高分子膜のガス透過メカニズムと高分子CO2分離膜の技術動向

49,500 円(税込)

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開催日 13:00 ~ 16:30 
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 高分子・樹脂材料   地球温暖化対策技術   化学反応・プロセス
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したオンライン講座

■膜によるガス分離の基礎■ミクロ孔多孔質無機膜との比較■膜モジュールと膜分離プロセス■促進輸送膜も加えた高分子膜のガス透過分離メカニズム、最近の研究開発動向

二酸化炭素の分離回収技術に期待される分離膜を用いたガス分離法!大学講義でもあまり扱われない膜分離を解説! 

 

日時

Live配信(アーカイブ配信付き)】 2024年12月6日(金)  13:00~16:30【アーカイブの視聴期間】2024年12月7日(土)~12月13日(金)まで  受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ  ★アーカイブ配信のみの受講もOKです。

セミナー講師

山口大学 大学院創成科学研究科 教授 田中 一宏 氏

<経歴>1988年 山口大学 工学部 助手1998年 山口大学 工学部 助教授2021年 山口大学 創成科学研究科 教授<研究内容・専門>膜分離工学、ガス分離用高分子膜、ガス分離炭素膜<活動>化学工学会、高分子学会、日本膜学会<主な受賞>Outstanding Paper Award of 2006, Journal of Chemical Engineering of Japan 化学工学会

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

49,500円( E-mail案内登録価格46,970円 )E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料2名で 49,500円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額24,750円)

【1名分無料適用条件】※2名様ともE-mail案内登録が必須です。※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)※他の割引は併用できません。

■■■ 1名様で、11月1日申込み受付分から ■■■ テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】1名申込みの場合: 受講料 37,400円 (E-Mail案内登録価格 35,640円) ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。 ※他の割引は併用できません。

受講、配布資料などについて

ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)

配布資料

  • PDFテキスト(印刷可・編集不可)

セミナー趣旨

分離膜を用いたガス分離法は低炭素社会の構築に必要な二酸化炭素の分離回収技術の一つとして期待されている。原理的に消費エネルギーが少ないためであるが、実用化には十分な性能を有する分離膜の存在が不可欠である。膜の素材は高分子と無機材料に大別できる。分離性能は無機膜の方が高いが、コストなどの理由から未だ普及はしていない。一方、高分子膜は特定の分野では利用が進んでいる。今後、高分子膜が多方面にも利用され、また、製造コスト低減による無機膜の利用も進むと考えられるが、大学等の講義で膜分離が扱われることはほとんどない。そこで本講座は、化学産業の技術者が膜ガス分離に対する理解を深めることを目的に、促進輸送膜も加えた高分子膜のガス透過分離メカニズムを解説し、最近の研究開発動向を概観する。

習得できる知識

・膜ガス分離の基礎と特徴・高分子膜中の低分子の透過メカニズム・溶解拡散機構と高分子物性との相関

セミナープログラム

1.膜によるガス分離の基礎  1.1 膜ガス分離の概要と特徴 1.2 透過係数とパーミアンス 1.3 分離係数 1.4 膜性能の評価法2.高分子膜のガス透過メカニズム 2.1 高分子鎖の凝集体 2.2 溶解拡散機構 2.3 ガスの分子サイズと凝縮性 2.4 高分子膜のガス透過特性 2.5 ゴム状態とガラス状態 2.6 自由体積 2.7 ガス透過分離特性を決める因子3.ミクロ孔多孔質無機膜との比較 3.1 ガス透過メカニズムの比較 3.2 ガス透過特性の比較4.膜モジュールと膜分離プロセス 4.1 膜の断面方向の構造 4.2 膜モジュールの種類と製膜法 4.3 膜モジュールの性能と膜性能との関係 4.4 欠陥の影響5.高分子CO2分離膜の技術動向 5.1 高分子膜の性能限界 5.2 性能限界から導かれる分子設計指針 5.3 分子鎖間隙の拡大による高性能化  5.3.1 TR膜  5.3.2 PIM膜  5.3.3 MMM 5.4 溶解度選択性の向上による高性能化  5.4.1 ガラス状高分子膜での試み  5.4.2 PEO膜  5.4.3 促進輸送膜 5.5 高分子CO2分離膜の現状と課題6.まとめ  □質疑応答□