リチウムイオン電池のモデル化と残量推定・劣化診断技術

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 電気化学   電気化学   CAE/シミュレーション
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したオンライン講座

~最適なバッテリーマネジメントシステムの構築に向けて~

蓄電池のモデル化、蓄電池の発熱・放熱特性や劣化現象、残量推定方法の基礎(電圧や抵抗値からの予測法)、カルマンフィルタによる残量推定と実装・高精度化、逐次最小二乗法による状態推定と実装・高精度化などについて、MATLABによるデモを含めて詳しく解説します。 さらに、組み込みLSIを用いた状態推定、データサイエンスによる劣化診断・寿命予測等のBMSに関する最近の話題についても解説します。 

 

日時

【Live配信】2024年10月29日(火)  10:30~16:30【アーカイブ配信】視聴期間:終了翌営業日から7日間[10/30~11/5中]を予定  受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ 

セミナー講師

立命館大学 理工学部 教授 工学博士 福井 正博 氏専門:知的電池制御、シミュレーション1983年大阪大学大学院博士前期課程(電子工学専攻)修了。同年、松下電器産業(株)入社。1989年~1991年カリフォルニア大学バークレー校にて客員研究員。2003年立命館大学理工学部教授。2004年スーパーヒューマン知能システム研究センター長。自動配置配線、高位合成、モジュールおよびセル合成等 半導体CADおよびシステムLSI設計手法の研究開発に従事。最近の興味は地球環境に貢献する電子技術、すなわち、低電力設計、 スマートグリッド、数学的システム最適化技術など。

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

55,000円( E-mail案内登録価格52,250円 )E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料2名で 55,000円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額27,500円)

【1名分無料適用条件】※2名様ともE-mail案内登録が必須です。※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)※他の割引は併用できません。

 テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】1名申込みの場合: 受講料 41,800円(E-Mail案内登録価格 39,820円 ) ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。 ※他の割引は併用できません。

受講、配布資料などについて

ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)

配布資料

  • PDFテキスト(印刷可・編集不可)

セミナー趣旨

近年、高エネルギー蓄積デバイスとしてリチウムイオン蓄電池システムが注目されている。その性能を引き出し、安全に運用するためには、温度特性や劣化状態をリアルタイムに把握し、常に効果的なバッテリ―マネジメントシステムを構築することが必須である。本セミナーでは、リチウムイオン蓄電池のBMSに用いられる実践的技術と実装方法を解説する。内容は、コールコールプロット等の蓄電池特性から等価回路へのモデル化、カルマンフィルタ(EKF)の基本原理と残量計実装、劣化診断のための逐次最小二乗法(RLS)の基本原理と実装方法を含み実践面に重点化する。アルゴリズムの詳細を理解するため、数式やMATLABを使ったデモにより実装と高精度化方法を詳しく解説する。さらに、最近の話題として、組込みLSIを用いた状態測定、データサイエンスを用いた電池のモデル化、制御、予測技術等も紹介する。

受講対象・レベル

蓄電池やスマートグリッド関連の初学者、若手技術者など。

習得できる知識

蓄電池に関する基礎的な知識、蓄電池システムのモデル化および最適化手法、学会等での動向など。

セミナープログラム

1.リチウムイオン蓄電池の動作原理とBMSの役割2.蓄電池のモデル化方法 2.1 蓄電池の電気的特性、等価回路表現 2.2 蓄電池の特性測定 2.3 ナイキスト図から等価回路モデルの抽出 2.4 等価回路パラメータの温度補正 3.高精度残量計 3.1 残量推定に用いられる方法(電流積算とカルマンフィルタ) 3.2 測定誤差要因の整理 3.3 カルマンフィルタ(EKF)の基本アルゴリズム 3.4 蓄電池モデルの表現と実装 3.5 EKFを用いた残量計の実装(デモ) 3.6 高精度化のテクニックと実装 4.蓄電池劣化による蓄電池モデル変動の推定 4.1 蓄電池の劣化現象とモデル化 4.2 内部抵抗と開放電圧の劣化変動 4.3 逐次最小二乗法(RLS)の基本アルゴリズム 4.4 RLSによる等価回路パラメータ抽出 4.5 RLSの高精度化 4.6 劣化補正機能付き残量計の構築 5. BMSに関する最近の話題 5.1 組込みLSIをつかった内部抵抗測定 5.2 データサイエンスによる劣化診断と寿命予測 □質疑応答□