ハラール化粧品 -インドネシアの事例を中心に- ~成長が目覚ましいハラール産業のうちの、化粧品産業参入へのヒント~

33,000 円(税込)

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※銀行振込、コンビニ払い

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開催日 13:00 ~ 15:30 
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 化粧品・医薬部外品技術   マーケティング   海外事業進出
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

・飲食のみならず、化粧品などの分野でも成長が目覚ましいハラール産業・世界最大のイスラーム教徒人口を抱えるインドネシアを事例に、ムスリム向けの化粧品についての基本を解説

セミナー講師

 慶応義塾大学 総合政策学部准教授 ( 博士(政策・メディア) )    野中 葉 氏

■ご略歴[ご学歴]2005 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 修士号取得2011 同大学大学院政策・メディア研究科 博士号取得 博士(政策・メディア)[ご職歴]2019/04 - 現在  慶應義塾大学 総合政策学部 准教授2016/04 - 2019/03 慶應義塾大学 総合政策学部 専任講師[所属学会]日本イスラム協会、日本インドネシア学会、日本マレーシア学会、日本中東学会、東南アジア学会

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名33,000円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき22,000円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名38,500円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき27,500円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

  今後の人口の大幅増加と経済成長が予測されるイスラーム文化圏の国々は、新規の市場として有望な候補である。世界各地のイスラーム教徒を消費者とする「ハラール」(イスラームの教えで「合法」とされる)の産業は、良く知られた飲食のみならず、金融、観光、エンターテインメント、ファッション、化粧品などの分野で成長が目覚ましい。  本セミナーでは、この中の一つであるハラール化粧品を取り上げ、世界最大のイスラーム教徒人口を抱えるインドネシアを事例に、その流行や消費者の意識などをお話する。

受講対象・レベル

・化粧品を開発・製造・販売する日本国内メーカーのうち新規の化粧品市場への参入を検討中の方・ムスリム(イスラーム教徒)向け化粧品の開発を検討中の方 ・既存の商品をムスリム向けに販売できるか否か模索中の方 など

習得できる知識

・ムスリム向け化粧品についての基本的知識を得られる・ムスリム向け化粧品市場への参入の可能性について検討できるようになる・ムスリム向け化粧品の開発・マーケティング等に際して配慮すべきて点や訴求のポイントについて理解できるなど

セミナープログラム

1. イスラームの教えとハラール化粧品 1.1 イスラームにおけるハラール 1.2 ハラール認証について 1.3 ハラール化粧品とハラール認証化粧品2. インドネシアにおけるハラール市場の盛り上がり 2.1 インドネシアのイスラーム概要 2.2 近年の社会におけるイスラームの顕在化 2.3 消費文化の発展とイスラーム3. インドネシアのハラール化粧品 3.1 インドネシアの化粧文化と社会の変化 3.2 国内外の化粧品市場 3.3 美や化粧に関するイスラーム的言説 3.4 主要ハラール化粧品ブランドwardahほか4. 消費者の意識(インタビューより)5. まとめ<質疑応答>

