インクジェットの各構成要素の総合知識と課題解決

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 印刷技術   メカトロ・ロボティクス   物理化学
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したオンライン講座

~アプリケーション、デバイス、装置、材料開発のために~

原理、種類、民生用と産業用の違い、要素技術・プロセスの把握と改善 インク、ヘッドの重要特性、パラメータ変動と特性変化、最適吐出量、 最適速度、不吐出とばらつき、不均一への具体的対策… 各構成要素の技術、プロセス毎に基礎、重要特性、課題を解説! インクへのIJ側の要求を把握したい、IJ技術を応用したい、 デバイス等の開発・生産のためにIJを活用したい… インクジェット、およびその周辺(材料、装置、生産技術)に携わっている方、 これから携わる方、おさらいしたい方は是非! インクジェット技術の全貌を基礎も含めて総合的に解説し、 今後のIJ技術の可能性も探っていきます!

 

日時

ライブ配信】 2024年9月27日(金) 10:30~16:30【アーカイブ配信】 2024年10月15日(火) まで受付(視聴期間:10/15~10/28)  受講可能な形式:【ライブ配信】or【アーカイブ配信】のみ 

セミナー講師

インクジェット・ジェーピー 代表 小藤 治彦 氏セイコーエプソン(株)で1978年から圧電型インクジェットの開発および商品化を行う。1995年 キヤノン(株)入社、 ページワイドBJプリンタの開発を行う。2001年からインクジェット技術コンサルタント事業を始め、 国内外各社のコンサルティングを行っている。略歴1968年 4月  (株)諏訪精工舎(現セイコーエプソン)入社1976年 ~ 信州精器最初のワイヤードットプリンタ(M-500)を開発商品化1978年 ~ 圧電型インクジェットプリンタの開発商品化をおこなう1995年 6月 キヤノン(株)入社1995年 ~ BJプリンタの開発を指揮する2001年 9月 キヤノン(株)を退社以降 技術コンサルタント(インクジェット・ジェーピー)としての活動を始め、現在まで国内外数十社のコンサルティングを行っている

セミナー受講料

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55,000円( E-mail案内登録価格52,250円 )E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料2名で 55,000円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額27,500円)

【1名分無料適用条件】※2名様ともE-mail案内登録が必須です。※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)※他の割引は併用できません。

 テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】1名申込みの場合:受講料( 定価:41,800円/E-mail案内登録価格 39,820円 ) ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。 ※他の割引は併用できません。

受講、配布資料などについて

ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)

配布資料

  • 製本資料(開催日の4、5日前に発送予定))※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、 開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。

セミナー趣旨

最近は高機能なインクジェットプリンタが安価に市販されています。そのため、インクジェット技術を新規に応用しようとする方は、容易にそれらを適用できると考えがちです。しかし実際はそれほど簡単ではありません。・インクジェット技術の応用をしたい方、・デバイス等の開発のためにインクジェット技術を使おうとしている方、・インクの開発をしていてインクジェット側からの要求を把握したい方に、1.インクジェット各構成要素の特性把握のために原理的な説明をすると共に、2.具体的な課題およびその解決方法について実務的に説明し、3.現在及び将来の課題解決に役立ててもらいたいと考えています。

習得できる知識

・インクジェットの原理と種類・民生用インクジェットと産業用インクジェットのちがい・ヘッド、インクのパラメータ変動と特性変化・ヘッド、システムから見たインクの重要特性・最適吐出量、最適速度の決め方・不吐出とばらつきの要因および具体的対策

セミナープログラム

1.本講習の目的2.インクジェットはなぜ飛ぶか 2.1 水鉄砲と同じ? それとも灯油ポンプ(醤油チュルチュル)と同じ? 2.2 インクジェットはなぜ飛び続けるか?3.インクジェットにはどんな種類があるか? 3.1 大きく分けると2つ ‐オンデマンドタイプとコンティニュアスタイプ 3.2 力の元:ピエゾとバブル/その強みと弱み4.インクジェットの応用分野はどんなものがある? 4.1 民生用インクジェット 4.2 産業用インクジェット5.インクジェットでまず起こる問題とは? 5.1 インクはノズル内で乾いてはいけない。しかしメディア(紙面)上で乾かなければならない。さてどうするか? 5.2 ちょっとしたことで必ず打たなくなる―ゴミや気泡6.メディア上で乾かす方法は? 6.1 こんなにある乾燥(定着)方法―いかに苦労してきたか 6.2 専用紙 6.3 油性インク/浸透インク 6.4 超アルカリインク 6.5 超浸透インク 6.6 ホットメルトインク 6.7 UVインク 6.8 転写方式 6.9 凝固剤吐出 6.10 凝固剤塗布  6.11 赤外線、フラッシュ 6.12 温風7.インクジェットシステム開発の望ましい手順は?8.民生用インクジェットと産業用インクジェットは何が違う? 8.1 人間の目は,大きければ良く見える?  コントラスト感度関数(CSF)9.ドット不均一の例10.不均一の原因概要11.インクジェットヘッドのモデル化 11.1 集中定数モデルは役に立つか 11.2 「押し打ち」の式 11.3 薄膜PZT12.例題ヘッドの具体的なパラメータ変動と特性変化 12.1 ノズル長さ、ノズル径、供給路長さ、供給路断面積のばらつきと特性変化 12.2 圧力室幅、圧力室長さ、PZT厚さ、振動版厚さのばらつき 12.3 インク粘度、インク密度、インク音速の変動 12.4 30/50μmの気泡の存在 12.5 圧電定数、駆動電圧のばらつき13.速度変動に効く要因は何か(まとめ)14.吐出量変動に効く要因は何か(まとめ)15.モデル解析から判る事16.同じヘッドでも特性が違う/押打ちと引き打ち17.インクにはどんな種類がある?18.ヘッド、システムから見たインクの重要特性(パラメータ) 18.1 粘度 18.2 表面張力 18.3 密度 18.4 ぬれ性 18.5 粒径 18.6 音速19.ヘッド、システムから見たインクの重要特性(ヘッド内挙動) 19.1 接液性 19.2 界面凝集 19.3 電界、電池形成 19.4 分散破壊、凝集、沈殿 19.5 コゲ(BJ) 19.6 気泡発生20.最適吐出量の決め方 20.1 ドットピッチと最適吐出量 20.2 細線印刷の工夫21.最適速度の決め方 21.1 着弾精度 21.2 安定性 21.3 サテライト22.飛翔速度と着弾精度23.インクジェットの測定法および評価法 23.1 測定法 23.2 評価法24.ノズル毎のばらつきに対する対策 24.1 アクチュエータ、流路のばらつき低減 24.2 ノズルのばらつき低減25.不吐と経時的なばらつきの要因および具体的対策 25.1 気泡 25.2 ノズル面汚れ 25.3 インク蒸発、界面凝集 25.4 昇温 25.5 残留振動 25.6 クロストーク26.ヘッドインク以外の要因と具体的対策 26.1 環境 26.2 装置 26.3 負圧 26.4 水頭差27.その他の不均一対策 27.1 マルチパス 27.2 高速マルチパス 27.3 不吐補完 27.4 ノズル個別補正(DPN) 27.5 ヘッドシェイディング補正28.おわりに質疑応答