生産管理システム基礎知識入門(組立・加工製造業編)
開催日 |
10:00 ~ 17:00 締めきりました |
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主催者 | 一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会 |
キーワード | 情報マネジメント一般 生産マネジメント総合 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(ユニゾ堀留町二丁目ビル2階) |
生産管理システム基礎知識入門(組立・加工製造業編)~工場との円滑なコミュニケーションに向けて
講師
本間 峰一 氏(一般社団法人ICT経営パートナーズ協会 理事 )
NEC製造システム事業部、みずほ総研上席コンサルタントを経て、現在(株)ほんま代表取締役
著書「誰も教えてくれない工場の損益管理の疑問」(2016年3月、日刊工業新聞社刊)他多数
生産管理システムの構築は企業の基幹情報システム開発の中でも最も難しいといわれています。その背景には生産管理業務特有の専門用語の存在があります。専門用語を正しく理解していないと工場の現場技術者との円滑なコミュニケーションがとれず、お互いが誤った認識のままで仕様検討作業や設計作業を行ってしまう可能性があります。こうした状況下で開発されたシステムが導入効果をあげることは難しく、ときには利用者とトラブルを起こす可能性もあります。
本研修では情報システム部の若手エンジニアが最低限覚えておかねばならない製造業者の業務と生産管理システム関連の基礎知識を解説します。
<セミナープログラム>
1 製造業者の業務
(1)製造業者の業務とサプライチェーン上の位置づけ
(2)受注生産企業と計画生産企業
(3)生産管理部門の役割
(4)ブルウィップ効果とサプライチェーンマネジメント
2 製造業者の経営課題
(1)利益と原価を管理する
(2)リードタイム、納期、在庫を管理する
(3)現場改善活動の狙いと限界
(4)平準化生産による稼働率向上
3 生産管理システムの基礎
(1)MRPと部品表(BOM)
(2)MRPⅡとS&OP
(3)生産スケジューリングシステム(APS)
(4)PLM(PDM)を用いた技術情報管理
(5)製造実績入力(MES、POP、スマート工場、IoT)
4 生産管理システムの活用
(1)コンピュータを使って「事務作業の効率化」を実現する
(2)販売情報とATPを利用して「生産計画」を作る
(3)流動数曲線(追番管理)で進捗を管理する
(4)トヨタ生産における「生産平準化」の役割
5 生産管理システムの構築
(1)「パッケージ利用」対「超高速開発によるプロトタイプ開発」
(2)「企業風土」を改善しないとシステムは機能しない
(3)生産スケジューリングシステム導入の難しさ
(4)生産管理システムでは「マスタメンテナンス」が何よりも重要だ
(5)「現場参画」はどうやって進めればいいのか
受講料
一般:42,000円(1名様あたり 消費税込み、テキスト込み)