■ご執筆・「《憧れ》を喚起し醸成する装置-オランダ領東インド初の現地語女性誌『プトリ・ヒンディア』」   山口みどり・中野嘉子編著『憧れの感情史』(3章)、作品社、2023年。・久志本裕子・野中葉編著『東南アジアのイスラームを知るための64章』明石書店、2023年。・「小説が描く現代インドネシアのムスリム社会―フェビー・インディラニ『処女でないマリア』を題材に」   宮代康丈・山本薫編『言語文化とコミュニケーション(シリーズ 総合政策学をひらく)』(11章)、   慶應義塾大学出版会、2023年。・「ムスリマのヴェールをめぐる議論と実践―インドネシアを事例に」神保謙・廣瀬陽子編『流動する世界秩序とグローバルガバナンス  (シリーズ 総合政策学をひらく)』(11章)、慶應義塾大学出版会、2023年。・「インドネシア 変身する女性と社会―近年のチャダル着用現象を事例に」長沢栄治監修、岡真理・後藤絵美編  『記憶と記録にみる女性たちと百年 イスラーム・ジェンダー・スタディーズ第5巻』(13章)、明石書店、2023年。・「大学モスクの女性活動家の先駆者」長沢栄治監修、岡真理・後藤絵美編  『記憶と記録にみる女性たちと百年 イスラーム・ジェンダー・スタディーズ第5巻』(7章)、明石書店、2023年。・“Pursuit of Decent and Natural Beauty in Accordance with Islamic Norms: The Boom of Halal Cosmetics in Indonesia”,     Goto, Emi and Chika Obiya, eds. Created and Contested – Norms, Traditions, and Values in     Contemporary Asian Fashion: 93-113, Tokyo: ILCAA, 2022.・「宗教と衣服」蘆田裕史・藤嶋陽子・宮脇千絵『クリティカル・ワード ファッションスタディーズ:私と社会と衣服の関係』    149-155、フィルムアート社、2022年。・「インドネシアのムスリマ活動家たちの結集 ―― 世界的に稀な女性ウラマー会議開催」長沢栄治監修、鷹木恵子編   『越境する社会運動 イスラーム・ジェンダー・シリーズ 第2巻』(11章)、明石書店、2020年。・『インドネシアのムスリムファッション : なぜイスラームの女性たちのヴェールはカラフルになったのか』     野中 葉、福村出版、2015年・“Islamic Novels: Popularizing Islamic Values”, Aiko Kurasawa and William Bradley Horton eds. Consuming Indonesia      – Consumption in Indonesia in the Early 21st Century: 193 – 215, Jakarta: Gramedia, 2015.・「イスラーム的価値の大衆化 -書籍と映画に見るイスラーム的小説の台頭」倉沢愛子編著   『消費するインドネシア』(8章)慶應義塾大学出版会、2013年。

■ご講演実績・日本の若者世代のイスラーム教徒-「ヤングムスリム」とその活動に焦点をあてて (日本中東学会第40回年次大会 2024)・Komunitas Muslim di Jepang(日本のムスリム・コミュニティ)   (Kuliah Pakar Internasional Magister Pendidikan Sosiologi: Komunitas Muslim Jepang dan Indonesia,     Perspektif Pedidikan dan Sosiologi, Universitas Muhammadiyah Makassar   (マカッサル・ムハマディヤ大学セミナー「日本とインドネシアのムスリム・コミュニティ:社会学と教育の視点から) 2024)・日本に育った青年イスラーム教徒たち-「ヤングムスリムの窓」プロジェクトの試み   (桃山学院大学国際教養学部多文化共生シンポジウム「地域社会に生きるムスリム-多文化社会の実現に向けて」 2024)・在日インドネシア人ムスリムの組織化と多層化 (「宗教と社会」学会第31回学術大会 2023)・Pergulatan Komunitas Minoritas Muslim Indonesia di Jepang(日本におけるインドネシア人ムスリムマイノリティの格闘)    (Fakultas Islam Nusantara, Universitas Nahdalatul Ulama Indonesia 2023)・「在日インドネシア人ムスリムとモスク建設」インドネシア研究懇話会(Kapal)第4回研究大会@東洋大学・ハイブリッド開催、     2022年12月3日・“Indonesian Muslim Diaspora in Japan”, in the 21st Annual Internation Conference on Islamic Studies (AICIS),     in Bali, November 1-4 2022.・「現代インドネシアのムスリムファッション:当事者が牽引する業界の発展」糸・布・衣の循環史研究会   『ファッションが産業になる:フランス,アメリカ,日本,ソ連,イタリアの過去とインドネシアの現在』(オンライン)、     2022年10月29日・「インドネシアのハラール化粧品」第3回横浜市立大ジェンダー研究会   「イスラーム世界の女性たちと日々の生活:結婚・装い・美容」(オンライン)、2021年12月26日・The Halal Cosmetics Boom in the Modern Muslim Society of Indonesia, presented at the panel “Religiosity    in Modern spaces.Perspectives from Asia and Africa: Religion and modernity” in the 12th    International Convention of Asia Scholars (ICAS) (online), Aug 28, 2021.ほか多数