これができれば、塗装トラブルやクレームを未然に防げる!
開催日 |
10:00 ~ 16:00 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 新技術開発センター |
キーワード | 塗装・コーティング 生産工学 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Zoomを利用したオンライン講座 |
~豊富な事例でわかりやすく塗装の不具合解析を学ぶ~
塗装劣化のメカニズム、塗装の状態を解析して塗装不具合を未然防止業種ごとの塗装トラブル対策、8つの具体事例の演習を通して、明日から現場で実践できるポイントを詳しく解説!
セミナー講師
向原 文典 氏向原技術士事務所 代表技術士(金属部門)
略歴1978年、大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻卒業同年製鉄会社に入社し研究所で表面処理及び腐食防食に関する鉄鋼製品開発に従事、1999年から2017年まで製鉄会社の子会社のテクノリサーチ会社で、グループ会社及びグループ外会社の鉄鋼製品、非鉄金属製品及び樹脂との複合材料製品の計画、研究、設計、分析、試験、評価と指導を通じて、表面処理、腐食防食、耐久性評価、性能評価、技術評価、不具合原因調査等で、2000件以上の案件の問題の解決と対策を実施2001年に技術士(金属部門)取得2017年5月独立して向原技術士事務所を開業金属製品、化学製品及びこれらの複合材料製品の表面処理、腐食防食、耐久性評価、不具合原因調査等に関する技術コンサルタント、技術鑑定、技術セミナー等を多数実施
記事執筆として「機械設計」特集対策別に見る表面処理の選定・活用法、『総論 表面処理の基礎知識と選定、活用における注意点』、『解説2 金属材料の腐食対策』(2021)日刊工業新聞社がある
セミナー受講料
33,000円(消費税込)
セミナー趣旨
塗装不具合によるトラブルやクレームで苦労している品質技術者は少なくありません。塗装が劣化してしまう現象を止めることはできませんが、塗装が劣化するメカニズムを理解し、塗装の状態を正しく解析することにより、塗装不具合を未然に防ぐことは可能です。つまり、塗装トラブルやクレームが発生する前に適切な対策を打つことが重要なのです。本セミナーでは、塗装解析の専門家であり経験豊富な講師が、塗装劣化のメカニズム、塗装の役割や方法、塗装評価試験、塗膜解析などについて詳しく解説します。また、自動車、電子機器、建築など様々な産業分野での具体的なトラブル対策も解説します。さらに、塗装の不具合解析事例を紹介しながら演習も行います。本セミナーを受講することで、塗装劣化メカニズムを理解して、塗装評価や解析方法を習得し、演習を通して実践的な技術を学ぶことができます。そして、現場ですぐに塗装トラブルやクレームを未然に防ぐ活動をスタートできます。
セミナープログラム
1.塗装劣化とメカニズム(1)塗膜欠陥部の腐食と接着劣化機構(2)塗膜健全部の接着劣化機構(3)塗膜表面部の紫外線劣化機構(4)塗膜の酸化劣化機構(5)塗膜の環境応力亀裂機構(6)塗膜のクリープ劣化機構
2.塗装の果たす役割と限界(1)防食性能(2)絶縁性能(3)装飾性能(美観性)(4)その他性能(防汚、防火、遮熱、耐摩耗、結露防止等)
3.各産業分野での塗装適用例とトラブル対策(1)自動車・車両・船舶分野(2)機械分野(3)電気・電子機器分野(4)建築分野(5)土木分野
4.塗装方法(1)塗装材料(樹脂、顔料、添加剤、溶解性パラメーター等)(2)表面処理方法(除錆、化成処理、プライマー等)(3)塗装方法 (スプレー、刷毛・ローラー、電着、静電粉体、流動浸漬、ダイ式等)
5.塗装評価試験(1)密着性試験(碁盤目試験、垂直引張強度試験、90度剥離強度試験等)(2)耐食性試験(塩水噴霧試験、複合サイクル試験、陰極剥離試験等)(3)耐熱性試験(4)促進耐候性試験 (サンシャイン試験、キセノン試験、メタルハライド試験等)(5)接着耐久性試験(温度勾配試験、温度差固定式耐湿性試験等)(6)環境応力亀裂抵抗性試験(7)クリープ試験、針入度試験(8)その他(色差、光沢度、絶縁抵抗性試験、摩耗試験、衝撃試験等)
6.塗装調査・解析方法(1)塗膜断面観察、表面観察(2)塗膜分析(FTIR、X 線回折、SEM-EDX、DSC、TMA 等)(3)塗膜解析(4)電気化学測定(塗膜下腐食)(5)報告まとめ
7.塗装の不具合解析事例(演習)(1)内面塗装の使用時ふくれ発生の不具合(2)外面塗装の使用時接着不良の不具合(3)外面塗装の使用時変色の不具合(4)外面塗装の使用時塗装剥がれの不具合