バイオプラスチックの基礎と応用、開発・利用動向と開発事例

44,000 円(税込)

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開催日 13:30 ~ 16:30 
主催者 シーエムシー・リサーチ
キーワード 高分子・樹脂材料   環境負荷抑制技術
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

セミナー講師

位地 正年 氏環境・バイオ・プラスチックリサーチ 代表( 元 日本電気㈱ 主席研究員、 筑波大学 連携大学院 教授 )

【講師経歴】 ・ 1981年 東京工業大学大学院 修士課程 化学環境学専攻修了(2002年 同大学で博士(工学)取得) ・ 1981年~1990年 デンカ㈱ 中央研究所(電子部品実装用プラスチックの研究開発・実用化に従事) ・ 1990年~2017年 日本電気㈱ 中央研究所、研究マネージャー、研究部長、主席研究員を歴任      (電子機器用プラスチックのリサイクル技術、脱ハロゲン難燃性プラスチック、       バイオプラスチックの研究開発・実用化に従事) ・ 2014年~2017年 筑波大学 数理物質系 連携大学院 教授(兼務) ・ 2018年~2020年 筑波大学 藻類バイオマス・エネルギーシステム開発研究センター、主幹研究員      (藻類バイオマスを利用したバイオプラスチックの研究に従事) ・ 2020年 環境・バイオ・プラスチックリサーチを設立し、代表に就任      (プラスチックの環境対策・高機能化に関するコンサルテイングを実施中)      東洋大学・神奈川大学 非常勤講師を兼務

【研 究】 プラスチックスの環境対策、特に、脱ハロゲンの難燃性プラスチックや耐久製品用の高機能バイオプラスチックの研究開発と実用化に従事

【所 属】 難燃材料研究会 理事、エコマテリアルフォーラム 運営委員

【受 賞】 文部科学大臣賞研究功績者表彰、環境賞、日経BP技術賞など10件

【書 籍】 著書(共著):41冊、技術論文:110報、学会発表・招待講演:164回

セミナー受講料

44,000円(税込)* 資料付*メルマガ登録者 39,600円(税込)*アカデミック価格 26,400円(税込)

★メルマガ会員特典2名以上同時申込で申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。

★ アカデミック価格学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。申込みフォームに所属大学・大学院を記入のうえ、備考欄に「アカデミック価格希望」と記入してください。

受講について

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。 → https://zoom.us/test
  • 当日はリアルタイムで講師へのご質問も可能です。
  • タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
  • お手元のPC等にカメラ、マイク等がなくてもご視聴いただけます。この場合、音声での質問はできませんが、チャット機能、Q&A機能はご利用いただけます。
  • ただし、セミナー中の質問形式や講師との個別のやり取りは講師の判断によります。ご了承ください。
  • 「Zoom」についてはこちらをご参照ください。

■ お申し込み後の流れ

  • 開催前日までに、ウェビナー事前登録用のメールをお送りいたします。お手数ですがお名前とメールアドレスのご登録をお願いいたします。
  • 事前登録完了後、ウェビナー参加用URLをお送りいたします。
  • セミナー開催日時に、参加用URLよりログインいただき、ご視聴ください。
  • 講師に了解を得た場合には資料をPDFで配布いたしますが、参加者のみのご利用に限定いたします。他の方への転送、WEBへの掲載などは固く禁じます。
  • 資料を冊子で配布する場合は、事前にご登録のご住所に発送いたします。開催日時に間に合わない場合には、後日お送りするなどの方法で対応いたします。

セミナー趣旨

 プラスチックスは、海洋汚染に加え、資源枯渇、温暖化などの環境問題が顕在化しており、この対策として、再生可能でCO2を固定化できる植物を原料にしたバイオプラスチックが重要となっています。

 本講演では、まず、プラスチックスの環境問題の現状について述べ、そして、バイオプラスチックの基礎から応用まで解説します。すなわち、バイオプラスチックの開発・利用の歴史、世界や日本での利用と技術開発の動向、今後の生産予想、さらに、代表的な種類の構造と物性や利用上の課題について説明します。その後、本講師が日本電気㈱や筑波大学で取り組んだ、耐久製品用の高機能なバイオプラスチックの開発と製品適用の実例を紹介します。ここでは、差異化できる新材料の企画や、開発・製品適用のポイントを説明します。最後に、バイオプラスチックの今後の予想と目指すべき方向について述べます。

受講対象・レベル

 プラスチックや添加剤の製造、プラスチックの成形加工、製品へのプラスチックの適用に関わる、研究開発、生産、販売、製品企画の担当者

習得できる知識

・ バイオプラスチックの基礎から応用までの知識・ バイオプラスチックの新企画、開発、実用化、製品適用のポイント

セミナープログラム

※ 適宜休憩が入ります。

1.プラスチックの環境問題の現状と対策 世界や日本での廃プラスチックの排出や海洋汚染等の現状と対策状況  2.バイオプラスチックの基礎から応用 2-1 開発・利用の歴史、特徴・メリットと現在の課題 2-2 日本や世界の生産状況と将来予想 2-3 各国での認証や規制の動向 2-4 主要な種類の説明(構造、物性、用途、実用上の課題など)  3.高機能バイオプラスチックの開発・製品適用の実例 3-1 新しいバイオプラスチックの企画、開発の狙い 3-2 ポリ乳酸複合材  ・高植物成分率と難燃性等の高機能性の同時実現と電子機器への適用  ・新機能として高伝熱性や形状記憶性の実現 3-3 セルロース系バイオプラスチック  ・長鎖・短鎖付加の新構造による高植物成分率と強度・耐熱性の実現  ・省エネルギー製造プロセスの開発  ・新たな付加価値として、漆ブラック調の高装飾性の実現  ・海洋分解性の実現 3-4 藻類利用バイオプラスチック  ・藻類を利用したバイオプラスチックの開発・利用動向  ・CO2排出量ゼロを実現する樹脂構造と製造プロセスの開発  4.今後の展望 バイオプラスチックの今後の予想と目指すべき方向 (プラスチックの循環型環境対策の中での寄与と今後の方向性)