人財教育・人材育成、謙虚と卑屈、「そもそも無理だった」という理由

【目次】

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    1. 謙虚と卑屈

    傲慢な人より謙虚な人の方が、人あたりがソフトです。しかし、謙虚も度が過ぎると卑屈になってしまいます。謙虚な人とは素直なことや、人の話をよく聞く人です。そして卑屈な人とは自分に対してネガティブであり、自分の意見を出さずに人の言うとおりに動く人です。謙虚な人と卑屈な人は全く別です。例えば、人から意見を求められた時に、謙虚な人は自分の意見をしっかり述べます。それに対して卑屈な人は自分の意見がなく、相手の考えに従います。どちらも自分の意見や我を大きく主張しませんが、自分の意見をしっかり持っているかどうかにおいて違いがあります。

     

    また、周りの人との...

    関係性も違います。謙虚な人は周りの人と対等の立場で接します。卑屈な人は周りの人より自分を下げた立場で接します。意識しているかどうかはわかりませんが、卑屈な人はいつの間にか周りの人に従いながらネガティブになっていきます。このような時は周りに卑屈な人を操る人も現れてきます。自分の言うとおりに卑屈な人を動かします。言われた人は、嫌と思いながらも言われたことを実行していきます。

     

    卑屈な人は自分が卑屈と思うことが少なく謙虚だと思うかもしれません。しかし、遠目から見ると違っています。卑屈な人自身が気づくとともに、周りも協力的になることで卑屈から抜け出せます。

     

    2. 理由

    何か一つの結果が起こると理由を知りたくなります。「なぜそうなったのか」「なぜその選択をしたのか」といったことはよくあります。そして理由を聞いて納得することもあるでしょう。しかし、全ての結果の理由に納得できるとは限りません。「B社の方が優れていたからB社を選択した」と言われても必ず納得できるとは限りません。「B社よりウチの方が良い」と考える人もいるでしょう。そして理由が客観的な時もあれば、感情的な時もあります。そうなると、いくら理由を聞いたところで「なぜ」の繰返しとなるでしょう。ここまでくると、もはや議論することが時間のムダではないかと感じるようになります。

     

    自分には自分の立場、相手には相手の立場があります。もちろん、お互いに利害関係があります。そこからの理由なので話がかみあわないことが起こります。改善して次につながるための理由があるなら聞く必要があります。しかし、自分ではどうしようもない理由の時は深く追求することや、理由を聞く必要すらないでしょう。「そもそも無理だった」というのが理由かもしれません。

     

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