行動科学、自己分析の新たなアプローチとは

 

【目次】

    ある大学のキャンパスで、大学生対象にレゴ®︎ブロックを使った自己分析をしました。今回は、行動科学、自己分析の新たなアプローチ、レゴシリアスプレイ®️メソッドの解説です。

     

    1. 自己分析は何故必要か

    自己分析は、社会人として40年、50年仕事をする上で自分を理解して、自分らしい働き方が出来る様になるために、自分を知る事が大切で、それが自己理解であり、自己分析です。 

     

    2. レゴ®︎ブロックで形を作るのに慣れる

    レゴ®︎シリアスプレイ®︎のレゴ®︎ブロックは、大人の人材教育用のものです。市販のものとは違い、かなり複雑な形をしています。その取り扱い、ブロックの説明とどの様に繋ぐのか、まずはブロックを触ってカタチづくりがスムーズに出来る様慣れてもらいます。 

     

    3. レゴ®︎ブロックで形(作品)を作る

    *①〜③は、形(作品)づくりの後、ペアの子に指さしをしながら説明、質問に答えた時の「気づき」を付箋(①黄色②青③ピンク)に書きます。そして、3枚を並べて自己分析。そこからの気づきから自分の特徴などを理解する。

     

    参加者は、スムーズに自分自身を見つめ、自分の中にある自分自身を理解する事が出来ます。紙を前にして、自己分析をするよりも、レゴ®︎ブロックで形(作品)づくりをし、3Dですから、双方向からその作品を見て、...

    自分の中の「何か」を発見します。感想は、やりやすかった。気づきが多かったがほとんどです。

     

    組織づくりのステップは、「自己理解 → 他者理解 → 意思疎通 → チームビルディング」です。自己分析は、「自己理解」をするのに欠かせません。

     

    4. レゴシリアスプレイ®️メソッドと教材の活用

    わたくしの会社では、2018年より「レゴ®シリアスプレイ®の技法と専用教材を用いたワークショップ」を社員研修として導入しています。当初はおもちゃを使った研修程度に解釈していましたが、進めて行くうちに、他の研修とは違う何かを感じ、その翌年から認定ファシリテーターの川村先生と2人3脚で、本格的に「レゴ®研究」を始めることになりました。 

     

    ダイバーシティの時代、企業に必要なのは「組織経営」です。「個」が役割を持って、「組織(チーム)」でゴールをめざす。その入り口となる、「個の意識」をどのように攻略していくのか。そこで「組織づくり」のための手段・手法として「レゴ®ブロック」が注目されています。

     

    「レゴ®ブロック」でのワークショップは、対象者と目的にフィットするプログラム設計をすると、非常に短時間でかつほぼ全員がそのゴールに到達することがわかりました。ほぼ100発100中です。わたくしたちは、2年以上かけ数々の失敗と反省を繰り返す中で、ひとつの形に辿り着きました。

     

    それは、わたくしたちだからできる「レゴ®シリアスプレイ®の技法と専用教材を用いたワークショップ」のプログラムです。ここに「レゴ®シリアスプレイ®の有効性について」をご紹介させていただきます。みなさまのレゴ®ワークへの理解に繋がれば幸いです。

     

    2018年10月から、会社のメインターゲット『意識』を攻略する手法として、3Dを活用することにしました。みなさんご存知のレゴ®️ブロックです。私どものメインターゲットは『意識』です。意識は数字で測れるわけではありません。『意識』は、みなさん持っていますが、その程度がわかりません。高い、低いのざっくりとした事は感覚でわかりますが、実際のところはかりません。研修をして、どこまでその方が変わったのかもわかりません。

     

    例えば、立派な人間になりたい、夢をかなえたい、幸せになりたい、楽しい、悲しい、辛い、頑張りたい、頑張れない、、その人がどう思うか、どう考えようとするのかの意識です。ハラスメント、チームビルディング、コミュニケーション、リーダーシップ、、、すべて意識です。 

     

    私は、この厄介でわかりづらい「意識」を対象物として人材育成をしています。見え辛いターゲットである「意識を深める」「意識を変える」わけですから。その判断材料は、「行動の変化」から「会社貢献」「社内改善」「生産性向上」「業績アップ」が出来たかどうか。

    ところが、働き方改革となって、企業、経営者が『社員の意識」に真正面から向き合わなければいけなくなりました。「社員研修」に求められるものは、当然ハードルが上がってきます。ただ、こちらもさらに厄介な問題があります。

    以前は、年齢ごとに階層ごとにカラー、一定の決まったタイプ、共通項がありました。今は違います。若者が多様化しているのです。これから特に外国籍も増えていきます。企業が求められるのは「ダイバーシティ」です。さまざまな思考、その根源は意識ですが、様々をどの様にベクトルを合わせて一丸となって業務を進めていくのか。益々多様化する「さまざまな意識」をどうするのか、その対策をしっかり練らないといけなくなりました。

     

    そこには、何らかの得策が必要となります。そこに目をつけたのが『3D』。巧みな言葉で皆様の意識に刺激を与えるのではなく、皆さまの意識が変わる様な「行動する」機会提供をするわけです。そこで、私が注目したのが「レゴシリアスプレイ®️メソッドと教材を活用したワークショップ」です。

     

    【出典】株式会社トライアングル・トラストHPより、筆者のご承諾により編集して掲載。

     

    ↓ 続きを読むには・・・

    新規会員登録


    この記事の著者