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「マニュファクチャ2030 未来の製造業」松林光男監修

投稿日 2019/08/21

本書は、令和の時代に発刊された最先端生産プロセスの解説書であり、近未来工場の預言書でもあります。

日本の製造業が自信をもってグローバルトップと言えなくなった理由の一つは、技術そのものだけでなくIT戦略に問題があり、メーカーはもっと社内のIT人材を強化すべきと筆者は提言します。

その上で、
(1)自社のコア技術を活かし、
(2)時流を見逃さず、
(3)適切な組織と提携・協業を進め、
(4)グローバルに判断する
という4つの指針で独自戦略を策定することで、まだまだ発展の余地があると、製造業を鼓舞します。

とりあえず大きな問題は抱えていないものの、生産プロセスの将来的なステップアップ戦略を検討中の管理層におススメです。

「誰も教えてくれない生産管理システムの正しい使い方」本間峰一著

投稿日 2018/10/03

 本書は、生産管理システムを導入したものの、効率が上がらない工場の指導に奔走する筆者による「儲かる」システムの指南書です。

 現場の実状と生産管理の論理を知るSEは手一杯であり、工場の依頼サイドも、要望を伝えるスキルは高くありません。
 本来は生産性を上げるためのシステムが、一つ間違うと現場の足を引っ張るという悲劇を引き起こしかねません。

 本書では工場とシステム開発の間に立って、数多くの案件を調整してきた経験から、生産管理システムでありがちな問題点と対処法を超具体的に指摘します。

 どうもシステムが機能していないと感じる、もしくは今まさに導入を検討中の生産管理システム担当者におススメです。