行動科学、自虐と反省、能力と実績の理解

【目次】

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    1. 自虐と反省は、目に見える現象や行動によって自分を観察すること

    自分の責任で何かミスをした時は謝罪したり、反省します。それは次回同じミスを繰り返さないようにするためです。ミスを繰り返さないためにソフト的な意識や勉強とハード的な対策や改善があります。いずれの方法でも前向きな行動です。その源になるのは良い製品を作る、良いサービスを提供するという意識です。その一方で、自虐があります。自虐と反省の違いは自虐には前向きな行動がほとんど見られず、ただ落ち込みやすいことです。

     

    そして自虐の言葉としては「私のせいです」と言いやすいです。この言葉は反省の時の謝罪にもよく言われます。同じ言葉なので、言葉だけでは反省なのか自虐なのかわかりません。その後の行動に注目しないとわかりません。自虐であれば同じよ...

    うなミスを繰り返します。反省であれば、同じようなミスが減少していきます。

     

    自分の態度が反省なのか自虐なのか分からない時は自分の気持ちではなく、身の回りでおきている現象や行動などに注目します。自分を客観視しようとしても自分の気持ちや感情が出てしまうので、それを防ぐためにも目に見える現象や行動によって自分を観察します。

     

    2. 能力と実績は、自分の能力、専門性と顧客の要望に関係すること

    仕事に限らず色々な場面で能力重視か、実績重視か、という議論は起こります。どちらが善い悪い、優れている劣っている、というよりは両者の立場が違うので比較することは難しいです。それはお互いの評価基準が異なるからです。能力重視は計画性、生産性、チームワークなどを評価項目が組織内部になりやすいです。それに対して実績重視は売上高、顧客の数、知名度など評価項目が組織外部になりやすいです。人によって得手不得手、好き嫌いがはっきり分かれることもあります。自分はどちらが得意か意識すると仕事もやりやすくなるでしょう。

     

    そして能力と実績はその比率を100:0のように極端に振り分けることは出来ません。どれだけ能力重視の姿勢をとっても実績がゼロでは事業存続ができません。同様に実績重視しても、能力がなくては実績を上げることは出来ません。自分がどちらを得意とするかを知ることです。得意な方を多めにするとバランスが取れるかもしれません。能力と実績はシーズ(自分の能力、専門性)とニーズ(顧客の要望)にも関係してくるので、どちらを基準に事業を行うかです。顧客が欲しがる製品やサービスを作り出す能力(シーズ)、時代とともに変化する顧客の要望(ニーズ)に対応して実績をあげる、その両方が求められます。自分自身のなかで能力と実績を切磋琢磨して磨き上げましょう。

     

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