大気中の二酸化炭素直接回収(DAC)の基礎と動向から、冷熱を利用した化学吸収法によるCO2回収技術まで

36,300 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 16:00 
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 化学反応・プロセス   環境負荷抑制技術
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

○大気中の二酸化炭素直接回収(DAC)技術の有力候補、化学吸収法を中心に解説! ○CO2回収の市場・技術・行政の動向から、化学吸収液によるCO2分離回収の仕組みや開発状況、講師が研究を進める冷熱を利用したCO2直接回収とそれを用いたメタン化技術まで。

セミナー講師

 名古屋大学大学院工学研究科化学システム工学専攻 未来社会創造機構 脱炭素社会創造センター センター長 教授   則永 行庸 氏

セミナー受講料

【オンライン受講:見逃し視聴なし】 1名36,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき25,300円

【オンライン受講:見逃し視聴あり】 1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料は、印刷物を郵送で1部送付致します。お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。お申込みは4営業日前までを推奨します。それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
  • 資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

  IEA Net Zero by 2050に拠れば、2050年に炭素中立を達成するために回収すべき二酸化炭素量は、全世界で76億トンである。大気中からの二酸化炭素直接回収(Direct Air Capture、DAC)は、そのうちの9.8億トンとされる。  大気中400ppmの二酸化炭素を分離回収することは極めて困難である。化学吸収、物理吸着、膜分離など、いくつかの分離技術があるが、そのうち化学吸収法は、二酸化炭素分離回収技術として最も古くから利用されている。化学吸収法は、二酸化炭素を取り出す際に、多くのエネルギーを要するが、大気中の超低濃度の二酸化炭素をより確実に捕捉するという観点からは、化学化反応を利用する手法が優位と考えている。  本講演は、各地で進む大気中二酸化炭素の技術開発の動向、演者が開発を進めている冷熱を利用した化学吸収法による大気中二酸化炭素直接回収技術の開発状況や展望について述べる。

セミナープログラム

1.予想される二酸化炭素回収市場規模 1.1 IEA NET Zero シナリオ 1.2 2050年我が国で想定される二酸化炭素回収・除去設備の設置状況 1.3 二酸化炭素回収設備の資本コスト 1.4 各国の行政の動き・EUタクソノミー 1.5 カーボンプライシング2.各地で進む大気中二酸化炭素の技術開発の動向 2.1 商業運転中の二酸化炭素回収貯留 2.2 火力発電排ガス中二酸化炭素回収設備 2.3 大気中二酸化炭素直接回収(DAC)と現状課題 2.4 二酸化炭素回収技術(海外と国内)3.低濃度二酸化炭素回収に適した分離技術と何か 3.1 二酸化炭素分離回収技術(化学吸収、物理吸着、膜分離)の概要 3.2 二酸化炭素回収技術の比較 3.3 低濃度二酸化炭素回収に適した技術 3.4 二酸化炭素分離回収コスト比較(石炭火力排ガス) 3.5 化学吸収液による二酸化炭素分離回収のしくみ 3.6 吸収液・プロセスの開発状況4.冷熱を利用した二酸化炭素直接回収の開発状況と展望 4.1 冷熱を利用した二酸化炭素回収技術 4.2 液化天然ガス冷熱利用を志向した二酸化炭素回収技術(Cryo-DAC®とCryo-Capture®) 4.3 Cryo-DAC®とCryo-Capture®の展望 4.4 回収二酸化炭素と再エネ水素を原料とするカーボンニュートラルメタン<質疑応答>

*途中、小休憩を挟みます。