「サーバー技術」

ネットワークを通じて処理をおこなう分野においてサーバとは、ユーザーからの要求に対し、必要な処理をおこなうコンピュータやプログラム、その技術を指します。インターネットを利用するときに、検索するとすぐに結果が表示されるのは背後でサーバがそのリクエストを処理しているからです。その種類や用途は多岐にわたります。メール送受信では、送信サーバ・送信先を調べるサーバ・受信サーバなど、複数サーバが連携してその処理を実現しています。

◆ サーバの種類

サーバという用語は、コンピュータとしてのサーバを指す場合と、用途別のソフトウェアとしてのサーバを指す場合がありますす。コンピュータとしてのサーバは、物理サーバと仮想サーバの2種類の仕組みがあります。

 

物理サーバは、物理的に存在するサーバを指します。物理的ハードウェアリソースを所有し、容量が不足した場合には台数を増やして対応する必要があります。サーバ1台に搭載できるOSは1種類で、仮想サーバのように複数OSが並行して稼働することはありません。仮想サーバを用いればハードウェアを増設することなく新サーバを構築することが可能なため、ハードウェアリソースを有効活用でき、コストの削減が期待できます。仮想サーバは、仮想化ソフトウェアを用いて複数OSを動かし、複数のサーバと見なして稼働させる仕組みです。

 

◆ 共有データサーバとは

共有データサーバは、いまや組織のナレッジマネジメントに必須の概念であり、PCは計算機というより、サーバーにアクセスするための端末となっています。組織の中でどのように情報を管理し、構成するかは、業務の生産性に極めて大きな影響を与えます。


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