化学物質管理責任者養成講座
開催日 | 13:00 ~ 16:00 |
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主催者 | 株式会社 新技術開発センター |
キーワード | 化学技術一般 安全規格 環境規格 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Zoomを利用したオンライン講座 |
労安法の改正により一層求められる,「化学物質管理に責任を持つ」人材となるための知識を学ぶ!
化学物質管理の概要,関連法も含む幅広い知識,管理に関する今日的課題,化学物質管理に関する資格等について,わかりやすく解説します!
セミナー講師
林 誠一 氏林技術士事務所 所長技術士:化学部門
略歴1972年 東京工業大学大学院博士課程修了(工学博士)1972年 東京工業大学工学部助教(〜1982年)1973年 アメリカ オハイオ州立大学博士研究員(〜1975年)1982年 日本化薬(株)入社(〜2004年)1993年 技術士(化学部門)登録2004年 林技術士事務所開設 所長 現在に至る2011年 日本技術士会化学部会長(〜2014年)2016年 NITE(製品評価技術基盤機構)客員調査員(〜2017年)2017年 化学物質管理士登録現 日本技術士会化学部門 化学物質管理研究会 会長(一般社団法人)化学物質管理士協会 代表理事
セミナー受講料
25,000円(消費税込)※テキスト代を含みます。
セミナー趣旨
現在,国内で輸入,製造,使用されている化学物質は数万種類に上りますが,その中には危険性や有害性が不明な物質も少なくありません。こうした中で,化学物質による労働災害(がんなどの遅発性疾病は除く。)は年間450件程度で推移し,法令による規制の対象となっていない物質を原因とするものは約8割を占める状況にあります。また,オルト−トルイジンによる膀胱がん事案,MOCAによる膀胱がん事案,有機粉じんによる肺疾患の発生など,化学物質等による重大な職業性疾病も後を絶たない状況にあります。
化学物質は我々の生活に不可欠でありながら,取扱いを誤ると,人の健康や環境を脅かす有害な物質として作用します。それ故,適切な管理を行わなくてはなりませんが,そのためには,有機化学,無機化学,生化学,高分子,材料,環境,薬学,分析等々の幅広い分野の知識と,関係する法律(化審法,化管法,安衛法,毒劇法,消防法,化学兵器取締法等々),また,REACH等の国際法も知らなければなりません。また,化学物質管理に関し,今何が問題で,潮流は,そしてどのように対処したらいいか,今日的課題についても解説します。
昨今,労安法が改正になり,職場での化学物質管理者の選任が求められており,化学物質管理だけではなく,「化学物質管理に責任を持つ」人材が求められています。しかし,企業や研究機関の中で,化学物質管理をする人は実質どれだけ能力があるのか,不明なことも多く,不安感を持つのが現状です。そこで,最近設定された化学物質管理士資格についても詳しく紹介します。本セミナーを受講することにより,化学物質管理というもの,管理に関する今日的課題,化学物質管理に関する資格等の理解が得られます。
習得できる知識
企業での化学物質管理責任者をめざす方大学・研究機関での化学物質管理者省庁,役所等での化学物質管理担当者学校,病院等での化学物質管理担当者,輸出入管理者技術士または技術士補で化学物質管理に関心がある人その他,化学物質管理経験者でさらに上を目指す人
セミナープログラム
1.化学物質とは 1.1 化学物質管理をする上での化学物質とは 1.2 化学物質の分類2.化学物質管理関連の法律 2.1 化審法 2.2 化管法 2.3 労安法 2.4 毒劇法3.国内の化学物質規制の全体像4.化学物質管理の潮流5.実務上の留意点6.化学物質管理に関する今日的課題 6.1 PFAS,PFOS規制 6.2 マイクロプラスチック問題 6.3 ナノマテリアル(カーボンナノチューブなど)の安全性7.これからの化学物質管理8.化学物質管理の資格と化学物質管理士 8.1 化学物質管理責任者(厚労省)等 8.2 化学物質管理士という資格,社会的役割 8.3 化学物質試験,試験範囲,対策,過去問◎ 質疑応答