導電性炭素材料の特徴と技術・市場トレンド〜導電性カーボンブラック・カーボンナノチューブ・グラフェン〜

25,000 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 16:00 
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主催者 株式会社 新技術開発センター
キーワード 炭素系素材   電子デバイス・部品   複合材料・界面技術
開催エリア 東京都
開催場所 【千代田区】新技術開発センター
交通 【地下鉄】半蔵門駅・麹町駅

様々な導電性炭素材料の基礎から,特徴を最大限に引き出すための応用までを学ぶ!様々な素材を目的とする用途に応じて使いこなすことが,特徴あるノウハウや製品を生み出すポイントです導電性炭素材料に関する技術的内容を,わかりやすく詳細に解説!

セミナー講師

前野 聖二 氏機能性カーボンフィラー研究会 副会長技術士(化学部門)略歴成蹊大学大学院 工学研究科 工業化学専攻 博士前期課程修了1998年 ライオン株式会社 化学品研究所 樹脂/導電材チームリーダー2000年 ケッチェン・ブラック・インターナショナル株式会社へ出向。研究開発部長 兼 管理部長2010年 ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ株式会社へ出向。経営管理部長、業務管理部長2018年 同社 研究開発本部 副主席研究員 技術コーディネーター(カーボン担当)ライオン株式会社入社以来現在まで一貫して、カーボン系新素材開発、導電性樹脂複合材料の研究開発や製造技術開発に従事。2009年 機能性カーボンフィラー研究会 副会長を兼務各種カーボンフィラーメーカーやユーザーへの有用情報提供や情報交流促進活動を推進。専門ナノ素材および複合材料分野フィラー/樹脂複合化分野二次電池、キャパシタ、燃料電池用導電材料分野導電性カーボンブラックの研究導電性フィラーの研究その他 所属・役職炭素材料学会電気化学会日本化学会日本技術士会【講師より】一貫して導電性炭素材料やそれらの塗料・樹脂複合材料の技術開発に従事。導電性カーボンブラック製造メーカーに勤務した経験もあります。 ナノカーボンをはじめとする炭素材料全般の知識と人脈があり,具体的な課題・展望についての紹介が可能です。

セミナー受講料

25,000円(消費税込)※テキスト代を含みます。

セミナー趣旨

導電性炭素材料とは,樹脂や塗料など絶縁性の材料に導電性を付与する素材です。導電性炭素材料には,古くから使われる導電性カーボンブラックから,近年注目されている最先端のカーボンナノチューブやグラフェンなど,様々な素材が存在します。これらの素材を目的とする用途に応じて使いこなすことが,特徴あるノウハウや製品を生み出すポイントとなります。本講では,まず,導電性炭素材料の種類や特徴といった基礎を学びます。さらに,これらの素材の特徴を最大限引き出すための高導電化技術や,最適分散手法などの応用について学習します。導電性炭素材料に関する技術的内容を分かりやすく,かつ詳細に解説します。

習得できる知識

各種導電性炭素材料の特徴と種類,メリット・デメリット導電性炭素複合材料の高導電化・高分散化技術昨今の技術・市場トレンド

セミナープログラム

緒言  情報交流(人脈力)の重要性
第1部 導電性炭素材料入門
1.各種導電性炭素材料の種類,製法,構造
<種類>
  • 導電性炭素材料とは?
  • 導電性カーボンブラック
  • グラファイト
  • 炭素繊維
  • カーボンナノチューブ
  • VGCF(気相成長法炭素繊維)
  • グラフェン
<製法>
  • 導電性カーボンブラック:オイルファーネス法,アセチレンガス分解法
  • カーボンナノチューブ:気相成長法,カーボンアーク法
  • グラフェン:ハマーズ法,黒鉛剥離法
<構造>
  • 導電性カーボンブラック:グラフェン,一次粒子,アグリゲート,アグロメレート,表面官能基,結晶性,DBP吸収量,凝集体径
  • カーボンナノチューブ:単層・多層ナノチューブ
  • グラフェン:単層・多層グラフェン,酸化グラフェン
  • 各種導電性炭素材料の構造
  • 導電性フィラーの位置づけ(導電性マップ)
2.ターゲット市場とその成長性
  • 樹脂複合材市場,パワーソース分野用途例・自動車用バッテリー分野
  • リチウムイオン電池・燃料電池・キャパシタ
第2部 導電性炭素材料の性能を最大限引き出すために
3.高導電化技術
  • 導電性測定方法
  • 分散状態(凝集塊量)と導電性
  • 樹脂の影響(単一樹脂系,二成分樹脂系)
  • 充填材の影響
  • 成形条件の影響
  • 導電性精密コントロール技術(高抵抗値安定化技術)
  • 高導電化技術
  • 帯電圧半減期低減技術
4.導電性炭素材料の高性能化(炭素材料改質技術)
  • 表面官能基付与・結晶性の増大
◎ 質疑応答