商品説明
学習のねらい
本講座は、金型製作の第一歩の基礎固めとして、熟練の実務経験者がプレス金型全般について基本に重点を置いて解説します。現場ですぐ役に立つ基本技術に加え、効率化のための標準化、CNC 工作機械、CAD/CAM の活用等の最新技術について学び、プレス金型の全般を理解することができます。
プレス金型設計・製作の基礎力を養成
学習期間:5か月
「開講は毎月1日です。希望開講月の前月20日までにお申し込みください。」
対象者・レベル
●現在プレス加工に携わっていて、これから金型の設計・製作について学びたい方。
●配置転換等で、これからプレス加工に従事する方。
●プレス金型の設計・製作技術の知識が必要とされる購買、製品設計、生産技術担当等の方。
到達目標
●プレス金型の基礎が理解できます。
●プレス金型の設計・製作に必要な各種金型の構造と用途がわかります。
●各種金型の工作法がわかります。
●専門書が理解でき、さらに上級技術者への足掛かりとなり、さまざまな応用への道が開けます。
動作環境
テストは全てWebを活用しますので、 受講にはインターネット環境が必要となります。
●パソコンOSとブラウザ:
OS(Windows® ):Windows 10
OS( Mac® ): Mac OSX 10.12.6以上
ブラウザ(Windows® ):Edge 最新版、Firefox 最新版、Chrome 最新版
ブラウザ( Mac® ): Safari 最新版、Chrome 最新版
●スマートフォン/タブレット:
推奨しておりません。
監修・執筆
●東京都立工業高等専門学校校長 東京都立大学名誉教授 西村 尚
●山口設計事務所 山口文雄
●(有)サイトウ設計技術研究所 斎藤 弘
●元(株)日立製作所 清水唯二
●吉田技術士研究所 吉田弘美
内容紹介
1. プレス金型の基礎
本分冊ではプレス金型の基礎知識を学ぶ。まず、金型図面の読み方・書き方を通して金型設計のアウトラインをつかむとともに、金型の構造や部品の機能についても学び、以降の分冊の理解を容易にする。また、金型の標準化をどのように考え、どう進めればよいかについても解説する。
1.プレス加工と金型及びプレス機械
2.プレス金型設計の基礎知識
3.金型構造・機能と金型部品
4.金型プレス加工のシステムと設備の概要
2. 抜き型と曲げ型
せん断加工の知識、切り口断面、打抜き力、材料歩留り、抜き型のトラブル対策、曲げ加工の知識、曲げ加工力、ブランク展開長、スプリングバック、曲げ型のトラブル対策等について、設計上の基本的なルールを学習し、設計事例による実用面の応用技術を学ぶ。
1.抜き型の設計とせん断加工の実務知識
2代表的な打ち抜き型の例
3.曲げ型の設計と曲げ加工の実務知識
4.事例による曲げ型の設計
3. 絞り型およびその他の金型
絞り加工で作られる製品形状は多種多様であり、大きさもさまざまである。本分冊では材料の塑性変形の過程を理解し、絞り加工およびその他の加工法、成形加工、圧縮 加工、特殊加工の実務における金型の知識と応用を学ぶ。
1.絞り加工の知識
2.絞り加工の工程設計と金型構造
3.成形加工および成形型
4.圧縮加工および圧縮型
4. 順送り型およびその他の自動化型
本分冊では、自動化型として最も代表的な順送り型を中心に、ロボット型、トランスファ型、その他の自動化型の特徴、製作上の注意、および各種のトラブル対策等の基本と実例について述べる。
1.順送り型の特徴
2.順送り型の設計および製作
3.トランスファ金型およびその他の金型
4.自動化のトラブルとその対策
5. 金型工作法
本分冊では抜き型を中心とした金型工作法について、現場作業にできるだけ沿って、つくる立場で学ぶことをねらいとし、これだけは知ってほしい、身につけてほしいと いう内容について解説する。
1.金型加工に用いる機械とその特徴
2.金型部品の加工法
3.標準部品の利用・型材と熱処理
4.金型の仕上げと組み立て・検査