「ケミカルリサイクル」「メカニカルリサイクル」「バイオマスプラスチック」 その開発と事業化状況について
開催日 | オンデマンド |
---|---|
主催者 | JPI (日本計画研究所) |
キーワード | 省資源 高分子・樹脂材料 汚染物質排出抑制技術 |
開催エリア | 全国 |
プラスチックのサステナビリティを実現する
開催日:2023年01月17日
セミナー講師
株式会社 旭リサーチセンターシニアリサーチャー府川 伊三郎 氏
1969年 東京大学理学部化学科修士課程修了、 博士(工学)1969年 旭化成入社 ・合成ゴム、合成樹脂、モノマー、機能性ポリマーの研究開発 ・取締役・中央技術研究所長、MMA事業部長、富士支社長2010年 福井工業大学工学部経営情報学科教授2013年 (株)旭リサーチセンター シニアリサーチャー(現在に至る)
「CO2を原料とする非ホスゲン法ポリカーボネートの開発と事業化」で、GSC賞・通産大臣賞、日本化学会化学技術賞、大河内記念賞、米国化学会ヒーローオブケミストリー賞を受賞
セミナー受講料
1名:33,550円(税込)2名以降:28,550円 (社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>メールで請求書をご送付します。ご入金確認後、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。<2>視聴期間は4週間です。期間を過ぎての対応は致しかねます。<3>ご受講者様ご自身での視聴に限らせていただきます。
セミナー趣旨
世界は、海洋プラスチック問題、循環経済移行の要請、カーボンニュートラルの要請などプラスチックのサステイナビリティが脅かされる危機に直面している。この問題を解決する方法とし、石油(ナフサ)に依存しない、①(勃興する)ケミカルリサイクル技術、②(従来技術の)メカニカルリサイクル技術(欧州の優れたPE・PPのMR技術)、③バイオマスプラスチックの新たな潮流、④CO2の資源化が注目される。これら4つの技術の比較評価を通して、将来の本命技術とすみわけを占う。
セミナープログラム
1. プラスチックのサステイナビリティを脅かす問題 (1)海洋プラスチック問題 ① マイクロプラスチック生成と行方 ② マクロ&マイクロプラスチックの発生源と輸送ルート (2)プラスチック循環経済への移行加速の要請 ①欧州のリサイクル規制と②国連(UNEA5)決議 (3)カーボンニュートラルへの要請2. プラスチックのケミカルリサイクル (1)各種ケミカルリサイクル法の比較(強みと弱み) (2)世界的に勃興する混合廃プラ(PE/PP/PS)の熱分解によるナフサ製造 :世界大手化学メーカーの開発状況、プロセス、課題 (3)PS、PMMAの熱分解によるモノマー製造:同上 (4)PET、PC、PA6、PUなどの化学分解によるモノマー製造:同上 (5)ガス化法、鉄鋼関係のリサイクルプロセス:同上3. プラスチックのメカニカルリサイクル(MR) (1)リサイクルのお手本となるPETのMR (2)欧州が断然優れるPE・PPのMRと日本の課題4. バイオマスプラスチック (1)バイオエタノールを原料とするバイオPE、バイオPETなどの製造 (2)バイオナフサ、バイオディーゼルを原料とするバイオPE、バイオPP、バイオPVC、バイオPCなどの新規製造法 (新潮流) (3)合成ガスの発酵によるエタノールを原料とするバイオPE5. CO2の水素還元や電解還元による資源化(合成ガス、メタノール他)6. 世界の大手化学企業のリサイクル、バイオマスプラスチック、CO2の資源化の開発・事業化の状況等