溶解度パラメータ(SP値・HSP値)の基礎および機能性材料開発のための活用ノウハウ最前線2ヵ月連続セミナー

99,000 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 物理化学   物理化学   複合材料・界面技術
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したオンライン講座

溶解度パラメータの基礎的な理論・概念から、計算・測定・評価方法、機能性材料開発への具体的な活用方法・実例までを解説する2か月連続セミナーです!

■2024年12月18日(水) 基礎編 「溶解度パラメータ(SP・HSP)の基礎、測定方法、評価方法」■2025年1月21日(火) 応用編 「溶解度パラメータ(HSP)の機能性材料開発への応用最前線」 ※基礎編・応用編それぞれ1日のみの参加も可能です。 お申し込みの際は、備考欄にご希望のコース名を記入ください。※セミナー詳細はプログラムをご確認ください。

 

日時

【基礎編:Live配信】 2024年12月18日(水)10:30~16:30【基礎編:アーカイブ配信】 2025年1月7日(火)まで受付(配信期間:1/7~1/21)

【応用編:Live配信】 2025年1月21日(火)10:30~16:30【応用編:アーカイブ配信】 2025年1月30日(木)まで受付(配信期間:1/30~2/13)

セミナー講師

関西大学 副学長/研究推進部長/社会連携部長/環境都市工学部 教授博士(工学)  山本 秀樹 氏 【受賞】資源・素材学会賞 論文賞 受賞関西シリコンバレーホーラム主催 ベンチャーアイデア大賞 優秀賞 受賞関西大学科学技術振興会 産学連携賞 受賞(3件)関西大学科学技術振興会 学の実化賞 受賞2014,Best Paper Award(USA) 受賞“7th International Conference on Engineering and Thechnologycal Innovation(2014)”2015,Best Paper Award(USA) 受賞“19th World Conference on Systematics, Cybernetics and Informatics(2015)”

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

99,000円( E-mail案内登録価格94,050円 )E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料2名で 99,000円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額49,500円)

【1名分無料適用条件・各コース共通】※2名様ともE-mail案内登録が必須です。※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)※他の割引は併用できません。

 テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンラインセミナー限定】1名申込みの場合:77,000円 ( E-Mail案内登録価格 73,150円 ) ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。 ※他の割引は併用できません。

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●単日(1日目/2日目のみ)受講料受講料:55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 )E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料2名で55,000円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の27,500円)

 テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンラインセミナー限定】1名申込みの場合:41,800円 ( E-Mail案内登録価格 39,820円 ) ※他の割引は併用できません。

受講について

►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)

配布資料

  • 製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。

セミナー趣旨

■SP値・HSP値の意味と相互関係、溶解性評価の基礎、分子グループ寄与法による計算、溶解球法によるSP値の測定方法、炭素材料・微粒子・樹脂等の各測定方法と事例、HSP値を用いたフィルム表面・微粒子表面・界面活性剤・生分解樹脂・生体材料等の測定方法と事例、接着強度・粘度・曲げ強度・導電率・吸着量等の評価方法と事例など、基礎と活用ノウハウを数多くの実例を踏まえて解説します。講師の経験や実測した結果をもとにした講義内容なので、正しい知識・実用的なノウハウが習得できます。また、良い面・悪い面、成功も失敗も知る講師だからこそ語れる、実情に即した内容が好評のセミナーです。

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J.H.Hildebrandが正則溶液理論の研究において定義した溶解度パラメータ(Solubility Parameter:δ[J/cm3]1/2)は、物質(気体・液体・固体)の凝集エネルギー密度の平方根で示される物質固有の物性値であり、SP値として一般に知られています。現在でも、SP値は、物質-物質間の相溶性、ぬれ性、接着性、溶媒中微粒子の分散性の評価、吸着、などに多用されています。C.M.Hansenは、Hildebrand が提案したSP値の凝集エネルギーの項を、それぞれの物質の分子間に働く相互作用エネルギーの種類によって分割し、分散力項(δd)双極子間力項(δp)、水素結合力項(δh)として表し、ハンセン溶解度パラメータ(以下:HSP値)として提案しました。現在、ハンセン溶解度パラメータは高分子-溶媒間、高分子-高分子間などの相溶性評価、ナノ粒子の溶媒中での凝集・分散性評価、各種樹脂の溶媒に対する耐性評価、界面活性剤、イオン液体、などの評価に応用されています。さらに、溶解度パラメータはその物質の物性値(表面張力、屈折率、誘電率、導電率、沸点、融点、強度など)と相関するなどの応用研究が、幅広く行われています。近年、溶解度パラメータは、材料設計、評価において利用されており、最適溶媒の選択、混合溶媒の最適な組み合わせの設計などにも利用されている。このように、機能性材料設計の実験コスト、開発時間の削減にも有効であると考えられています。本講演では、凝集エネルギー密度(CED)である溶解度パラメータ(SP値・HSP値)を用いた機能性材料開発を実施するための基礎および応用技術にて実例から解説いたします。

