リポソームと脂質ナノ粒子の基礎・調製・評価および応用のポイント
開催日 |
13:00 ~ 16:00 締めきりました |
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主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 医薬品技術 バイオ技術 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 |
リポソームやLNPといった脂質ベースのナノDDSの基礎的知識、設計時の考え方、調製方法を解説!実験室レベルの評価方法やリフレクションペーパーやガイドラインに沿った評価方法を紹介!!
【アーカイブ配信受講:11/22~11/28】での受講もお選びいただけます。希望される方は申込フォームにてご選択ください。
セミナー講師
金沢大学 医薬保健研究域薬学系 薬物送達科学研究室 教授 中村 孝司 氏
【専門】薬物送達学、腫瘍免疫学
【略歴】・学歴2004年3月 北海道大学薬学部総合薬学科 卒業2007年3月 北海道大学大学院薬学研究科医療薬学専攻修士課程 修了2010年3月 北海道大学大学院生命科学院生命科学専攻博士後期課程 修了
・職歴2007年4月-2010年3月 学術振興会特別研究員(DC1)2010年4月-2010年12月 北海道大学大学院薬学研究院 博士研究員2011年1月-2023年6月 北海道大学大学院薬学研究院 助教2012年11月-2017年10月 国立医薬品食品衛生研究所 薬品部 協力研究員(革新的医薬品・医療機器・再生医療製品実用化促進事業)2023年7月-2024年9月 北海道大学大学院薬学研究院 准教授2024年10月-現在 金沢大学医薬保健研究域薬学系 教授
・学会委員日本薬剤学会 DDS製剤臨床応用FG 執行委員(幹事)日本薬物動態学会 DIS DDS委員 世話人
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、 2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、 今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。 すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。 メールまたは郵送でのご案内となります。 郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
受講について
・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】1)Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
セミナー趣旨
創薬モダリティの多様化が進む中、核酸に代表される高分子を用いた革新的医薬品の創出には、ナノ粒子を利用したdrug delivery system(ナノDDS)技術の利用が不可欠である。特に、脂質ナノ粒子(lipid nanoparticle: LNP)は世界初のsiRNA医薬品やmRNAワクチンに使用されており、ナノDDS技術の臨床応用への道を切り拓いた。本講座では、リポソームやLNPといった脂質ベースのナノDDSの基礎的知識、設計時の考え方、調製方法を解説し、実験室レベルの評価方法やリフレクションペーパーやガイドラインに沿った評価方法を紹介する。我々の研究成果を実例として紹介しながら進める予定である。ナノDDS技術を身近なものに感じて頂き、ナノDDS技術を用いた新たなサイエンスの創出や医薬品開発に繋がれば幸いである。
セミナープログラム
1. 脂質をベースにしたナノDDSの基礎 1-1 薬物送達学概論 DDSとは何か? 1-2 医薬品開発からみたナノDDS技術の重要性 1-3 リポソームと脂質ナノ粒子(LNP)の違い 1-4 リポソームの基礎 1-5 脂質ナノ粒子(LNP)の基礎
2. リポソームと脂質ナノ粒子(LNP)の設計理論 2-1 体内動態制御と細胞内動態制御の重要性 2-2 脂質分子の構造と脂質膜の流動性 2-3 イオン化脂質 2-4 細胞内動態制御技術 2-5 体内動態制御技術 2-6 脂質組成の最適化
3. リポソームと脂質ナノ粒子(LNP)の調製方法 3-1 リポソームの調製方法と物質封入方法 3-2 LNPの調製方法:アルコール希釈法 3-3 核酸搭載LNPの調製方法 3-4 マイクロ流路を用いたLNPの大量調製
4. リポソームと脂質ナノ粒子(LNP)の評価方法 4-1 ガイドライン・リフレクションペーパーを踏まえて 4-2 粒子径・粒度分布・ゼータ電位測定 4-3 薬剤の封入率測定 4-4 脂質量測定 4-5 安定性評価 4-6 細胞内動態評価 4-7 体内動態評価
5. 実例紹介 5-1. 核酸アジュバント搭載LNPを用いたがん免疫療法 5-2. siRNA搭載LNPを用いた免疫細胞の遺伝子発現制御