セミナー趣旨
我々は、医薬品開発の期間短縮とコスト削減を目指し、創薬プロセスの上流から下流に至る各ステップのAI・シミュレーション技術(創薬標的探索や薬効・毒性等の活性予測やメカニズム解明、さらにはそれらを最適化条件とする化合物デザイン、臨床データからの副作用要因抽出などの計算技術)を統合制御するDXプラットフォームの開発を行っている。本講演では、我々が取り組む具体的な事例を詳説しつつ、創薬におけるDXの現状と未来についてお話ししたい。
セミナープログラム
1. 製薬業界とDX
(1) 国内外の製薬業界の現状
(2) 製薬業界でのDXの必要性
(3) 製薬業界でのDXのあるべき姿
2. 創薬DXプラットフォームの現状
(1) 標的遺伝子・タンパク質探索におけるAI
(2) 化合物デザインにおけるAI/シミュレーション
3. 業界共通プラットフォームの必要性
(1) 協調と競争のエコシステムの構築
(2) 製薬業界での連合学習の例
4. 創薬DXプラットフォームの今後とAI創薬の未来
(1) 創薬DXプラットフォームの今後の計画
(2) 生成AIが拓くAI創薬の未来
5. 関連質疑応答
■質疑応答終了後に、講師と個別オンライン対話ができる時間を設けております。
セミナー講師
京都大学 大学院医学研究科
人間健康科学系専攻 ビッグデータ医科学分野
教授
奥野 恭史 氏
平成 5年 京都大学薬学部卒業、同大学大学院薬学研究科進学
平成12年 博士(薬学)学位取得
平成28年 (現)京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻 ビッグデータ医科学分野 教授 (現職)
平成29年 理化学研究所 科技ハブ産連本部 医科学イノベーションハブ推進プログラム 副プログラムディレクター
令和3年 (現)理化学研究所 計算科学研究センター HPC/AI駆動型医薬プラットフォーム 部門長(併任)
(現)一般社団法人ライフインテリジェンスコンソーシアム 代表理事(併任)
令和 5年 日本学術会議会員
【受賞】
令和05年度 食創会 「第28回 安藤百(あんどうもも)福(ふく)賞」
令和02年度 第2回日本オープンイノベーション大賞 厚生労働大臣賞
平成23年度 第43回市村学術賞
平成21年度 文部科学大臣表彰 科学技術賞 (科学技術振興部門)
平成20年度 日本薬学会 奨励賞
平成20年度 第8回バイオビジネスコンペJAPAN 優秀賞
平成18年度 日本薬学会 薬学ビジョン部会 部会賞
セミナー受講料
1名:33,410円(税込)2名以降:28,410円 (社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
普段交流の無い講師及び参加者間での名刺交換・交流会で人脈を広げ、事業拡大にお役立ていただいております。
受講について
ライブ配信受講
ライブ配信受講の方は、お申し込み時にご登録いただいたメールアドレスへ、Zoomでの視聴用URLと
ID・パスワードを開催前日までにお送りいたします。
アーカイブ配信受講
<1>セミナー終了3営業日後から2週間何度でも、アーカイブをご視聴いただけます。
<2>収録動画配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りいたします。
<3>質疑応答は原則として収録録画からカットされますが、ご視聴後のご質問など、講師とのお取次ぎを
させていただきます。
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