タイ分子の基礎とプラスチック製品の高性能化
開催日 |
12:30 ~ 16:30 締めきりました |
---|---|
主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 高分子・樹脂材料 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 |
~分子構造、結晶構造の制御によるタイ分子の増大、機械物性の向上~
☆高分子材料の機械的強度や耐久性を向上させる「タイ分子」について、結晶性高分子の基礎から解説する!
【アーカイブ配信 視聴期間:11/6~11/13】での受講もお選びいただけます。希望される方は申込フォームにてご選択ください。
セミナー講師
SHテクノリサーチ 代表 / 京都工芸繊維大学 大学院工芸科学研究科 非常勤講師 工学博士細田 覚 氏【ご活躍】高分子学会フェロー【ご専門】高分子化学、高分子物性、高分子工学
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、 2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、 今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。 すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。 メールまたは郵送でのご案内となります。 郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
受講について
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
- Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
- セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
- 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
- セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。ご自宅への送付を希望の方はコメント欄にご住所などをご記入ください。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
セミナー趣旨
高分子製品のリサイクル、リユースまでの使用期間の長期化や、軽薄短小化(リデュース)という観点から、結晶性高分子には、長期の機械的耐久性や衝撃に対する機械的強度の向上が常に求められており、これらの特性の発現にはタイ分子が関係していることが判っている。 このセミナーでは、まず代表的な結晶性高分子であるポリオレフィンを中心に、その触媒や製法、分子構造・結晶構造の基礎について学び、次に、タイ分子に深く関係する組成分布、ラメラ厚み分布、結晶への短鎖分岐の取り込みなどについて説明する。 その後、弾性率や分光法によるタイ分子の測定例や統計的な求め方について、種々の研究例を用いて説明する。さらにタイ分子増大によるプラスチック製品の高性能化の方向性についても説明を加える。 最後に、加工によってタイ分子を増やす方法として、Tダイ法やインフレーション法によるフィルム成形と高次構造形成の関係について解説する。
受講対象・レベル
・研究開発・製造業務に携わって数年の技術者や新人の方・研究開発の長年の経験者で、今一度、結晶構造・タイ分子について学び直したい方
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得できる知識
・ポリオレフィンに関する基礎知識(触媒、製造技術など)・分子構造のキャラクタリゼーションの方法 ・結晶構造の基礎知識(結晶系、球晶構造、ラメラ晶、配向結晶、結晶構造分布、等) ・分子構造分布が結晶構造分布にどのように反映されるか・タイ分子の実験的定性・定量方法、および統計的方法 ・高強度化、高耐久性能とタイ分子 ・分子設計の観点から見るさらなる高性能化について・加工法と構造形成過程
セミナープログラム
1.結晶性高分子の分子構造、結晶構造 1-1 ポリオレフィンの基礎(触媒と製造技術) 1-2 分子構造のキャラクタリゼーション 1-3 分子構造分布 1-4 結晶構造の基礎(結晶系、球晶構造、ラメラ晶、配向結晶等) 1-5 結晶構造分布 1-6 分子構造分布が結晶構造分布にどのように反映されるか
2.タイ分子と分子構造、結晶構造 2-1 タイ分子の概念の確立(高分子説からラメラクラスター理論まで) 2-2 房状ミセル構造からラメラ晶 (fold結晶)への変遷 2-3 タイ分子の実験的定性・定量法(弾性率、ESR、IR、等) 2-4 統計的取り扱い 2-5 IR法、ラマン法によるタイ分子の評価と結晶構造
3.タイ分子の観点からの高強度化設計 3-1 LLDPEの機械的強度 3-2 HDPE(高耐久性能PE)の分子設計、製造法 3-3 さらなる高性能化について 4.加工法と構造の形成 4-1 Tダイ加工法 (1) シシケバブ構造の形成と加工条件 4-2 インフレーションフィルム成形法 (1) 構造形成過程 (2) 直鎖状PE/長鎖分岐PEブレンド 4-3 射出成形法
【質疑応答】