<機械学習、シミュレーションを用いた>高分子材料の劣化診断、寿命予測

60,500 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:45 
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 高分子・樹脂材料   機械学習・ディープラーニング   CAE/シミュレーション
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません。

熱酸化、加水分解、イオンなど様々な劣化要因から寿命を予測する! 研究開発の効率化、スピードアップへ向けて! 

セミナー講師

1.あなりす 代表 博士(工学)岡田 きよみ 氏2.(国研)産業技術総合研究所 機能化学研究部門 化学材料評価グループ 研究グループ長 博士(理学)新澤 英之 氏 3.(国研)物質・材料研究機構 構造材料研究センター 高分子系複合材料グループ 博士(工学)タンクス ジョナサン デビッド 氏

セミナー受講料

1名につき60,500円(消費税込、資料付)〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき55,000円〕

受講について

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セミナープログラム

【10:30-12:30】 1.高分子材料の劣化とその測定  ●講師 あなりす 代表 博士(工学) 岡田 きよみ 氏 

1.樹脂および製品の劣化(老化)とは 1.1 樹脂の経過時間に伴う変化 1.2 樹脂の違いによる劣化機構の違い 1.3 製品の寿命をどう考えるか   (強度、外観、使用特性などの考慮)

2.劣化測定に使用される分析機器

3.製品の劣化トラブル例 3.1 熱による劣化 3.2 水による劣化 3.3 イオンによる劣化 3.4 変色 4.FT-IRを使用した樹脂促進試験の例 4.1 促進試験に関して 4.2 加熱ATRアクセサリーを使用した例 4.3 イメージング法を使用した例

【質疑応答】

【13:30-15:00】 2.近赤外光と機械学習による高分子材料の劣化度推定 ●講師 (国研)産業技術総合研究所 機能化学研究部門 化学材料評価グループ 研究グループ長 博士(理学) 新澤 英之 氏

【習得できる知識】近赤外分光法の原理とスペクトルを分析するためのデータ解析に関する知識

【講座の趣旨】近赤外光を用いてプラスチックの構造を非破壊的に分析する技術及び、測定データに機械学習を適用することで劣化状態を予測する診断モデルについて解説する。

1.高分子の劣化診断 1.1 高分子の劣化とは 1.2 劣化試験の仕組み 1.3 機械試験による劣化診断 1.4 破断伸びについて 1.5 ポリプロピレンの劣化

2.近赤外分光法の原理 2.1 近赤外スペクトル 2.2 ケモメトリックスとは 2.3 機械学習の発展 2.4 主成分分析の原理 2.5 PLS回帰分析の原理

3.ポリプロピレンの劣化予測 3.1 ポリプロピレンの近赤外スペクトル 3.2 ポリプロピレンの劣化予測 3.3 ポリプロピレンの劣化メカニズム

【質疑応答】

【15:15-16:45】 3.マルチスケール解析による高分子複合材料の寿命予測 ●講師 (国研)物質・材料研究機構 構造材料研究センター 高分子系複合材料グループ 博士(工学)タンクス ジョナサン デビッド 氏 【略歴】日本国内外の国プロ研究または自由研究において、熱・紫外線・薬液など過酷な環境下における高分子材料の劣化機構の解明および対策についての成果を挙げております。

【略歴】日本国内外の国プロ研究または自由研究において、熱・紫外線・薬液など過酷な環境下における高分子材料の劣化機構の解明および対策についての成果を挙げております。

【習得できる知識】構造部品として使われている高分子系複合材料における化学的・機械的劣化現象に関する知識が習得できる。寿命予測分野においてそれぞれのモデル種(経験的、現象的、機構的)の長所・短所およびマルチスケール解析の原理に関する知識が習得できる。さらに酸性環境下における劣化と、静的応力(クリープ)による機械的劣化の応用例に関する知識が習得できる。

【講座の趣旨】複雑な組成・構造となる高分子複合材料の寿命予測は適切なスケールにおいて、それぞれの素材に適切なモデルの選択について述べる。マルチスケール解析による寿命予測結果を考慮した複合材料の耐久性評価方法および劣化対策についても概説する。

1.高分子複合材料の組成・構造および「劣化」の概念 1.1 複合材料の組成と特性 1.2 化学的な劣化現象(加水分解、熱酸化など) 1.3 機械的な劣化現象(クリープ、疲労など)

2.劣化現象を考慮した解析モデルによる寿命予測 2.1 バルクvsローカルの違いおよび適切なスケールの検討 2.2 複雑な環境に応じる相互効果と加速劣化の検討

3.高分子複合材料における寿命予測の応用例と劣化対策 3.1 酸性環境下におけるエポキシ系複合材料の劣化評価および寿命予測例 3.2 クリープによる劣化の加速評価方法および寿命予測例 3.3 マルチスケール解析に駆動した特定の劣化経路を抑制する対策

【質疑応答】