第1節 表面テクスチャの知覚機序 1. 粗さの知覚機序 1.1 2種類の粗さ知覚 1.2 マクロ粗さ 1.3 ミクロ粗さ 2.硬軟の知覚機序 2.1 ヒトが感じる硬軟とは 2.2 柔らかさの知覚 2.3 硬さの知覚 3.摩擦の知覚機序 4.温冷の知覚機序
第2節 ゴム系材料の触感評価とテクスチャの関係 1.ゴム系材料の「べたつき感」評価について 2.摩擦力波形のテクスチャ解析
第3節 多変量解析を用いた触感の評価の分析 1.多変量解析 2.官能評価と多変量解析 3.多変量解析の手法 3.1 相関分析 3.2 主成分分析 3.3 因子分析 3.4 クラスター分析 3.5 数量化理論 4.主成分分析を活用した触感評価の分析 4.1 研究の目的 4.2 試料 4.3 官能評価 4.4 官能評価の結果 4.5 主成分分析 4.6 結論
第4節 数値シミュレーションの触感評価への応用 1.触覚の分類 2.表面形状と摩擦 3.表面形状と振動感覚 4.表面形状と温度 5.触感評価に基づく表面形状の設計の定式化 6.表面形状への1/fゆらぎの導入 7.3次元の表面設計問題
第5節 皮膚の接触状態シミュレーション 1.繊維のちくちく感 2.有限要素法による解析 3.繊維長の影響
第6節 オノマトペによる感性情報の定量化 1.形容詞よりも素材の微細な触感の違いを捉えられるオノマトペ 2.オノマトペの音韻と材質感・感性との結びつき 3.オノマトペ感性評価システムによる質感印象の定量化 4.質感を表す新しい広告表現と製品名の推薦
第7節 「さらさら」「なめらか」などの触感評価 1.触運動と触覚感覚受容器(人間の中のセンサ) 2.センサシステムおよび信号処理方法 3.計測結果の例
第8説 「なめらかさ」の解釈・解析とその評価 1.「なめらかさ」の言葉の定義 2.さまざまな感覚による「なめらかさ」の解釈・解析 2.1 視覚における「なめらかさ」 2.2 聴覚における「なめらかさ」 2.3 口腔内感覚における「なめらかさ」 2.4 触覚における「なめらかさ」
第9節 触感を決定する因子と定量的触感推定手法 1.触感とは? 1.1 触覚と触感 1.2 触感を表す用語と知覚メカニズム 2.機械受容器の特性と発火状態の定量化 2.1 機械受容器の種類と特性 2.2 機械受容器の発火状態の定量化手法 3.触感評価の具体例 3.1 触感評価の因子 3.2 触感の推定
第10節 しっとり感とべたつき感の定義解析とその評価 1.しっとり感の評価 1.1 角層水分量の測定 1.2 バリア機能の測定 2.べたつき感の評価 2.1 皮脂の測定 2.2 皮膚のテカリ、化粧くずれの画像評価 2.3 スキンケアおよびメイクによる皮脂抑制効果
第11節 レオロジー測定により感触の評価 1.レオロジー測定とは 2.ぬり心地のレオロジー 3.LAOS測定と分散系の測定ルーチン
第12節 硬軟感の呈示装置実現のための基礎的技術開発 1.多層物体の硬軟感における従来理論の検証 1.1 想定したふたつの簡易モデル 1.2 実験方法 1.3 実験結果及び考察 2.多層の物体の硬軟感において必要な要素の検証 2.1 実験方法 2.2 実験結果及び考察 3.多層硬軟感閾値の検討 3.1 実験方法 3.2 実験結果及び考察 4.これからの硬軟感検知のための技術開発課題
第13節 温冷覚の知覚特性ならびに提示と応用 1.温冷覚の知覚特性 1.1 温冷覚受容器 1.2 基礎的な知覚特性 1.3 多感覚相互作用 2.温冷覚の提示技術 2.1 温冷覚の提示手法 2.2 温冷覚提示の制御 3.温冷覚提示の応用 3.1 バーチャルリアリティ応用 3.2 インタフェース/メディアアートへの応用
第14節 風合いの精密計測技術 1.風合い計測の歴史的背景4) 2.KESシステムによる布の基本力学特性値の抽出 2.1 引っ張り特性(Tensile Property) 2.2 曲げ特性(Bending Property) 2.3 せん断特性(Shearing Property) 2.4 圧縮特性(Compressional Property) 2.5表面特性(Surface Property) 2.6 厚みと重量(Thickness and Weight) 3.KES基本力学特性値による風合い客観評価法の開発 4.KES特性値を用いた客観評価法の応用
第15節 繊維組成・表面柄が 不織布の物理特性と風合いに及ぼす影響 1.方法 1.1 試料 1.2 実験 2.結果と考察 2.1 主観評価値 2.2 物理特性値 2.3 主観評価値と物理特性値との関係 2.4 客観評価結果と主観評価値との関係 2.5 単位面積当たりの重さと客観評価による風合い値との関係
第16節 肌触り、風合いの測定、数値・波形分析 1.静摩擦係数の発生過程を測定 2.触覚の数値・波形分析 3.マルチセンシング触覚評価法
第17節 商品開発のための触り心地の数値化技術 1.風合い(触り心地)の研究の歴史 2.触り心地の定量化技術 2.1 風合い(触り心地)の判定方法 2.2 風合い(触り心地)の形容語 2.3 風合い(触り心地)の機器計測 3.触り心地の数値化技術を活用した商品開発事例 3.1 求められる触感 3.2 触り心地の機器計測技術の構築 3.3 製品設計
第18節 衣服の着心地の評価 1.衣服の着心地に影響を与える要因 1.1 生理学的側面から考える着心地 1.2 物理的側面から考える着心地 2.衣服の着心地に関する感性工学的研究 2.1 研究の背景 2.2 研究概要
第19節 自動車シート表皮布の 手触り感とシートの座り心地の感性評価 1.自動車シートに関するアンケート調査 2.表皮布の「手触り感」とシートの「座り心地」評価形容語 2.1 物理形容語(「手触り感」,「座り心地」) 2.2 イメージ形容語(「手触り感」,「座り心地」) 2.3 特徴形容語(「座り心地」) 2.4 「総合評価形容語」(「手触り感」,「座り心地」) 3.表皮布の「手触り感」評価について 3.1「手触り感」官能評価方法について 3.2 表皮布の物理特性の測定 3.3 表皮布の物理形容語と表皮布の物理特性との相関関係 4.シートの「座り心地」官能評価について 4.1 シートの「座り心地」評価方法について 4.2 シートの物理形容語と表皮布の物理特性との相関関係 5.シート着座時の被験者の体圧分布量測定
第20節 感性評価時における木材の触診動作解析 1.木材の樹種と表面塗装の違いが人に与える影響 1.1 研究の概要 1.2 方法 1.3 結果と考察 2.感性評価時における木材の触診動作解析 2.1 研究の概要 2.2 方法 2.3 結果と考察
第21節 飲料の「のど越し感」の計測、評価 1.嚥下運動計測法 1.1 「のど越しセンサー」の構成 1.2 嚥下運動計測 2.ビール飲用時の嚥下運動と官能評価との関連 3.ビール飲用時の嚥下運動とビール中の成分の関連
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