<電子機器の信頼性とリスクの考え方>FMEA(DRBFM)/FTAを駆使した品質向上
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | FMEA FTA 電気、電子製品 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【大田区】大田区産業プラザ(PiO) |
交通 | 【京急】京急蒲田駅 |
FTA/FMEA/DRBFMの手法を中心に
品質向上の方法について徹底解説します!
電子機器の製造における品質を向上したいけど、
求められる品質管理とは?
リスクを洗い出したいけど考え方がわからない…
事例や演習を通じてより理解を深めたい! という方にお勧め!
セミナー講師
合同会社高崎ものづくり技術研究所 代表 濱田 金男 先生
■経歴
1971年4月 沖電気工業株式会社入社(高崎事業所製造部)
1979年4月〜 高崎事業所技術部 チームリーダー
1998年4月〜 同生産改革推進部 チームリーダー
2001年9月〜 沖電気実業(深セン)有限公司出向 品質管理部長
2004年5月〜 加達利(香港)有限公司入社 品質保証部長
2007年4月〜 東邦工業株式会社 上海支社長
2014年2月〜 高崎ものづくり技術研究所 代表
2017年8月〜 合同会社高崎ものづくり技術研究所 代表社員
■専門および得意な分野・研究
メカトロニクス製品の設計(ハードウエア、組み込みソフトウエア)
品質管理(ISO9000、FMEA/FTA/リスクアセスメント、ヒューマンエラー対策)
新製品の立上げ管理(メーカー選定、試作、委託生産)
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナー趣旨
安全・安心な製品を市場に供給することは製造業に課せられた使命です。
自動運転などの自動制御を行う電子機器、IoTで使用される電子機器、センサーなどの部品、医療用電子機器などには高い信頼性が要求されます。設計工程では、市場における想定外の故障発生を防止するとともに、万が一故障が発生してもリスクが最小限となるよう事前に対策を講じなければなりません。
本講座では、電子部品、電子回路を内蔵した製品、コンポーネントのFMEA(DRBFM)、FTA、リスクアセスメントなど、その目的に応じた信頼性解析手法、解析手順を理解することを目的とします。
習得できる知識
・ボトムアップ型信頼性設計の考え方、進め方
・電子機器の信頼性設計手法
・電子機器のFMEA/FTA解析手法
セミナープログラム
1. 今製造業に求められる品質管理とは
1.1 守り(再発防止)から攻め(未然予防)の品質管理へ
1.2 品質問題流出ゼロを実現するしくみ
1.3 不良率管理からリスク管理へ
2. ボトムアップ型の設計品質作り込みとは
2.1 設計システム(プロセスと技術)
2.2 認定(validation)から査定(assessment)へ
2.3 お客様本位のボトムアップ型設計フロー
3. 電子機器開発における信頼性設計のポイント
3.1 市場で発生している事故の原因
3.2 電子部品の故障メカニズム
3.3 信頼性試験・環境試験の考え方
3.4 ソフトウエア組み込み機器のSEM(ステータス イベント マトリクス)
3.5 電子機器開発における信頼性設計のポイント
4 FMEAを理解する上で重要なポイント
4.1 故障と故障モードの違いとは?
4.2 電子回路、組み込みソフト、購入ユニットの故障モードとは?
4.3 チームによるFMEAの実施は本当に効果的か?
4.4 工程FMEAと工程の故障モードとは?
4.5 RPN(10点法)評価法のメリット/デメリットとは?
4.6 DRBFMとFMEAの違いとは?
4.7 FMEAとFTAはどう使い分けるのか?
4.8 FTAで過去トラブルの要因を解析する
4.9 部品点数の多い製品のFMEAはどのように実施するのか?
4.10 電子機器のFMEAの重要ポイントとは?
4.11 ソフトウエア(組み込みソフト)のFMEA実施方法は?
5. FMEA/FTA事例研究
5.1 FMEA分析結果の間違いを指摘し、設計手順を改善するには
5.2 過去トラブルの再発を防止するFTAの効果的実施手順とは
6.演習問題
<演習問題1> FMEA解析:部品破壊事故を設計段階で洗い出す手順は?
<演習問題2> FTA解析:機器故障率算出と目標値に収める設計手順は?
質疑応答