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1. 強みを生かすとは
強みを生かすというのは人材育成に限らず、製品の性能や品質に対しても当てはまります。会社の製品やサービスが他社や競合よりも何か優れていることがあれば顧客から選択されます。しかし、優れていることが特になければ消去法的に選択されることはあっても、積極的に選択されることが少なくなります。その結果競争力を失っていきます。
これは製品やサービスに限らず人材も同様です。誰でも出来る仕事だから順番に人を選択した場合は単調な作業を安い賃金で使われます。相手に選択される立場です。しかし、その人しかできない仕事であれば、むしろ自分が選択する立場に立つことができます。仕事をするパートナーや条件をある程度自分の裁量で決められます。
では反対に弱みに注目した場合はどうでしょう。人間の自己評価として強みをあまり意識せずに弱みを注目してしまう人がい...
2. 謙虚さとは、異なる意見を聞いた時が分かれ目
頑固な人よりも謙虚な人の方が話しやすく接しやすいようです。では謙虚な人とはどのような人でしょうか。謙虚な人のイメージとして素直、意見をゴリ押ししない、当たりがソフトなどがあります。しかし、最も大きな特徴として相手の話をよく聞くことが挙げられます。これは相手の話をうのみにするのではなく、相手の話をしっかり聞いたうえで自分の意見はきちんと述べます。頭ごなしに相手の話を拒否したりしません。これはシンプルですが、意識しないと実行するのは難しいです。
自分と同じ意見、話を聞くのは特に問題ありませんが、自分と異なる意見を聞くのは気持ちいいことではありません。反射的にその意見を遮り反対意見を言いたくなります。しかし、相手も自分の意見が正しいと思っているのでお互いに説得させようとしてしまいます。これが冷静な議論でおさまらず、感情的になるとおさまりがつかなくなり、最終的には口論になります。
謙虚な人は相手を自分の意見に説得したり、納得させたりしません。相手の意見も否定しません。自分の意見はあるが、それを聞き入れるかどうかは相手にゆだねます。人と意見が合わないことは起こり得ることであり、必ず統一した意見を持つ必要はないのです。もちろん人の意見を全て受け入れる必要もありません。反対意見に無理矢理従う必要はありません。明らかに自分と異なる話や意見を聞いた時にすぐに拒否するか、一旦相手の話を聞くかが分かれ目です。
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