米国電力業界での生成AIの活用動向
開催日 | オンデマンド |
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主催者 | 株式会社 新社会システム総合研究所 |
キーワード | 事業戦略 環境負荷抑制技術 電気・電子技術一般 |
開催エリア | 全国 |
【生成AI×エネルギー】〜DistribuTECH 2024でのトピックを交え〜
開催日:2024年 6月21日(金)
セミナー講師
クリーンエネルギー研究所 代表阪口 幸雄(さかぐち ゆきお) 氏シリコンバレー在住の著名コンサルタント。米国のクリーンエネルギーと、日本のビジネスへの影響にフォーカスしたコンサルタント会社の代表をつとめる。シリコンバレーを中心に、エネルギー問題の定点観測を長期間行い、今後の動向と日本企業の対応についてのきわめて明解なビジョンを持つ。専門分野は、エネルギー貯蔵、発送電分離、デマンドレスポンス、分散電源、太陽光発電、水素発電、電気自動車、等。 日本の大手エネルギー企業、日本政府機関、大学等のアドバイザーを多数務める。 シリコンバレーに30年以上在住。日立(日本と米国)にて17年間最先端の半導体の開発に携わったあと、そのビジネス経験や物性の知識を活用すべくエネルギー分野に。 ホームページhttp://www.technology4terra.org 「日経エネルギーNext」に「シリコンバレー発、電力Biz」を連載中 https://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/feature/15/112900154/113000002/ ※近著:【「脱炭素化」はとまらない!-カリフォルニアとハワイの場合-】 https://www.amazon.co.jp/dp/4425985214
セミナー受講料
1名につき 40,700円(税込)同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 33,000円(税込)
受講について
収録時間 2時間50分 テキストデータ(PDFデータ)つき
■セミナーオンデマンドについて<1>収録動画をVimeoにて配信致します。<2>動画の配信期間は公開日より2週間ですので、その間にご視聴ください。 2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴可能です。
セミナー趣旨
今、「人工知能第三次ブーム」「生成AI(Generative Artificial Intelligence)ブーム」と言われているが、今回のブームは明らかにこれまでとは違い、アカデミックな研究や中途半端な社会への適用を脱して、まさに役に立つレベルに達しようとしている。米国でも、実用レベルに達したディープラーニング、人工知能、画像認識、生成AIを色々な産業に適用しようと、大会社とスタートアップが凌ぎを削る状況が続いている。このうち「生成AI」は、訓練データの規則性や構造を訓練において学習することで、訓練データに含まれない新しいデータを生成することができると言う特徴や、大量のデータと複雑なパターンを分析し、個人では容易には気づかないような論点や示唆を導出できる可能性を持つといわれる。これらの特徴をもつ生成AIのエネルギー分野への応用は、その社会的インパクトの大きさからここ数年で急速に進展した。元々、米国のエネルギー分野では、ビッグデータを活用することによる、需給調整・安全性の確保・停電の防止等が進んできたが、生成AIは、その特徴を生かして、これまでにない領域での活用が始まっている。喧伝されているように、AIにはいろいろな制約や問題はあるものの、エネルギー分野への適用に限定すれば、メリットは多いと考える。特に、事実に基づいた回答だけを提供し、ユーザーの質問に対して「創造的な答え(幻覚、ハルシネーション=平気で嘘をつく)」を出さない生成AIが、エネルギー分野では重要になると考えられている。また、AIや生成AIを実際に使う側が、十分な準備をする必要も指摘されている。このセミナーでは、本年2月にフロリダで開催された電力関連の学会「DistribuTECH 2024」で大きく取り上げられた生成AIの活用事例を交え、米国での人工知能や生成AI技術の進展状況、そのエネルギー産業、とくに電力業界への応用、今後の動向等を、豊富な実例を交えながら多方面から検証する。
セミナープログラム
1.人工知能や生成AIは何ができるのか、その問題点は 2.米国のエネルギー分野で今問題になっていること 3.人工知能や生成AIのエネルギーへの適用4.米国大手電力会社の適用事例 (Duke Energy、GE Vernova、Southern Company、SDG&E等)5.米国大手IT企業の戦略 (IBM, Google, Microsoft、OpenAI、AWS、ITRON、OATI等)6.クラウドベースとエッジコンピューティング7.IDIOCRACYと効果的加速主義とプラットフォーマー8.AIは電力網やインターネットのような「存在」になるのか9.日本はこの流れの中で何をすべきか