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経営品質協議会オープンセミナー報告(2011/01/04配信)
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ものづくり工学通信 2011年1月4日号
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ものづくりに日夜奮闘されている皆様、
新しい年が明けました。必ずしも明るい展望を描けないのは、TPP問題
にせよ普天間基地、尖閣諸島などの国際問題にせよ、方向感のない政治が
大きな要因です。
万人が100%満足する解答などありません。20年、50年、100年後の理想像
を示して現在の優先事項を決定し、不利益を受ける組織/人々については最
大限の配慮と説得を示すしかありません。
企業においても、冷静に考えればやるべきことは思いのほかシンプルであ
り、その実行力とスピードが競争力と言えそうです。
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今号の内容
1.来年度の教育/セミナーガイド発刊
2.技術士1次試験合格者発表
3.経営品質協議会オープンセミナー報告とお知らせ
4.山梨県品質工学研究会1月例会のお知らせ
5.月刊技術士最新号より「技術者魂と人材育成」
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1.来年度の教育/セミナーガイド発刊
製品/経営品質向上支援の2大組織である日本規格協会と日科技連から、
来年度のセミナー計画と案内が公開されました。
日本規格協会は全般的な品質管理からISO、品質工学など100種類以上
を全国8会場で揃えており、日科技連は問題解決技法やマネジメントを
主体にやはり100種類以上のプログラムを用意しています。
この2組織だけで合計200種類以上、さらに他の団体分を含めた多数のプ
ログラムから、自組織に最も必要とする教育を探すのは容易ではありま
せんが、ものづくり工学マトリクスを利用するなどして着実に習得して
社会変化に対応したいものです。
http://seminar.jsa.or.jp/seminar/seminar.php
http://www.juse.or.jp/about/589/
2.技術士1次試験合格者発表
12月22日に今年度の技術士第一次試験合格者の発表がありました。制度
変更のあった平成15年度から受験者/合格者とも減少傾向にありますが、
これはJABEE認定による1次試験免除者増加もひとつの原因でしょう。
今回の合格率は37%でしたが、建設部門を除く19部門の平均は52.8%で
決して難しい試験ではありません。自分の技術力確認のため、自己啓発
のツールとして是非来年挑戦してみてください。受験者の平均年齢は36.
5才ながら、20代や50代も多数挑戦しています。
”技術士受験を応援するページ”(http://www.pejp.net/pe/)に各種
情報が揃っていますので、過去問で手ごたえを試してみましょう。
http://www.engineer.or.jp/c_news/001/001179.html
3.経営品質協議会オープンセミナー報告とお知らせ
経営品質向上活動で効果をあげるには、学習するだけでなく実践が重要
ですが、簡単には経験できません。12月21日に経営品質協議会が提供す
るオープンセミナー「評価尺度の検討プロセスを体験する」に参加して
きました。
BSCを実践する時も、評価尺度で悩む事はよくあります。このプログ
ラムでは、「明るい職場」といった抽象的な目標に対する指標をグループ
ワークで追求し、非常に貴重な経験を得る事ができました。
この後も別課題でのセミナーが予定されていますので、是非御体験下さ
い。
http://www.jqac.com/about/open_ex_seminar.html
4.山梨県品質工学研究会1月例会のお知らせ
山梨県工業技術センターで奇数月に開催される本会ですが、1月21日(金)
は森輝雄顧問による講演「田口と設計科学(椿・河村)の2段階設計の
比較・解説」がメインイベントです。2008年に数理統計研究所の椿・河
村両氏から提案された「2段階設計の新規な平均値指標と安定化指標」と
従来タグチメソッドの2段階設計を比較しながら、要点を解説して頂きま
す。
会員外のスポット参加も可能ですので、関心のある方は御連絡下さい。
http://yqes.web5.jp/index.html
5.月刊技術士最新号より「技術者魂と人材育成」
月刊技術士は会員向けに配布される雑誌で、巻頭には毎回産業界の第一
人者が登場します。12月号は九州工業大学の松永守央学長が近年の産業
構造の変革を概観した上で、「斬新なアイデア・戦略と若者の活力が未
来を切り拓く」と主張し、ビジネス感覚を持った技術者の育成を訴えま
す。これはつまるところMOT(技術経営)教育の必要性ですが、芝浦
工大に初めてMOT大学院が開設されて8年たった現在、教育界に対する企
業の関心は決して芳しいとはいえません。MOT20年、MBA130年の歴史を持
つ米国並みになるには、もう少し時間が必要でしょうか。
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J1に昇格するヴァンフォーレ甲府の補強は順調に進み、今年も活躍が期
待できそうです。さらなる飛躍を支援するため、先ごろ法人会員に申し込
みました。ホームの毎試合指定席券2枚が届きますが、私は見に行けない試
合が多いため、余分なチケットをクライアントさんに差し上げます。
希望の方は御連絡下さい。
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