ガス吸収の基礎・原理から吸収塔の設計方法、最新研究動向まで~体系的に学ぶ事でプロセス設計やトラブル対策に活かす~

47,300 円(税込)

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

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開催日 10:30 ~ 16:30 
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 化学反応・プロセス   地球温暖化対策技術   生産工学
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

〇ガス吸収法は、2050年のカーボンニュートラル達成に向けた有力なCO2回収オプションとして注目されています! 〇化学工学におけるガス吸収の基礎と原理を体系的に紹介します。

セミナー講師

 名古屋工業大学 大学院工学研究科  工学専攻 生命・物質化学プログラム/カーボンニュートラルプログラム 准教授   南雲 亮 氏

■ご略歴東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻博士課程修了■ご専門および得意な分野・ご研究化学工学・計算化学

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。お申込みは4営業日前までを推奨します。それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
  • 資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

  ガス吸収法は、2050年までのカーボンニュートラル達成に向けた有力なCO2回収オプションとして注目されている。その一方で、元来はアンモニアや塩素など、種々の有害ガス成分を回収除去するための単位操作として広く普及してきた事実がある。こうした経緯は、ガス吸収法のスケールアップとハンドリングに際して、化学工学的なプロセス設計法を習得することが大切であると示唆している。そこで本セミナーは、化学工学におけるガス吸収の基礎と原理を体系的に紹介する。特に、化学反応を伴わない「物理吸収法」と、文字通り化学反応を利用する「反応吸収法」の違いを明確化しながら、ガス吸収塔の設計方法を網羅的に紹介する。必要に応じて、高校レベルの微分積分を含む数学的な式変形についても詳しく解説する。

受講対象・レベル

・ガス吸収に関連するプロセスの開発や維持・管理の業務に新しく従事される方から、ある程度の業務経験を経たものの、   プロセスの詳細がブラックボックス化されているなどの理由により、ガス吸収の原理原則を学び直したい方まで。・カーボンニュートラルの観点から、CO2回収にも適用可能なガス吸収プロセスの設計方法を化学工学の視点で体系的に理解したいと   考えている方・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です。

必要な予備知識

・中学・高校における化学の基礎レベルの知識。・高校レベルの微分積分における微分記号(dy/dx)やインテグラル記号(∫)の基本的な意味合い。例えば、前者からは「傾き」を、   後者からは「面積」をイメージできることなど。

習得できる知識

・ガス吸収塔の設計法の原理(導出過程の詳細を含む)・化学工学の根幹をなす、物質移動と物質収支の基礎・ガス吸収の研究動向の概要

セミナープログラム

1. プロセス設計に必要な予備知識 1) 吸収と吸着の違い 2) ガス吸収技術の利用例(CO2回収など) 3) 物理吸収と化学吸収(反応吸収)の違い ・実用化に向けたスケールアップの取り組み ・カーボンニュートラルに向けた取り組み  Carbon Capture、Storage、and Utilization (CCUS) 4) 気液平衡とは何か? 5) 意外に盲点となる、平衡と定常の違い ・気液平衡、吸着平衡、化学平衡 ・定常状態 6) 実は厳しい「Henryの法則」の適用条件2. ガス吸収法の最近の研究動向3. 物質移動の基礎(Fickの第一法則) 1) 「フィックの法則」とは何か? 2) 熱移動との類似性(アナロジー)4. 物質収支の基礎―たとえて考えてみると?―5. 気液界面のモデル化 1) 二重境膜説の導入 2) 物質移動係数の成り立ち 3) 総括物質移動係数の考え方 4) 物理吸収法におけるガス吸収速度 5) 反応吸収法におけるガス吸収速度6. 物理吸収塔の設計方法 1) 操作線の詳しい考え方 2) 気液向流充填塔の場合7.反応吸収塔の設計方法 1) 設計方程式の導出過程 2) 気液向流充填塔の場合

■講演中のキーワードFickの法則、物質移動係数、二重境膜説、物質収支、操作線、移動単位数と移動単位高さ、気液向流充填塔、平面接触撹拌槽

■受講された方の声(一例)・吸収に関する気液平衡の考え方に興味があり受講させていただきました。丁寧な説明で分かりやすかったです。・ガス吸収プロセス設計に活かすために参加させて頂きました。セミナー中の質問にも丁寧に回答頂きありがとうございました。・全般的に興味深い内容で、受講して良かったです。ありがとうございました。・ガス吸収の原理に関して、非常に興味深いお話を聞けて良かったです。質問についてもその場で回答頂けたので助かりました。などなど……ご好評の声を多数頂いております!