製品開発システム化の目的

 顧客価値を追求した製品開発とはどうすべきでしょうか?しかもなるべく短時間で検証できる方法とは。

 製品企画をシステム化すれば、そのステップを明確化にし、実務する業務とその方法論を定式化することによって効率化、確実な成果が期待できます。 今回は、製品開発を標準化して、検証するシステムの構築の方法をお伝えします。
 

1.現状製品の把握、競合製品との比較

 コンジョイント分析を活用して、自社スペック、競合スペックを入れた調査設計を行い、顧客に購入意向を確認します。

 

2.自社製品の弱みを顧客価値として追求

 前項で得られた結果から自社の弱みを転換する顧客価値を追求します。ここでは顧客への観察調査、ヒアリング、インタビューを活用します。さらに独創的な発想を入れるためにアイデア発想法を用いて、新たな価値を発掘します

 

3.顧客価値が購入意向に活かされる企画案の評価

 前項で得られた顧客価値をコンジョイント分析のスペックに入れて、第1項のスペックで比較する調査設計を行い、顧客に購入意向を調査します。この分析結果から、新たなスペックが顧客に評価されたかを検証します。


 1~3の各ステップのつながりをポイントに、流れを体系化して実践していきます。また、顧客の問題に応じて、アンケートを設計し、分析業務を行います。
 
 自社製品の問題点を把握して、問題点からユーザーニーズを付加し、独創的なアイデアを創出してから製...

品コンセプトを設定して、それを設計にリンクするまでの方法論であり、ここでその手法の目的と概要と全体像を把握します。

 業種や製品特性に応じて、各手法を取捨選択したり、手法の運用順序を変えて使って、良い企画システム作りの考え方を理解することが重要です。
 

【関連解説:商品企画七つ道具】

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