PVA(ポリビニルアルコール)の基礎知識と機能化設計

49,500 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 高分子・樹脂材料   高分子・樹脂加工/成形   分析・環境化学
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したオンライン講座

~基本特性・重合方法・構造設計・物性評価・高機能化~

■特性、重合、合成、構造制御、修飾、成形加工、フィルム、高機能化、応用技術…ポリビニルアルコール系の材料を実用化をふまえて包括的に解説!

 

日時

ライブ配信】 2024年8月23日(金)  13:00~16:30【アーカイブ配信】 2024年9月9日(月)  まで受付(視聴期間:9/9~9/24)  受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ 

セミナー講師

静岡理工科大学 理工学部 物質生命科学科 准教授 博士(工学) 小土橋 陽平 氏略歴 2011年3月 鹿児島大学大学院 理工学研究科 博士課程修了(工学) 2011年4月 アルバータ大学(カナダ) 化学/物質工学科 研究員 2013年6月 物質・材料研究機構(NIMS) WPI-MANA ICYS研究員 2016年4月 静岡理工科大学 理工学部 物質生命科学科 講師 2020年4月 静岡理工科大学 理工学部 物質生命科学科 准教授

セミナー受講料

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49,500円( E-mail案内登録価格46,970円 )E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料2名で 49,500円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額24,750円)

【1名分無料適用条件】※2名様ともE-mail案内登録が必須です。※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)※他の割引は併用できません。

 テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】 1名申込みの場合:受講料( 定価:37,400円/E-mail案内登録価格 35,640円 )※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。※他の割引は併用できません。

受講、配布資料などについて

ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)

配布資料

  • PDFテキスト(印刷可・編集不可)

セミナー趣旨

ポリビニルアルコール(PVA)は世界で年間約65万トン生産され、接着剤や食品包装フィルム、化粧品、洗濯のりなど様々な場面で利用されている。近年、優れた重合方法や有機反応の台頭により、一次構造を制御したPVAの合成や、簡便なPVAの機能化が行えるようになってきている。その結果、センサーや薬物キャリア、抗菌フィルムなど新しいPVA材料が報告されている。本講義では、PVAの基礎から機能化設計、また機能性PVAの応用などについて最新の研究とともに紹介する。

受講対象・レベル

・ポリビニルアルコール系の材料を取り扱っている方・研究開発に携わって数年の若手技術者や新人の方・最新のポリビニルアルコール系の材料について情報を得たい方※予備知識は必要ございません。

習得できる知識

・ポリビニルアルコール系の材料について基礎知識を得られる。・ポリビニルアルコール系材料の機能化設計と最新の応用について知識を得られる。

セミナープログラム

1.PVAの歴史と基礎 1-1 合成高分子の歴史  ・天然高分子と合成高分子  ・これまでにどのような合成高分子が開発されたか  ・合成高分子の歴史と発展 1-2 未来のプラスチック  ・未来のテクノロジーに組み込まれる合成高分子 1-3 プラスチックの問題点  ・マイクロプラスチック  ・ナノプラスチック  ・マイクロ及びナノプラスチックが環境に与える影響  ・分解性高分子 1-4 PVAの性質  ・PVAの生体適合性  ・PVAの分解性  ・PVAの機械的な強度  ・PVAの透明性  ・PVAのガスバリア性2.PVAの重合方法と構造設計 2-1 フリーラジカル重合によるPVAの重合  ・PVAを重合する際のモノマー  ・PVAの重合方法の問題点  ・PVAの重合方法  ・フリーラジカル重合の特徴 2-2 リビング重合によるPVAの重合  ・リビング重合の特徴  ・リビングラジカル重合の特徴  ・リビング重合によるPVAの合成方法  ・リビング重合により合成されたPVAの特徴  ・リビング重合により合成されたPVAの応用 2-3 PVAの修飾  ・固体表面へのPVAの修飾  ・高分子鎖への修飾3.PVAの物理化学的な性質の評価方法 3-1 分子量と分子量分布の評価  ・核磁気共鳴装置による評価  ・静的光散乱法による評価  ・ゲル浸透クロマトグラフィーによる評価  ・MALDI-TOF MSによる評価 3-2 結晶化度の評価  ・X線回折法による評価  ・示差走査熱量計による評価 3-3 PVAの成形加工  ・加工法による強度の向上4.PVAの機能化設計 4-1 有機反応、重合を用いた機能化  ・ヒドロキシ基を利用した機能化  ・架橋構造を介した機能化 4-2 複合材料による機能化  ・PVAへの刺激応答性の導入  ・機能化されたPVAフィルムとナノファイバー  ・機能化されたPVAの分解性5.高機能化PVAの最前線 ・デバイスとしての応用 ・センサーとしての応用 ・バイオマテリアルとしての応用 ・高強度ハイドロゲルとしての応用 ・抗菌剤としての応用 ・ナノ構造を利用した抗菌性への応用 ・その他の応用6.まとめ質疑応答