習得できる知識

・物質の凝集エネルギー密度(CED)意味・ヒルデブランド溶解度パラメータ(SP値)とハンセン溶解度パラメータ(HSP値)の関係・溶解度パラメータを用いた相溶性の評価方法・溶解度パラメータ(SP・HSP値)の各種測定方法・分子グループ寄与法によるHSPの推算(文献)・フィルム表面・ナノ粒子表面、樹脂、炭素材料、イオン液体、生体材料、界面活性剤の測定事例・接着強度、粘度、導電率、曲げ強度、染着量、吸着量、生体材料の評価

セミナープログラム

基礎編:2024年12年18日(水) 
1日目:溶解度パラメータ(SP・HSP)の基礎、測定方法、評価方法1.溶解度パラメータの基礎 1.1 凝集エネルギー密度(CED)について 1.2 “ヒルデブランド溶解度パラメータについて(原著より)” 1.3 正則溶液理論から導かれた溶解度パラメータ(δt)の意味 1.4 ヒルデブランドおよびハンセン溶解度パラメータの相互関係 2.溶解度パラメータ(SP値)の基礎と応用 2.1 ヒルデブランドの溶解度パラメータ(SP値)の定義 2.2 溶解度パラメータ(SP値)の計算方法 2.3 溶解度パラメータ(SP値)による溶解性評価の基礎 3.溶解度パラメータ(HSP値)の基礎  3.1 ハンセン溶解度パラメータ(HSP値)の基礎 3.2 分散力項(δd)、双極子力項(δp)、水素結合力項(δh) 3.3 ハンセン溶解度パラメータの3次元グラフによる相溶性評価 4.溶解度パラメータ(SP値・HSP値)の分子グループ寄与法による計算 4.1 Kreveren & Hoftyzerの計算方法 4.2 Stefanis & Panayiotou法(文献) 4.3 その他 5.溶解球法による溶解度パラメータの測定方法 5.1 物質間の相溶性評価による測定(溶解球法:市販ソフト) 5.2 気体の溶解度による測定(酸素) 5.3 樹脂表面の溶媒接触角による測定(フィルム・金属) 5.4 吸光度による測定(フタロシアニン・ポルフィリン) 6.炭素材料のHSP値の測定および溶解性評価 6.1 種々の炭素材料のHSP値の測定方法(溶解球法) 6.2 フラーレン(C60)のHSP値の測定 6.3 石油から分離されたアスファルテンの測定7.微粒子表面の溶解度パラメータの測定 7.1 濃厚系粒形分析装置(DLD)法 7.2 浸透速度法 7.3 逆相クロマトグラフィー(IGC)法 8.樹脂の溶解度パラメータの測定 8.1 各種樹脂の溶解パラメータの測定(溶解球法) 8.2 樹脂の3次元グラフによる溶解性評価 8.3 樹脂に対する溶媒設計(純溶媒・混合溶媒) 9.溶解度パラメータの基礎のまとめ(第1日) □質疑応答□
応用編:2025年1月21日(火)
2日目:溶解度パラメータ(HSP)の機能性材料開発への応用最前線1.ハンセン溶解度パラメータ(HSP)を用いた機能性材料開発 1.1 微粒子表面のカップリングの影響評価 1.2 各種樹脂とグラファイトの相溶性評価 1.3 界面活性剤を用いた乳化安定性評価 1.4 生分解性樹脂およびフィラーの相溶性評価 1.5 各種セルロースの相溶性評価 1.6 グラファイトの分散性評価 1.7 バニラビーンズからのバニリンの抽出評価 1.8 レモンからのリモネンの抽出評価 1.9 花粉表面の凝集・分散評価 1.10 樹脂への各種顔料の染着性評価 1.11 接着剤の接着性評価 1.12 金属表面とエポキシ接着剤の接着強度評価 1.13 樹脂とフィラー都の相溶性評価および曲げ強度評価 2.溶解度パラメータの材料開発における将来展望 2.1 溶ける、溶けないを、見極(予測)する意味 2.2 溶解度パラメータの応用と限界 2.3 ハンセン溶解度パラメータの幅広い応用と将来展望 2.4 期待されているHSP値の応用分野(医学、食品、薬学) 2.5 機能性材料設計の高度化・迅速化のための方向性 2.6 材料開発におけるプロセスパラメータへの応用 3.総論 □質疑応答□