書評検索結果

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「新・管理者の判断力」C.H.ケプナー、B.B.トリゴー著

投稿日 2015/03/19

本書は1965年に出版された「管理者の判断力」(原著名Rational Manager)を実際の企業課題解決に適用していく中で、改善を繰り返しながら作り上げていった実践的な方法論の解説書であり、1985年に完成しました。

ということで、第5項に挙げた4つの手順を順次解説するにあたり、非常に多くの事例が挙げられています。

そして最後の2章を、実際に作業をする人間の問題と、組織的な導入について割いています。それは実際に導入しようとすると、論理だけで割り切れないこれらが障害になりがちであるという事を予感させます。

どうもうまく課題が解決できないと悩んでいる組織の管理者、担当者は一度手に取ってみてはいかがでしょう。

「問題解決手法の知識」高橋誠著

投稿日 2014/06/18

問題解決の本は比較的多数出版されています。それだけ社会的需要が多いからだと言えるでしょう。

本書は大学時代から50年に渡って創造的な問題解決を研究、実践してきた創造開発研究所の高橋所長が、アイデア発想を中心に執筆したものです。

ここでは問題の解決手順として、発散→収束と言う原則を示したうえでそれぞれの合計22技法を丁寧に解説しています。

現在抱えている問題を、確実に解決したいあなたにお勧めの一冊です。

「世界一やさしい問題解決の授業」渡辺健介著

投稿日 2014/02/20

本書は元マッキンゼーのコンサルタントであるMBAホルダーの著者が、中学生向けに問題解決を教えるという想定で執筆されています。

そのために音楽バンドやアニメ監督といった子供に馴染のあるシーンを例題としてMECE、課題分析シート、ギャップ分析、日程表、コスト分析、ポジションマトリクスなどを駆使して解決していきます。

子供たちがそこまでロジカルにやりますか?と突っ込みたくなるのをぐっと押さえれば、大人の入門書として立派に役立ちます。