★リサイクルなどの資源循環は本当に環境負荷を削減しているのか?
温室効果ガスの算定手法、リサイクルの客観的かつ定量的な評価する方法を学ぶ
日時
【Live配信】2025年2月12日(水) 10:30~15:30
【アーカイブ(録画)配信】2025年2月20日まで受付(視聴期間:2月20日~3月2日まで)
セミナー趣旨
近年、企業に対してもカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出削減)やサーキュラーエコノミー(資源循環)に向けた取組が求められています。一方で、リサイクルなどの資源循環の取組が温室効果ガスの排出削減にも貢献するかどうかは必ずしも自明ではなく、客観的な評価が求められます。CO2などの温室効果ガスを含む環境負荷の算定手法としては、ライフサイクルアセスメント(LCA)が世界的に広く使われており、資源循環の評価にも活用されています。本講座では、なぜ今、LCAや、それが依拠する「ライフサイクル思考」が必要とされているのか、その社会的背景と考え方を解説し、インベントリ分析の実践方法などの基礎を学びます。さらに、環境負荷の配分やシステム拡張による評価方法など、応用的な内容も解説します。その上で、LCAによる資源循環(リサイクル)の評価方法を学ぶことで、サーキュラーエコノミーに向けた取組による環境負荷の削減効果の評価方法を習得することを目指します。
習得できる知識
・LCAとライフサイクル思考の社会的背景と考え方
・インベントリ分析の基礎と応用
・LCAによる資源循環(リサイクル)の評価方法
・サーキュラーエコノミーによる環境負荷の削減効果の考え方
セミナープログラム
1.LCAの基礎
1.1 LCAの社会的背景
・サプライチェーンの環境影響
・サーキュラーエコノミー
・ライフサイクル思考とLCA
1.2 LCAの枠組みと定義
1.3 LCAの評価事例
2.インベントリ分析
2.1 インベントリ分析の概要
2.2 インベントリの実践方法
・機能単位とシステム境界
・国内外のインベントリデータベース
・プロセスデータとLCI原単位
2.3. 配分とシステム拡張
・インベントリの配分
・製品バスケット法と負荷回避法
3.資源循環のLCA
3.1 資源循環の評価方法
・カットオフ法
・負荷回避法と製品バスケット法
・100:0 / 50:50 / 0:100法
・サーキュラーフットプリント式(CFF)
3.2 資源循環の評価事例
・国内における負荷回避法の評価事例
・欧州におけるCFFの評価事例
3.3 資源循環の評価に残された課題
【質疑応答】
セミナー講師
東京大学 都市工学専攻 准教授 博士(工学) 中谷 隼 氏
セミナー受講料
1名につき49,500円(消費税込・資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき44,000円(税込)〕
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