マイクロ波プロセスの基礎と装置開発、産業導入における技術課題・トラブルと対策

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 化学反応・プロセス   応用物理一般   地球温暖化対策技術
開催エリア 全国
開催場所 オンライン配信

~電磁加熱技術の可能性と適用限界~~加熱炉開発に携わる方&利用や導入検討をしたい方へ~

■バイオマスの再生資源化への応用や、製鉄反応の高速・低温プロセス化への応用など 材料・化学分野プロセスに広く応用可能性をもつマイクロ波プロセスについて、その特徴や魅力などの基礎から解説。■熱暴走によるプロセス不安定性、温度分布制御、放電現象などなど、マイクロ波プロセスでの技術トラブルや、ラボ試験機の比較、コスト試算例などマイクロ波加熱を導入・応用・実用化する際に知っておきたい情報、更には、持続可能社会へ向けたマイクロ波プロセスなども紹介。 ■これからマイクロ波加熱の導入を検討する方から、導入後に現在課題を抱えている方、そして加熱炉開発に携わる方まで、広くお役立ていただけます。

 

日時

【Live配信】2024年12月12日(木)10:30~16:30【アーカイブ(見逃し)配信】視聴期間:12/13~12/19の7日間  受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ 

セミナー講師

中部大学 工学部 工学基礎教室 准教授 博士(工学) 樫村 京一郎 氏【専門】マイクロ波プロセス、古典熱力学、統計熱力学、伝熱工学 【研究室web】
【略歴】2008. 4: 自然科学研究機構 核融合科学研究所 COE研究員2013. 4: 京都大学 生存圏研究所 特任助教2014. 4~: 中部大学 工学部・講師2020. 4~: 中部大学 工学部・准教授※2014. 8~2015: 2020~: 電磁波エネルギー応用学会 理事、※材料・加熱メーカー 技術指導(契約)※2025.4~: 京都大学 生存圏研究所、先進素材開発解析システム共同利用・共同研究専門委員会・委員2017~: 学振 188委員会 幹事2017~:日本鉄鋼協会 電磁波プロセシングGr. 主査【本テーマ関連学協会での活動】2019~:電磁波エネルギー応用学会 理事、日学振 188委員会 幹事2018~: IEEE Nagoya Chapter Treasure、2016~: 電磁波エネルギー応用学会、日本鉄鋼協会 電磁波プロセシングGr. 主査

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

55,000円( E-mail案内登録価格52,250円 )E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料2名で 55,000円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額27,500円)

【1名分無料適用条件】※2名様ともE-mail案内登録が必須です。※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)※他の割引は併用できません。

 テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】11月1日からの1名申込み: 受講料 41,800円(E-Mail案内登録価格 39,820円 ) ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。 ※他の割引は併用できません。

受講、配布資料などについて

ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)

配布資料

  • PDFテキスト(印刷可・編集不可)

セミナー趣旨

マイクロ波加熱技術の基礎と工学応用について、乾燥・化学合成をベースとして概観する。材料や化学分野の研究者がはじめてマイクロ波加熱を利用するために必要な基礎知識を理解する。マイクロ波プロセスで見られる様々な課題を紹介し、加熱工学・電磁気学の観点から対策法を紹介する。マイクロ波加熱プロセスの実用化へ向けた可能性の判断指標を示すとともに、持続可能社会への変革へ向けたマイクロ波プロセスの構築例を紹介する。

セミナープログラム

1.マイクロ波加熱の魅力と特徴 1.1 加熱技術としてのマイクロ波  1.1.1 高速加熱   1.1.2 内部加熱   1.1.3 選択加熱 1.2 製鉄反応の高速・低温プロセス化 ~高速加熱の応用例  1.2.1 研究背景 ~問題設定~   1.2.2 マイクロ波製鉄の原理  1.2.3 スケールアップ試験と装置概要   1.2.4 マイクロ波製鉄の課題 1.3 スレート瓦のアスベスト無害化 ~内部加熱の応用例  1.3.1 研究背景 ~問題設定~  1.3.2 マイクロ波によるアスベスト高速無害化法の原理  1.3.3 アスベスト無害化プロセスの改善点  1.3.4 マイクロ波ロータリーキルンと問題点と課題 1.4 エネルギー操作による化学反応制御 ~選択加熱の応用展開へ向けた展望  1.4.1 マイクロ波吸収特性と選択加熱  1.4.2 選択加熱を利用した反応高速化の報告事例 1.5 バイオマスの再生資源化への応用 ~マイクロ波加熱による反応高速化  1.5.1 電磁波に励起された分解反応と分解反応高速化  1.5.2 電磁波加熱における固液各相の温度分布 2.マイクロ波プロセスに関する基礎知識と諸問題への対応 2.1 よくある問題とその概要 2.2 熱暴走によるプロセス不安定性~加熱対象の温度が上がりすぎてしまう、など  2.2.1 ホットスポットと熱暴走  2.2.2 伝熱工学の観点からのホットスポット  2.2.3 ホットスポット対策事例 2.3 マイクロ波によるエネルギー操作設計のアプローチ ~マイクロ波で加熱できない、など  2.3.1 マイクロ波加熱装置の問題  2.3.2 材料吸収特性と傾向  2.3.3 補助加熱とプロセス設計  2.3.4 マイクロ波照射系とるつぼ選定 ~空洞共振器をはじめとした事例 2.4 放電現象 ~放電が生じてしまう、など  2.4.1 プラズマの性質と雰囲気ガス  2.4.2 電離電圧と真空度  2.4.3 雰囲気の改善による対策 2.5 温度分布制御へのアプローチ  2.5.1 電磁制御による温度分布制御  2.5.2 熱制御による温度分布制御  2.5.3 物質移動による温度分布制 2.6 様々な問題と対応策の紹介  (事前の質問に対する回答) 3.マイクロ波加熱のプロセス応用 3.1 マイクロ波加熱を検討するための準備  3.1.1 マイクロ波加熱の実用化事例  3.1.2 実用化への判断指標  3.1.3 迅速加熱・内部加熱とプロセス時間  3.1.4 改善例のコスト試算例 3.2 各社が販売するラボ試験機の比較 3.3 マイクロ波加熱炉の組み上げ(ラボ試験)  3.4 半導体発振器とマグネトロン発振器 3.5 特許戦略について 4. マイクロ波加熱による新しい化学反応の報告 4.1 マイクロ波効果 4.2 Dudley-Kappe論争 4.3 新しい化学反応と提案モデル 4.4 マイクロ波加熱工業応用のこれから  □質疑応答□