被塗物を覆い、付着、固化します。液体が固体になる塗膜形成過程では自由に体積収縮ができないため、収縮力が発生します。単位断面積あたりの収縮力を収縮応力、あるいは内部応力と呼びますが、内部応力が塗膜の抗張力よりも大きい場合には、塗膜に割れや、はがれが生じます。 本セミナーでは、塗料・塗膜のレオロジー特性をベースにして、塗膜強度を評価し、欠陥対策に繋げます。主な内容を次に示します。1.塗料・塗膜のレオロジー特性(粘弾性)2.付着性を阻害する内部応力の発生要因と測定手法3.付着塗膜の割れ・はがれに関する欠陥の事例紹介と解析4.付着塗膜の強度を向上させる方策 (1)膜厚方向での物性傾斜の設計と作り方 (2)顔料粒子/ポリマー間の相互作用を高める手法  本セミナーを受講することにより、塗料・塗膜のレオロジー特性を整理する力と、欠陥現象を解決する能力を高めてください。

受講対象・レベル

塗料や塗装、コーティング技術に関わる初級~中級くらいまでの技術者の方々

習得できる知識

塗料・塗膜の強度や付着性能を左右するレオロジーおよび内部応力の基礎知識、および実務対応力を養います。

セミナープログラム

第1章 レオロジー特性とその解析 1.1 塗料の必要条件-塗れる・くっつく・固まる 1.2 レオロジー特性の用語とその意味について 1.3 液体のレオロジー解析例:とろろ汁の引き上げ高さと速度実験 1.4 固体のレオロジー解析例:ゴムボールのはずみ高さと温度実験 1.5 塗膜の引張り特性が速度で異なる挙動を示すわけ 1.6 温度変化を速度に換算する法則(WLF式)とは 1.7 引張り試験と動的粘弾性測定で分かる物性値 1.8 ポリアミド硬化エポキシ樹脂の配合と塗膜の構造 1.9 塗膜強度の支配要因第2章 付着性の見方・考え方 2.1 くっつく力の発生 2.2 付着性理論 2.3 付着強さの評価・試験法 2.4 付着性に及ぼす要因とその影響第3章 内部応力の話 3 1 身の周りの湾曲現象が意味すること 3.2 内部応力の測定法 3.3 内部応力に及ぼす要因とその影響 3.4 内部応力を低下させる塗料設計 3.5 塗装系の割れ対策第4章 付着塗膜の強度を向上させる話 4.1 付着塗膜の強さ-たわみ性・耐衝撃性を向上させるには  (1) 単層遊離塗膜と付着塗膜の破壊伸び  (2) 付着塗膜の折り曲げ試験 に及ぼす付着性の影響  (3) 付着塗膜の耐衝撃性を向上させるには 4.2 塗り重ねによる膜厚方向への物性傾斜の設計と作り方第5章 塗膜の割れ・はがれに関する欠陥事例の解析と対策 5.1 塗膜のはく離と対策事例  (1) 鋼管内面コートのはく離  (2) 亜鉛メッキ塗装系のはく離 5.2 水が関与する付着性の劣化対策 5.3 乾燥条件で直せる欠陥と対策<質疑・応答>