商品説明
学習のねらい
昨今ではプラスチック製品の分野が拡大し,プラスチック抜きで 製品や部品の設計は考えられません。しかし,プラスチックを用いた部品の設計には多くの知識が必要です。すなわち,成形部品の設計には材料の選択,できた成形品としての性質,およびその評価性の指定がポイントになります。本コースはプラスチック材料の特性,形状設計等を含めたプラスチック成形部品設計の基礎を,具体例をもとに学習します。
(旧「成形部品設計基礎コース」の全面改訂版です)
成形部品設計の基礎習得のために
学習期間:3か月
「開講は毎月1日です。希望開講月の前月20日までにお申し込みください。」
対象者・レベル
●成型品設計の基礎を体系的に身につけたいと考えている方。
●プラスチック成形品の開発・設計者、生産技術者等の方で、自分の知識を整理したい方。
●普通高校の物理・化学の知識がある方を対象としています。
到達目標
●金属部品設計と比較したプラスチック成形部品設計の基礎が身につきます。
●設計に必要なプラスチックの特性がわかります。
●外観・寸法等に注意した設計が身につきます。
動作環境
テストは全てWebを活用しますので、 受講にはインターネット環境が必要となります。
●パソコンOSとブラウザ:
OS(Windows® ):Windows 10
OS( Mac® ): Mac OSX 10.12.6以上
ブラウザ(Windows® ):Edge 最新版、Firefox 最新版、Chrome 最新版
ブラウザ( Mac® ): Safari 最新版、Chrome 最新版
●スマートフォン/タブレット:
推奨しておりません。
監修・執筆
●千坂浅之助
●日新工機(株) 白鳥良一
内容紹介
1. 成形部品設計の基礎
本分冊では,プラスチック成形部品設計における必要かつ基礎的な項目について学習する。まずプラスチック成形加工について概観し,次に事例を紹介しながら具体的に解説を加えていく。射出成形機のしくみと標準的成形動作,さらに専用化射出成形機についても学習する。
1.プラスチック成形加工のあらまし
2.プラスチックの成形加工
3.射出成形機のしくみ
4.射出成形機の標準的成形動作と専用化射出成形機
2. 設計の際に必要な成形の要因
本分冊では,プラスチック成形部品設計の際に必要となる,プラスチックの特性について学習する。まず金型のしくみについて学び,次に,成形材料と成形品設計の基本について学習する。さらに設計の際に考慮しなければならない,製造原価を知るための原価計算といった項目についても解説する。
1.金型のしくみ
2.成形材料
3.成形品設計の基本
4.成形品の製造原価を知るための原価計算とCAD/CAM/CAE
3. 成形品の形状設計
本分冊では.形状設計をテーマとして学習を進めていく。具体的には,有機高分子化合物の基本と成形収縮メカニズム,寸法精度,金型設計と寸法精度,成形品形状と外観品質,成形品設計と成形品機能といった項目について解説する。また、成形不良現象の発生メカニズム、実使用環境での耐久性についてシステムマチックな要因解析、対策検討のできることを目標とする。
1.有機高分子化合物の基本と成形収縮メカニズム,寸法精度
2.金型設計と寸法精度
3.成形品形状と外観品質
4.成形品設計と成形品機能