ブレーンライティング、紙に書いて行うブレーンストーミングとは

 ブレーンライティングは紙に書いて行うブレーンストーミングです。 西ドイツの経営コンサルタントであるホリゲル氏が考案しました。

 ブレーンライティング法は635法ともいわれ、 6人が5分のうちに3つのアイデアを出していきます。

 右図のような3列6段、18枠のシートにアイデアを書きます。

  

 1人18個のアイデアが出るので、6人ですと108個のアイデアとなります。 30分くらいの短時間で100個以上のアイデアが出る方法です。

 

全体のフローを右に示します。

 

 

 まず、1段目の願望を出します。 商品開発の場合、お客様の願望を叶えるのが、 商品開発のヒントですので、ここは5分ではなく、 10~20分くらいかけて決めましょう。

 

 6人全員が願望が書き終わったら、メンバーで見せ合い、 どんな願望が出ているか確認します。

 そして同じような願望があったら、異なる願望に変えます。 異なる願望に変えた方が、違って視点でのアイデア発想ができるからです。

 1段目が書き終えたら、タイムキーパーが5分を計測します。 3分、4分、4分半、10秒前とカウントをすると、 メンバーにわかりやすいと思います。 

 2段目、5分、3段目、5分と続き、6段目まで行います。 2段目の5分は長く感じますが、5段目、6段目となると 前のアイデアを確認するだけで時間がかかり時間が短く感じます。

 とっさのひらめきを大切にするために、時間厳守で進めていきます。

ブレーンライティングのポイントは、

① 前の人のアイデアをよく読みます

② 最初のアイデアの趣旨を生かしてアイデアを育ててゆきます

③ 絶対に空白のままで,隣に回さないこと

④ 単に時間を延ばすのはよくありません

⑤ 短時間で集中して,とっさの「ひらめき」からアイデアを出します

⑥ 最初の1行は,一連のアイデアの種になります。 時間を少し多めにとってじっくり考えましょう。

 

 実は、6人いなくてもこの方法は使えます。4人の場合ですと、3列4段、12個のアイデアが出ます。 合計48のアイデアが出ます。

 6人で出...

したアイデアを「いいね」と思ったアイデアに☆印を付けて、 人気投票をすると、アイデアの絞り込みができます。3個以上☆が付くと過半数の支持、 ☆4個で6割、☆5個で8割の支持があることになります。

 1時間もあれば、2回周りできるので200個以上のアイデアが出てきます。 短時間に集中してアイデアを出したい方にお勧めです。

 是非挑戦してみて下さい。

◆関連解説『アイデア発想法とは』

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