書評検索結果

5件中 1~4件目


「ひらめきの法則」高橋誠著

投稿日 2015/11/20

世界のCEOを対象にしたアンケートで、リーダーに必要な資質No.1は「創造性」だそうです。

本書は創造性研究の第一人者である著者がアイデア発想の4ステップである「たんきゅう」「あたため」「ひらめき」「けっしゅう」を6章立てで、100件以上の事例で示したものです。

ものづくり.comでは、著者ならびに出版社了解の元製造、技術に関する部分を転載させていただきましたが、それ以外の部分を含めて続けて読んでみるのも楽しそうです。

優れた発明例をたくさん見ているうちに皆さんも素晴らしいアイデアをひらめくかもしれません。

「ビジネスモデルジェネレーション」A.オスターワルダー&E.ビニュール著

投稿日 2015/09/04

本書では、ビジネスモデルを描写する時に必要な項目を、漏れなく抽出するためのフレームワークを提案しており、それは3M、エリクソン、デロイトなどの一流企業で利用されています。

その項目とは(1)顧客セグメント(2)価値提案(3)チャネル(4)顧客との関係(5)収益の流れ(6)リソース(7)主要活動(8)パートナー(9)コスト構造の9つであり、これらをキャンバスと呼ばれるフレームの上にレイアウトすることで、対象となるビジネスモデルで検討し忘れているあるいは不足しているものを気付かせてくれます。

また成果を収めた既存のビジネスモデルが多くの協力者によって、このキャンバス上で分析されており、自分が検討中のビジネスモデルと比較することでどうやって成功するかの参考情報を提供してくれます。

新たな事業を開発中もしくは再構築中のあなたにおススメの一冊です。

「発想法」川喜多二郎著

投稿日 2014/06/04

大量に集まった言語データを体系化、整頓する時に、気軽にKJ法でと言ってしまいますが、本物のKJ法は単なるポストイットの貼り移しだけではない思想的側面を持っています。

KJ法の命名時に東工大教授だった川喜田二郎氏は、本来の専門が野外科学であり、実験科学と違って定量的にまとまらない大量情報の処理方法を工夫しているうちに、このやり方に到達しました。

本書名は「発想法」ですが、内容の大半はKJ法の成り立ち、効用、手順、注意点などですので、業務で使う機会の多い方は一度読んでおく事で、より効果的に実践できるようになることでしょう。

身近な事例と、学者とは思えない洒落た文体のためか、私の持っている2006年販売時で81版!いまや100版を超えてるかも?超ベストセラーです。

「新編創造力事典」高橋誠編著

投稿日 2012/05/08

日本創造学会会長でもある著者が、30年に渡るアイデア創出に関する研究の
粋を集めた500p近い大書です。アイデア創出、統合、収束の主要88技法の紹
介に留まらず、その意義付け、教育、事例、展望と広範な知識体系が展開さ
れています。