導電性フィラーの種類、特性と配合・分散技術

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
主催者 (株)R&D支援センター
キーワード 高分子・樹脂材料   複合材料・界面技術   炭素系素材
開催エリア 全国
開催場所 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 

導電性フィラーとポリマーからなる「導電性コンポジット」を開発するための講座。パーコレーション理論の基礎や導電機構から、分散性評価法について。また、導電性フィラーの種類別に、具体例を挙げて分散性と導電性発現の関係を詳細に解説します。

対象フィラーはカーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、気相法炭素繊維、カーボンナノチューブ、グラフェン、液体金属、MXeneおよび導電性ポリマーです。

※Zoomを使ったWEBセミナーです。在宅、会社にいながらセミナーを受けられます。アーカイブ配信【視聴期間:11/29~12/6】での受講もお選びいただけます。希望される方は申込フォームにてご選択ください。

セミナー講師

小林技術士事務所 所長 小林 征男 氏

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。  メールまたは郵送でのご案内となります。  郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。ご自宅への送付を希望の方はコメント欄にご住所などをご記入ください。開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますことご了承下さい。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

セミナー趣旨

 導電性コンポジットの開発に当たって、最も重要なフィラーのポリマー中での分散性と導電性発現の関係についてパーコレーション理論をベースに詳細に解説します。 講義の前半では、パーコレーション理論の基礎及び導電機構について紹介し次いで、フィラーの局在化による低い閾値を得る手法とフィラーの分散性評価法について紹介します。後半では、フィラーの種類別に、具体例を挙げて分散性と導電性発現の関係を詳細に解説します。取り上げるフィラーはカーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、気相法炭素繊維、カーボンナノチューブ、グラフェンのカーボン系及び新しいフィラーとして特徴ある物性を有する液体金属、MXene及び導電性ポリマーです。最後に導電性コンポジットの新しい用途として注目されているウェアラブルデバイスへの応用について紹介します。

習得できる知識

・パーコレーション現象 ・導電性フィラーの分散性と導電性発現の機構・導電性コンポジットの閾値を最小化する手法・導電性フィラーの種類が導電性コンポジットの導電性に及ぼす影響・導電性コンポジットの歪センサ(strain sensor)への応用

セミナープログラム

1.パーコレーション現象と導電性コンポジット 1-1. パーコレーション現象について 1-2. ポリマーの種類と特性

2.導電性フィラー配合樹脂の導電機構モデル 2-1. 統計的パーコレーションモデル 2-2. General Effective Media (GEM) モデル 2-3. 熱力学的パーコレーションモデル 2-4. 動的パーコレーションモデル 2-5. Interparticle Distance (IPD) Model 2-6. ハイブリッドフィラーの閾値予測

3.フィラー粒子間の導電機構 3-1. 直接接触モデル 3-2. 被膜介在モデル(トンネル伝導モデル) 

4.導電性フィラーの表面改質法と分散性 4-1. シランカップリング剤による改質 4-2. ポリマーグラフトによる改質 4-3. その他の表面改質法

5.ポリマーブレンド系での導電性フィラーの選択的局在化 5-1. ダブルパーコレーションとYoungの式 5-2. 2成分ポリマーブレンド系でのフィラーの偏在

6.自己組織化導電ネットワーク形成系 6-1. PMMA/HDPE/VGCF系コンポジット 6-2. 有機モンモリロナイト添加Nylon/CB系コンポジット

7.高アスペクト導電性フィラーのSlim-Fast機構

8.導電性フィラー配合樹脂の分散性評価法 8-1. 画像統計解析 8-2. 森下指数

9.カーボン系フィラーの特徴と配合樹脂の特性 9-1. カーボンブラック 9-2. グラファイト 9-3. 炭素繊維 9-4. 気相法炭素繊維  9-5. カーボンナノチューブ 9-6. グラフェン

10.金属フィラーの特徴と配合樹脂の特性

11.新規導電性フィラーの特徴と配合樹脂の特性 11-1. 液体金属 11-2. MXene 11-3. 導電性ポリマー

12.導電性コンポジットのウェアラデバイスへの応用

13.まとめ

 【質疑応答】

キーワード:導電性,フィラー,カーボンブラック,金属,CNT,分散,配合,セミナー