半導体デバイス設計入門~Excel演習付き~

55,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
主催者 (株)R&D支援センター
キーワード 半導体技術   電子デバイス・部品
開催エリア 全国
開催場所 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 

※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。【アーカイブ配信:2/3~2/17(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。

セミナー講師

駒形技術士事務所 研究開発部 所長 駒形 信幸 氏【専門】半導体デバイス【略歴】・日本技術士会正員・応用物理学会正員(フォト二クス分科会、応用電子物性分科会、薄膜・表面物理分科会、結晶工学分科会、超電導分科会、有機分子・バイオエレクトロニクス分科会、プラズマエレクトロニクス分科会、シリコンテクノロジー分科会、先進パワー半導体分科会所属)・電子情報通信学会正員(基礎・境界ソサイエティ、通信ソサイエティ、エレクトロニクスソサエティ、情報システムソサイエティ、ヒューマンコミュニケーショングループ所属)

セミナー受講料

55,000円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、  2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。  すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。  メールまたは郵送でのご案内となります。  郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。

受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

  1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。
  • アーカイブの場合は、配信開始日以降に、セミナー資料と動画のURLをメールでお送りします。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

セミナー趣旨

最新のMOSトランジスタ開発は、高速化・高集積化を追求し、従来のプレーナ型から3次元構造のFinFETやナノシートFETへと進んでいます。これらの3次元構造のMOSFETの開発や設計は、コンピューターシミュレーションを使用して行われるようになってきました。しかし、これらのシミュレーションにおいても、パラメータの設定には、従来のプレーナ型MOSFET設計やバイポーラトランジスタで培った半導体知識が必要です。半導体デバイスの学習は、どうしても数式の導出や羅列が多く、学習意欲が損なわれがちです。そのため、半導体特性計算のコツや半導体物理の基礎、PN接合、MOS構造、MOSトランジスタの特性について、MS Excelを使った計算演習を通じて数値的な実感を持ってもらいます。また、なぜCMOSが使われるのかという基礎的な理解にも言及し、従来形のMOSFETから最新のMOSFET開発への橋渡しを行います。

受講対象・レベル

半導体デバイス開発・設計の実務に携わる若手および中堅技術者の方

必要な予備知識

MS Excelの基本操作が出来ること。

習得できる知識

半導体デバイス開発・設計のための基礎知識が習得できる。

セミナープログラム

1.半導体基礎 1-1.結晶構造と結晶方位 1-2.CGS単位とSI単位、物理定数 1-3.シリコンの定数

2.電子の運動とバンド構造 2-1.電子の運動  (1)粒子と波動     ①スリットと干渉     ②金薄膜の回折 2-2.エネルギー準位の量子化  (1)ボーアの水素原子模型  (2)バンド構造  (3)結晶のバンド構造     ①状態密度関数     ②パウリの排他則とフェルミ‐ディラック分布      1)パウリの排他則      2)フェルミ‐ディラック分布       ●フェルミ準位とは      3)キャリアのエネルギー分布 2-3.各種固体のバンド構造  (1)金属  (2)半導体  (3)絶縁体 2-4.半導体のエネルギー準位図  (1)各種バンドの表し方     ①エネルギーと位置     ②エネルギー分布と位置     ③エネルギーと波数k  (2)真性半導体  (3)N形半導体  (4)P形半導体

3.キャリアの運動 3-1・ドリフトと拡散  (1)ドリフト移動度  (2)キャリアの拡散  (3)アインシュタインの関係式とキャリアの拡散長  (4)演習①(キャリアの拡散長計算)

4.PN接合 4-1.PN接合のバンド構造 4-2.PN接合の電流-電圧特性  (1)計算式  (2)演習②(飽和電流の計算等) 4-3.空乏層の拡がり  (1)階段接合  (2)傾斜接合  (3)演習③(空乏層の拡がり計算)

5.不純物濃度の求め方 5-1.キャリア濃度から 5-2.体積抵抗率とキャリア濃度の関係グラフ  (1)演習④(不純物濃度の求め方演習) 5-3.ドーズ量と接合深さから 5-4.一般的な文献値から

6.MOS素子基本特性 6-1.MOS構造 6-2.ゲートバイアスと反転層の形成  (1)電荷蓄積層の形成  (2)空乏層の形成  (3)反転層の形成  (4)演習⑤(しきい値電圧計算)

7.MOSトランジスタ 7-1.MOSトランジスタ電流-電圧の関係式 7-2.MOSトランジスタの閾値電圧の計算方法  (1)計算式  (2)調整方法  (3)演習⑥(イオン注入によるしきい値電圧調整) 7-3.耐圧  (1)ブレークダウン耐圧     ①アバランシェ降伏(なだれ降伏)     ②ツェナー降伏     ③アバランシェ降伏とツェナー降伏の温度特性  (2)階段接合(無限大平面の場合)のブレークダウン電圧  (3)空乏層の伸びとブレークダウン電圧の関係  (4)コーナーRがある場合  (5)演習⑦(ブレークダウン電圧の計算) 7-4.アイソレーションと寄生MOS  (1)寄生MOSのしきい値電圧とチャネルストッパー  (2)計算式  (3)演習⑧(寄生 MOSのしきい値電圧の計算)

8.CMOSについて 8-1.CMOS回路の特徴 8-2.CMOS回路の実際 8-3.CMOSプロセスと構造

9.最新構造のMOSトランジスタへのアプローチ

キーワード:半導体,デバイス,設計,CMOS,MOSトランジスタ,MOSFET,セミナー,研修