品質統計入門~プロセスバリデーションと製品年次照査への応用~
開催日 |
10:00 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社シーエムプラス |
キーワード | 医薬品技術 SQC一般 医薬品・医療機器・化粧品等品質管理基準(G*P(GMPなど)、QMS) |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Web(Liveオンライン配信) |
効果的な医薬品の品質確保のために、製造工程の正しい評価と理解について統計を活用しましょう
※本セミナーは、+9,900円(税込)でアーカイブ配信のオプション申込が可能です。
●申込締切:2024年11月5日(火)
セミナー講師
スタット・イメージング・ラボ 代表 福田 晃久 氏
■略歴・1979年 上智大学理工学部 化学科卒(工業物理化学研究室)・1979年 日本グラクソ株式会社(現GSK)入社、今市工場品質管理部配属・1987年 日本科学技術連盟 品質管理ベーシックコースを主席で修了・1988年 日本規格協会 実験計画法セミナー(品質工学)を次席で修了・1991年 日本グラクソ株式会社(現GSK)開発本部 メディカルデータサイエンス部 課長・2001年 グラクソスミスクライン株式会社 製剤研究センター 課長・2003年 ノボ ノルディスクファーマ株式会社 郡山工場 品質管理部/品質保証部 部長・2013年 共和薬品株式会社 信頼性保証本部 本社品質保証部/三田品質保証部/品質保証推進部 部長・2019年 スタット・イメージング・ラボ 代表
■専門・物理化学・統計的品質管理・医薬品の品質管理、品質保証(特にGMP分野)
■本テーマ関連学協会における活動・品質強化のためのGQP・GMPセミナー(2008年 日科技連)
セミナー受講料
1名44,000円(税込)1社2名以上同時申込の場合,1名につき33,000円(税込)●講演資料:テキスト郵送(郵送料金は受講料に含む)
■アーカイブ配信をご希望の場合●利用料:上記受講料に加えて、1名につき9,900円(税込)のオプション料金が追加されます。●視聴期間:2024年11月20日(水)~2024年12月3日(火) ※期間内、繰り返し視聴が可能です●申込方法:申込フォームの「アーカイブ配信オプション」で【あり】とご選択ください。●備考: ・本オプションを希望され、複数名同時申込された場合、全員がアーカイブ配信付のお申し込みとなります。 ・講師との質疑応答は当日のLive受講(Web)のみとなります。 ・原則として当日の質疑応答はアーカイブ配信からカットされます。
受講について
■ご受講の注意事項(予めご了承の上、お申込み下さい。)・講義中の録音・録画(静止画・動画)行為は固くお断りします。・お申込いただいていない方と複数名で視聴することを禁じます。・テキスト資料の無断複製・転載・販売等、一切を禁じます。・講義中の妨害等、一切の行為を禁じます。※上記4点、また類似の行為が認められた場合、強制的に退出して頂きます。また、ご本人及びご所属先の方の今後のセミナー参加をお断りします。
・お客様の利用環境、接続環境による不具合について、弊社は一切の責任を負いません。・必ず視聴テストを行い、接続不良については自社IT部門等に接続についてご確認ください。 ZOOMシステム要件(外部サイト) ZOOMテストミーティング(外部サイト)
【申込時】●受講料はセミナー開催5営業日前の15時までにお振込み下さい。●定員に達し次第、申込を締め切ります。●最小開催人数3名に満たない場合、中止とさせて頂きます。●講師及び当社のコンペティターの場合、受講をお断りする場合がございます。
【セミナー当日】●名刺を以て受講券とします。お忘れなきようご持参ください。●録音・録画(静止画・動画)行為は固くお断りします。
詳しくはこちらをご確認ください。
セミナー趣旨
GMP/GQPを効果的に進めるには製造工程の理解が不可欠です。実際PIC/Sガイドラインでも、プロセスバリデーション(PV)の目的は工程の理解にあると明言しています。これはメカニズムの定性的な理解に止まらず、因果関係を定量的に理解することを意味しています。しかしPVはたった3ロット、運転免許で言えば仮免に過ぎません。工程の本当の姿(実力)は定常生産品で評価すべきです。これがAnnual Product Reviewの大きな目的です。 ところが多くのレポートは単にデータを羅列したものか、せいぜい折れ線グラフ止まりです。観察されたデータが規格に入っていれば「問題なし」で終了。これではせっかく手間暇かけて収集したデータが勿体無いです。勿体無いだけでなく、場合によっては回収リスクを見逃すことにもなりかねません。本コースでは、実際にデータを用いて統計的方法の具体的な適用方法、考察のポイントなどを解説していきます。
■備考各自PCにおいて講義中にExcelをご利用いただいても結構です。→事前にExcelのアドインツールである「データ分析」をインストールください→開催近くになりましたら演習用のExcelデータを配布いたします(受講者全員)→講師のExcel処理が見られますのでご自身の演習は必須ではありません
■セミナーキーワードプロセスバリデーション、製品品質照査、統計、工程能力指数、トレンド評価、規格の妥当性
セミナープログラム
1.基礎の基礎を徹底理解する 1)全体像を把握するには「ヒストグラム」が一番 2)「標準偏差」とは、ばらつきの数値化のこと 3)集団の中での相対的な場所は「規準化」で表現すべし 4)規準化を誰にでもわかる表現に変換する方法(正規分布表)
2.信頼区間を深掘りする 1)意外に深い「平均値」の本当の意味合い 2)平均値のばらつきが「標準誤差」と呼ばれる理由 3)推定に保険をかける(t分布表) 4)95%信頼区間は「真の値を95%の確率で含む範囲」と言うけれど 5)モンテカルロ・シミュレーションで検証する
3.潜在的な規格外れを考察する 1)工程能力指数とは 2)分析精度が悪いと規格外れのリスクが増える! 3)規格の妥当性は工程能力指数で評価
4.トレンド評価の基本 1)トレンドを視覚的に把握する最強ツール(管理図) 2)計量データはXbar-R管理図で(管理限界線の計算方法) 3)管理図を上手く使うポイントは群分けにあり 4)平均値の管理外れが多発した場合の対処(Xba-Rs-R管理図)
5.製品品質のばらつきの構造を理解する 1)ばらつきは階層構造 2)枝分かれ分散分析の考え方(管理図 vs 分散分析) 3)枝分かれ分散分析の結果の解釈
6.プロセスバリデーションへの応用 1)PIC/Sガイドラインが求めていること 2)プロセスバリデーションのデータは枝分かれ構造 3)プロセスバリデーション結果のまとめ方
7.トレンド評価各論 1)定量 2)製剤均一性試験 3)類縁物質(n=1の場合) 4)溶出試験
8.計数データ(二値データ)のトレンド評価 1)不良個数の分布 2)二項分布の正規近似 3)不良率の管理図 4)不良個数の管理図 5)欠点数の管理図
9.Q&A
※質疑応答は講義中随時、受け付けます。分からない点が出てきた時点で、できるだけご質問ください。