シランカップリング剤の基礎、界面構造制御と機能材料への応用

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
主催者 (株)R&D支援センター
キーワード 高分子・樹脂材料   複合材料・界面技術   化学反応・プロセス
開催エリア 全国
開催場所 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 

★シランカップリング剤による種々な材料への表面処理法や反応、      処理表面の分析・解析などを具体的な実験例を中心に説明!~種類、機能、作用機構、効果的な使用法、処理効果、      ナノ粒子の調製と粒径制御、表面修飾、反応および表面分析~ ※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。【アーカイブ配信:10/21~10/31】での受講もお選びいただけます。

セミナー講師

FAMテクノリサーチ 代表 高分子学会フェロー 工学博士 山田 保治 氏<ご専門> 高分子合成、機能性高分子材料、ポリイミド、複合材料、気体分離膜<学協会> 高分子学会、日本ゾル-ゲル学会、日本膜学会、日本ポリイミド・芳香族系高分子会議、東北ポリマー懇話会<ご略歴> 1971年 名古屋工業大学 工学部 工業化学科卒業 1973年 京都大学大学院 工学研究科 石油化学専攻修了 1973年 住友化学工業株式会社 中央研究所 1982年 新日鐵化学株式会社 技術研究所 2000年 名古屋工業大学教授 2007年 京都工芸繊維大学教授 2012年 京都工芸繊維大学 特任教授 2013年 神奈川大学客員教授、岩手大学客員教授、名古屋産業科学研究所中部TLO技術アドバイザー、日本工学アカデミー会員 2015年 高分子学会フェロー 2018年 エフエイエムテクノリサーチ(FAM TechnoResearch)代表

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。  メールまたは郵送でのご案内となります。  郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。ライブ配信とアーカイブ配信(見逃し配信)両方の視聴を希望される場合は、会員価格で1名につき55,000円(税込)、2名同時申込で66,000円(税込)になります。お申し込みフォームのコメント欄に「ライブとアーカイブ両方視聴」とご記入下さい。

受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。
  • アーカイブの場合は、配信開始日以降に、セミナー資料と動画のURLをメールでお送りします。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

セミナー趣旨

 近年、シランカップリング剤は飛躍的に応用分野が広がり、多種多様な工業分野で使用されている。従来は界面の制御による接着・密着性や異種材料の親和性・相溶性の向上などに使用されていたが、さらに新規機能材料として盛んに研究され、既に塗料やコーティング剤として実用化されている有機-無機複合(ハイブリッド)材料の開発において、複合化に不可欠な薬品として使用され重要な役割を果たしている。このように、新規材料開発におけるシランカップリング剤の用途はますます拡大し重要となっている。 本セミナーではシランカップリング剤を実務で効果的に活用するための基礎をわかりやすく説明し、有機‐無機ハイブリッドや機能材料へ応用するためのナノ粒子の調製と粒径制御、シランカップリング剤による種々な材料への表面処理法や反応、処理表面の分析・解析などを具体的な実験例(マニュアル)を中心にやさしく説明する。 

受講対象・レベル

・企業でカップリング剤処理、表面処理を行う技術者・コンパウンド、複合材料(ナノコンポジット/ナノハイブリッド)の新規材料開発者

習得できる知識

・シランカップリング剤の種類・シランカップリング剤の選択基準と効果的使用法・シランカップリング剤の作用機構・処理効果・ナノ粒子の調製と粒径制御法・シランカップリング剤の表面処理法・反応・表面分析/解析法・シランカップリング剤の応用(複合材料<ナノコンポジット/ナノハイブリッド>や新規機能材料の設計、合成、特性解析法)

セミナープログラム

1. シランカップリング剤の概要 1-1. シランカップリング剤とは 1-2. シランカップリング剤の種類と化学構造 1-3. シランカップリング剤の機能 1-4. その他のカップリング剤(ジルコニウム、チタネート系カップリング剤) 1-5. シランカップリング剤の効果的な使用量と使用方法

2. シランカップリング剤の反応、反応制御、作用機構および界面構造の制御 2-1. シランカップリング剤の反応 2-2. 加水分解・縮合反応と反応機構 2-3. 加水分解・縮合反応の制御  (a)シランカップリング剤の反応性(反応速度)  (b)加水分解性基の影響  (c)有機残基の影響  (d)pHの影響 2-4. 無機材料表面への修飾反応と反応機構 2-5. シランカップリング剤、反応条件の影響、界面構造の制御  (a)pHの影響  (b)溶液濃度及び反応温度の影響  (c)無機材料の影響  (d)界面構造の影響 2-6. ジルコニウム系及びチタネート系カップリング剤の活用

3.シランカップリング剤の選択基準、使い方と処理効果 3-1. シランカップリング剤の選択基準-どんなシランカップリング剤を選べばよいか? 3-2. シランカップリング剤の使い方-効果的な使い方は? 3-3. シランカップリング剤の処理効果-シランカップリング剤処理でどんな効果が得られるか?

4.シランカップリング剤による表面処理法-界面・分散性の制御 4-1. シリカの種類と構造 4-2. シリカの表面構造と反応性 4-3. シルセスキオキサン粒子の調製 4-4. ラダー型ポリシルセオキサンの調製 4-5. なぜ界面の制御が必要か? 4-6. シランカップリング剤による表面修飾・改質技術  4-6-1. 表面処理法(a)固相法、(b)溶液法、(c)気相法  4-6-2. シランカップリング剤による表面修飾処理の実験例   (a)ナノ粒子   (b)ガラス板   (c)シリコンウェハー   (d)ステンレススチール

5.表面キャラクタリゼーション―シランカップリング剤の反応状態、表面状態の分析法 5-1. シランカップリング剤の反応解析、被覆率解析方法 5-2. 表面状態の解析・評価方法 (a)構造分析(FT-IR、NMR など) (b)熱分析(DSC,TG-DTA など) (c)表面分析(XPS、原子間力顕微鏡(AFM))

6.シランカップリング剤の応用 6-1. 樹脂、エラストマーの架橋 6-2. 複合材料(有機-無機ハイブリッド)への応用  6-2-1. 有機-無機ハイブリッドの材料設計  6-2-2. 有機-無機ハイブリッド材料の調製法   (a)溶液混合法/溶融混練法   (b)層間挿入法(層剥離法)   (c)ゾルーゲル法   (d)微粒子分散法(In-situ重合法)   (e)表面修飾粒子法(コアシェル構造型ハイブリッド材料)  6-2-3. 種々な有機-無機ハイブリッド材料の調製と特性    (a)汎用(熱可塑性)樹脂(PMMA、PC、PSなど)   (b)耐熱性・熱硬化性樹脂(PI、エポキシ樹脂など)  6-2-4. 有機-無機ハイブリッド材料の構造・特性解析  6-3. 塗料・コーティング剤への応用 6-4. 高機能材料への応用

7.参考図書

キーワード:シランカップリング剤,表面,処理,加水分解,縮合反応,ナノ粒子,分析